SORACOM Blog

ソラコムの最新情報をお届けします

ちょっと空いた時間で「ソラコムの働き方」のご紹介と、お盆期間中の対応について

さすがにお盆は静かにしている、ソラコム “MAX” 松下です。 みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?

ソラコムはリモートワークを基本としていることもあり、メンバーは各々のタイミングでお休みをいただくようにしています。 ※ ちなみにお盆の期間中もお休みをいただいておりまして、その間のお問合せや出荷については後述しています。

最近では一緒に働くメンバーを募集し始めたこともあり、働き方や “なかのひと” のインタビュー記事も掲載しています。 先日公開された 社員レポート Business Development 編 の他、社員レポート インサイドセールス編 といった形です。

今回は、お盆のこの時期、ちょっと空いた時間で読んでいただける「ソラコムの働き方」のご紹介をしようと思います。

ソラコムでの働き方

ソラコムではリモートワークが基本となっているのですが、さまざまなツールを使ってコミュニケーションしています。 ただし、漫然とツールを使うだけではなく、メンバー全員で共有している「SORACOM カルチャー」というものがあってこそのツールの活用なんです。

また、リモートワークだからこその合宿も行っています。

働き方についてはスライドで公開したこともあるので、そちらも見てみてください。

ユーモアも大切にしています

ソラコムの開発は2週間を1単位としたスクラムです。そしてリーダーシップ・ステートメントの中にある「Deliver Results - 結果を出す」をとても重視しています。 大変ではありますが、そんな中でも同じくリーダーシップ・ステートメントの「Likability = 一緒に働いて楽しい人に」も大切にしており、その成果(?)としてエイプリルフール・ネタでさえ本気で作るという徹底ぶりです。

ソラコムのエンジニアチームは、利用していただいている方の声を「Customer Centric - 顧客中心に考える」としてとても大切にしています。 利用していただいている方の規模ではなく、たとえ開発者個人の声でも役立つと思えば対応します。それが #ソラコムサンタ という通年イベント(?)です。

この #ソラコムサンタ というハッシュタグは、ソラコムのメンバーのほとんどが注目してまして、よく読んでいますよ!

2018年 お盆休み中のご対応について

スタートアップとはいえ、お盆休みもあります。

  • ご注文に対する出荷について: 8/11 から 8/15 まで出荷をお休みさせていただいております。この間においてもオンラインからご注文は可能ですが 8/16 以降の出荷となります。
  • お問合せに対する対応について: 8/13 から 8/15 までサポート窓口をお休みとさせていただいております。この間においてもオンラインからお問い合わせは可能ですが、サービス障害に関する内容以外については 8/16 以降の対応となります。

おわりに

私はエバンジェリストとして地方を回っていますが、これまで紹介した働き方のおかげで楽しく働けています。 またメンバーのほとんどは東京ではありますが、大阪在住のメンバーもいますし、そういった意味では場所の制約はかなり少ないと感じています。

現在さまざまな職種を募集しております。是非とも応募してみてください! 来たれ、未来のソラコムの仲間!

ソラコム “MAX” 松下

社員レポート#2 〜 Business Development 〜

みなさまこんにちは、ソラコムバックオフィス担当の平です。 2週間ほど前から始まった社員レポートシリーズ(初回のレポートはこちら)、少し時間が空きましたが今日は第2弾のお知らせです。今週来週でお盆休みに入られる方も多いと思いますが、ぜひ休暇の合間に眺めていただけると幸いです。

2回目の今日はBusiness Development職を特集します。 進化のスピードがとても早く組織も柔軟なソラコムにおいては、一般的に言われる職種のイメージと実際に行われている仕事の内容が(その範囲や深さについて)異なっていたりする場合が多々ありますが、Business Developmentも正にそんな職種の一つです。さてどんな職種なのか、早速担当の高橋に深く語っていただこうと思います。

ーtaka、どうぞよろしくお願いします。

みなさまこんにちは、ソラコム高橋(taka)です。どうぞよろしくお願いします。

ー早速ですが、まずはソラコムでのBusiness Development職について解説をいただけるでしょうか?

Business Development (以下 BD)という職種は、日本語では「事業開発」と言われることもあるポジションですが、ソラコムにおける BD は時に Business and Development と言われたり Business Developer と言われたりすることもあります。 というのも、ソラコムにおける BD は、SIM の作成やリファレンス・デバイスとして販売する端末の選定や調達といった業務も担当しており、エンジニア・開発者的な業務内容も多くなることがあるためです。

ーなるほど、Business Developer・・確かに一般的にBD(事業開発)に対して持たれているイメージとは少々違いますね。

もちろんビジネス面においては、新しいサービスを世の中に出すにあたっては、サービスの内容や提供条件を整理したり、お客様に対して提供する料金の仕組みや価格設定を考えたりといった企画系の要素もあります。

また、ソラコムの場合 MVNO として携帯電話(セルラー)ネットワークを提供しているため、調達元である MNO と交渉や日常的な運用について協力しながら行うことも必要です。特にソラコムでは日本だけでなく、お客様にグローバルに使っていただける IoT プラットフォームを目指しているため、海外の携帯電話キャリアとの関係構築も必要になります。

ー具体的にはどんなスキルが求められる職種ですか? BD に必要なスキルセットとしては、まず携帯電話を中心とした通信業界もしくはクラウドの技術への十分な理解のいずれかはプロフェッショナルとして十分な経験をお持ちであることを期待しています。

併せて、リファレンスデバイスの取り扱いをはじめ、センサーやゲートウェイに関する知識を必要とされることも多いため、特にセルラー関連デバイスを扱われた経験があるとより仕事をしやすいと考えます。

その上で、ソラコムが提供する価値を正しくお客様やパートナー様にお届けするためという観点で、その他の領域についても十分な知識や経験をお持ちの方を求めています。

求めるマインドとしては、ソラコムの「リーダーシップステートメント」への共感と共に、特に BD においては、携帯電話や IoT の領域は、日々新しい技術やプロダクトが産まれることから、アンテナを高く張ることと共に自分で手を動かして試して・実践してみることが出来る方がソラコムの風土にはマッチしているのではないでしょうか。

ーふむふむ。(メモメモ) *補足:語り口はとても紳士的なtakaですが、新しい技術やプロダクトへの好奇心と飽くなきビジネスへの探究心は弊社のエンジニアも舌を巻くほどで、過去にはこんなブログも出しています。

taka (写真:SORACOM UG Tokyo #9 にて)

ー他にはどんな特徴がありますか?

BD は社内の各ポジションと協力しながら、個人・法人のお客様が IoT に取り組むためのハードルを一つ一つ取り除いて行くことを目指します。 IoT のビジネスはこれからまだまだ拡大が見込まれている領域です。通信の技術としても、デバイス側のハードウェアの領域でも、クラウドの環境もまだまだ進化を続けるチャレンジングな世界です。

ーこの世界に魅了されて、ある時は深センでWeChatPayを使いこなしていたり、ある時はフランス在住のメンバーと新しいデバイスを共同で仕入れていたりするんですねw 大変な仕事とは思いますが、側から見て何よりも楽しんでいるんだなぁという印象が強くあります! ーもう少し具体的に、「やっていて面白いなぁ」とか「大変だけどやりがいがある」と思うのはどんなところですか?

私は仕事としては BD ですが、個人としては “Maker” であり続けたいと思っています。 ソラコムとしては、勝手に使える・自分だけですぐに使い出すことが出来るサービスや、手軽に入手できる・欲しい時に個人でも1つからリーズナブルに手に入るリファレンスデバイスを提供するといった “Maker” にも使いやすいサービスであることを意識しています。こういったソラコムのサービスや特徴を活かして、お客様のビジネスがスケールしていくのを見ることはとてもやりがいがあります。

また、シンプルに「新しい技術」や「デバイス」を見たりするのが好きです。だいぶ「積み基板」も増えてしまいましたが(笑)

ー積み基板・・海外含め色々なところから取り寄せている姿が目に浮かびます 笑 ー最後に、先ほど「BD は社内の各ポジションと協力しながら」とおっしゃっていましたが、BD内でもメンバーで協力をされている形なのでしょうか?

はい、今はもう一人のBD(kenny)と役割分担しつつ密な連携を取りながらオペレーションをしています。 担当範囲が広いため - 海外オペレータを含めたキャリア・パートナーとの交渉を中心に業務を行う - デバイス方面を中心に商談初期からサポートまでを一貫して担当する ことのどちらか一方(両方でももちろん歓迎いたします)で仕事をしてみたい!という熱い想いを持つ方の応募をお待ちしております。

taka (写真:昨年のFamily Day BBQにて)

ーtakaやkennyと一緒に新規技術やデバイスについて熱く語る新メンバーの姿を見られるのは私も一チームメンバーとしてとても楽しみです!今日はありがとうございました。

ありがとうございました。

社内でも定義が難しいよね、と最近はネタの一部にもなっている感のあるBDの仕事内容について、とうとう具体的に聞くことができました。みなさまにもソラコムではどういった役割があるのかについて少しでも伝わっていたら(あるいは「へぇ〜」と楽しんでいただけていたら)幸いです。

ソラコムでは一緒に働くメンバーを募集しています。 ご興味のある方はぜひこちらのサイトからご応募お待ちしております。

ソラコム asako 平

Maker Faire Tokyo 2018 出展レポート

みなさんこんにちは。ソラコムの nao です。 先日8/4-5に東京ビッグサイトで開催されたMaker Faire Tokyo 2018にソラコムも出展させていただきました!

年々出展数も多くなっている本イベントですが、今回は600組の出展があったようで、丸1日かけて会場を見て回っている方が多くいらっしゃいました。

mft2018

ソラコムは今年で3年目の出展となりますが、なんと今年はセミナー&ハンズオンを開催とこれまでにない取り組みを実施いたしました。KDDIさんブースと協力させていただいたおかげです。 KDDIさんのブースでは、スマートけん玉の電玉大会や、Web上から簡単にIoTデバイスを開発可能なCHIRIMENを使ったハンズオンなど盛りだくさんなイベントでした。

mft2018

さて、今回のSORACOMハンズオンでは、大人も子供も楽しめるようにと、簡単な地震測定計を作ってみるハンズオンを準備しました。Grove IoT スターターキット for SORACOMの3軸センサーを使い、振動を検知し、振動レベルに応じてデバイスに付いているLEDの色の変更、震度3レベル以上の揺れを検知した時は、ブザーを鳴らします。

mft2018

最後に SORACOM Harvest を使ってデータを可視化していただきました。 当日使った資料はこちらです。ご自宅でもデバイスとSORACOM Air SIMがあればご体験いただけますので、ぜひ参考にしてみてください。

また、KDDIさんによる携帯電話の解体してみよう!のセッションでは、携帯電話の解体に加え電玉の解体や、MAMORIOの解体等、モノの中身がどうなっているかを実際に解体し中身を見て触れることで、子供達だけでなく、大人の皆さんも日常で利用しているモノがどうなっているか、どの部品がどんな役割を担っているかを知るとても良い機会になりました。

ソラコムブースでは、金魚の自動エサやり機や、LoRaWAN、Sigfox通信を使った IoT ガーデンの展示を行いました。 mft2018

大変ありがたいことに、Maker Faire Tokyoの会場では、SORACOM の通信を使った展示をされている方々にも遭遇しました。 農業ブースにいらっしゃった、5分で始めるスマート農業の「あぐりログ」を作っている IT工房Zさんは、屋外の農業施設で利用するこのあぐりログの通信にSORACOMを利用していただいてます。ちなみに初めてIT工房Zさんとお会いしたのは、2016年のMake Faire Tokyoの懇親会でした😉(IT工房Zさんの事例はこちらからご覧いただけます。) mft2018

また、広島のMakersとして出展されていたこちらのブースでは、Twitterのつぶやきを表示する着る電光掲示板や圧力センサーを使ったゲームにSORACOMを採用いただきました!デバイスにはWio LTEを利用されています。 mft2018

2日間で大変多くの方にお立ち寄りいただき本当にありがとうございました。

モノづくりを心から楽しんでいる作者の方々から直接作品の裏にあるストーリーを聞くことができるとっても面白い場です!ぜひ、みなさん機会があれば来年以降ご参加ください。

ソラコム nao

7月の IoT 記事まとめ

みなさんこんにちは、ソラコムでコミュニティマーケティングを担当している熊崎です。社内ではnaoって呼ばれてます。 8月になりましたね!夏休みの時期ですね〜🎆みなさん今年はどこかに出掛けるのでしょうか?私は8月末に開催されるトライアスロンに申し込んだため、本番までの残り日数にドギマギしています。とりあえず昨日は久々にプールに泳ぎにいきました🏊

7月は、第3回目となるソラコムの年次カンファレンス SORACOM Conference “Discovery” 2018 が開催されたこともあり、新サービスを早速お試しくださった方もいらっしゃいました。

また、夏休みは時間が取れるので何か新しいことにチャレンジしてみようと思っている方も多いのではないのでしょうか?この夏は電子工作をやってみるぞ!という方の参考になればと思ってます。

では、早速7月のSORACOMを使ったIoTの記事見ていきましょ〜!

ダッシュボード作成・共有サービスSORACOM Lagoonを試してみる

SORACOM Lagoon は、SORACOM Harvest へ蓄積したデータを、目的に応じて複数のグラフ、テーブル、地図等を組み合わせたダッシュボードを作成し、それらを公開もしくは共有できるサービスです。7月4日のカンファレンスで新発表させていただきました。

早速このサービスを使ってダッシュボードを作ってくださる方がいるのでご紹介します。

1. 実に面白い SORACOM Lagoon 温湿度&受信信号強度を可視化

2. 早速、SORACOM Lagoonで遊んでみた

3. RaspbeeryPiからのセンサーデータの可視化(SORACOM Lagoon編)

SORACOM Lagoonは、利用開始月とその翌日が無料になっています。月初の今なら8-9月と利用料無料となりますので、始めるタイミングとしてはオススメです。

Wio LTE と AWS を連携させ、IoT サービスを開発する

もし簡単なIoTシステムを作ってみたいという方がいましたら、こちらの記事がオススメです。 LTEモジュール搭載の Wio LTEデバイスを使い、SORACOM Beam を介した AWS IoT Coreの双方向通信の手順をとっても丁寧に書いていただいてます。クラウド側(AWS)の操作や、IFTTTを利用した他サービスへの連携も試せる盛りだくさんな内容です。

Wio LTEで遊んでみる(その7:簡易地震計を改善する)

第七回に渡るGrove IoT スターターキット for SORACOM を使って見る回の最終版です。第一回目のWio LTEで遊んでみる(その1:環境構築+Lチカ)から始まり、キットの中にある温湿度センサー、ボタンスイッチ、3軸センサー等、7種類のセンサー全て試していただき、最後にこの簡易地震計を作っています。

キットに入ってないGroveのセンサーはスイッチサイエンスさんからもご購入いただくことが可能となってます。

SORACOM Beamを使用してSAP Cloud Platformへデータを送信

みんな大好きSORACOM Beam! SAP さんが提供している Cloud Platform のIoT設定方法と、SORACOM Beamの設定を詳細に記載してくださってます。

SORACOM Beam で Azure Logic Apps 連携

こちらも大人気の SORACOM Beam を使って、マイクロソフトさんが提供する ノンコーディングで多くのアプリケーションと連携可能なAzure Logic Apps への連携について、SORACOM UGでお話しされた時のスライドを公開されてました。

また、SORACOM Conference “Discovery” 2018 の参加レポートも上がってきています。

ソラコム様の"Discovery" 2018にて出展して参りました。 SORACOM “Discovery” 2018 にお越しいただきありがとうございます 「SORACOM Conference Discovery 2018」に参加しました SORACOM Discovery2018 に出展しました

過去の IoT 記事まとめリンク 3月の IoT 記事まとめ 4月の IoT 記事まとめ 5月の IoT 記事まとめ 6月の IoT 記事まとめ

夏休みに何か作ってみた方は、ぜひBlogを書いてみてください。#soracomハッシュタグをつけてTweetしていただけると、ソラコムメンバーが皆様を見つけることができるので是非お忘れなく!😊

ソラコム nao

SORACOM ”Discovery”2018 読んでおきたい取材記事 10選

こんにちは、ソラコムの田渕です。

7月4日に開催した SORACOM Conference “Discovery"2018では、10本のニュースを新たに発表し、多くのメディアが取材にきてくださいました。開催後もセッションレポートを含め多くの記事が出ています。 記事が多くてどれを読めばよいかわからない・・・そんな方向けに、数あるメディア掲載記事でも、当日の発表やセッションを取り上げてくださった、読んでおきたいメディア取材記事 10選をご紹介します。

当日参加された方も、参加できなかった方も、メディア記事を通じて当日の様子を感じていただければと思います。

キーノート

キーノート

キーノートでは、新サービス「SORACOM Krypton」「SORACOM Lagoon」のほか、セルラーLPWA「LTE-M」への対応や、「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」などを新発表しました。あわせて、ユーザー事例として日本瓦斯様、ソースネクスト様にもご登壇いただきました。特にソースネクスト様のコンシューマー製品の企画〜開発・販売までのスピードのお話は、驚きを感じられたお客様も多かったようです。

アスキー:事例もサービスも進化し続けるソラコムが最新動向を披露

@IT :ユーザーが1万社を超えたソラコム、「ポケトーク」のグローバル対応を62日で実現

インプレス クラウドwatch:ソラコム、新サービス「SORACOM Krypton」「SORACOM Lagoon」を発表 AWSと連携したボタンデバイスも登場

IoTNEWS:ソラコムの新機能、「Krypton」「Lagoon」 ーSORACOM Discovery2018レポート

セッション

午後のセッションは、7トラック27本のセッションに、製造・社会インフラ・サービス・モビリティなど様々な分野でIoTに取り組むゲストをお迎えして、その取り組みやSORACOMの活用についてお話いただきました。特にA3 のフジテック様・日置電機様・パナソニックコネクテッドソリューションズ社様の「製造業におけるIoT活用」パネルセッションと、D1の日本電産様、FAプロダクツ様の「工場でのIoT活用 〜レガシー機器をIoT化する方法〜 」といった製造業に関するセッションは盛況でした。

セッション

インプレス ITreaders:観る楽しさを届けたい」思いをIoT/ドローンで実現―ウインドサーフィンW杯での技術チャレンジ

MONOist :製造業のIoT活用、フジテックと日置電機とパナソニックCNS社はどうしているのか

オートメーション新聞:ソラコム「discovery2018」製造業セッション 工場でのIoT活用を紹介

スタートアップピッチ

今回はじめて実施したスタートアップピッチ。8社のスタートアップにその製品・サービスに込めた熱い想いをお話いただきました。さまざまなアイディアがIoT通信で実現しつつあります。どんな製品・サービスだったかはぜひアスキーさんの記事をご覧ください。

スタートアップピッチ

アスキー:ソラコム初のピッチイベント、Moffなど注目IoTスタートアップ登壇

考察

今回ソラコムでは、ダッシュボード作成・共有サービス 「SORACOM Lagoon」というどちらかというと「誰もが使いやすい」入門的なサービスと、デバイスのプロビジョニングをSIM認証で支援する「SORACOM Krypton」という専門家向けサービスの2つを発表しました。これらのサービス展開とソラコムの進化についての考察記事です。

@IT :ソラコムのIoT接続プラットフォームを理解するキーワードは「多様性の吸収」

”Discovery”2018の資料

いかがだったでしょうか?キーノートやセッションの資料はこちらのページで公開しています。ご興味あるセッションがあれば登壇資料もぜひご覧ください。SORACOMサービスについて関心のある方はソラコムのセミナーも随時開催しておりますのでご参加ください。

”Discovery”2018の資料

ソラコムイベント

ソラコム 田渕

SORACOM Krypton Client Golang バージョンを公開しました

みなさんこんにちは。 ソラコムのエンジニアの ogu です。

先日の弊社主催イベント SORACOM Discovery 2018 にて新サービスを 2 つ発表させていただきましたが、そのうちの一つ SORACOM Krypton に関するお知らせです。

SORACOM Krypton は SIM 認証にもとづくセキュアなプロビジョニングを行うためのサービスです。

「・・・ “SIM 認証にもとづくセキュアなプロビジョニング” って・・・?」

そう思われた読者の方も多いのではないでしょうか。 何を隠そう、私も当初はその一人でした。

詳しいことは Web 上に用意されているドキュメントをご確認いただくとして、誤解を恐れずにすごくいろいろなことをバッサリ切り捨てて簡単にいうと、

「あるグループに入っている SIM を使っている人にだけ、AWS の S3 の特定のオブジェクトにアクセスを許可したい」 「特定の SIM が挿入されているデバイスからだけ SORACOM Inventory を使いたい、しかも Wi-Fi 経由で」 「AWS IoT でデバイスに証明書を個別に入れなければならない手順を省きたい」

みたいなことが簡単かつ安全にできてしまうサービスです。

しかもそれはほんの一例で、他にもいろいろできることがありますので、ぜひ以下のドキュメントをご一読ください。

SORACOM Krypton(サービスご紹介) SORACOM Krypton 開発者ガイド

もし、まだ良くわからないという場合は、

「IoT デバイスにクラウドの認証情報をもたせる(=プロビジョニングする)部分を、SIM の機能を使って安全に行うことができるのが Krypton である」

というふうに理解していただければ十分かと思います。

実際、Krypton なしで IoT デバイス側にクラウドサービスの認証情報をプロビジョニングしようと思うととても大変です。 たとえば AWS の認証情報(認証キーシークレットなど)をデバイス側に安全に格納するにはどうしたらよいでしょう? デバイス 1 台ごとに異なる認証情報をプロビジョニングしなければならないとしたらどうでしょう? そんな面倒を一手に肩代わりするのが Krypton です。

クライアントライブラリと CLI コマンド

さて、Krypton はほかの SORACOM サービスと同様、REST API 経由でご利用いただくことができます。

セルラー回線経由の場合は Krypton API を呼び出すだけですので、IoT デバイス上からお好きな言語のお好きなライブラリや curl コマンドなどで簡単に使えてしまいます。

セルラー回線を使わずに SORACOM Endorse による SIM 認証を利用する場合は、SIM 認証を行うために USB モデムやスマートカードリーダーなどのハードウェアを使って SIM に対して認証用のコマンドを発行する必要があります。 この部分が少しだけ難しいため、Krypton のリリースと同時にライブラリと CLI ツールをご提供して、簡単にお使いいただけるようにしておりました。

soracom-krypton-client-for-java

こちらをお使いいただくことで、セルラー通信は使わずに無線 LAN などで通信を行われるような状況でも、SIM の認証機能を使って安全に各種クラウドサービスへアクセスしていただくことができるようになります。

こちらのライブラリはその名前からもわかるとおり Java で書かれていますので、ポータビリティがあり、様々な環境でお使いいただくことができます。

一方で、実行には Java のランタイム環境が必要であるため、セットアップに多少手間がかかってしまったり、実行環境のディスク領域を大きく消費してしまうなどの声をユーザー様からいただいておりました。

そこで本日は、Go 言語で書かれたバージョンのクライアントを発表いたします。

krypton-client-go

Go 言語で書かれたクライアントは、事前にビルドされた単一の実行可能ファイルを、お使いになられる環境へコピーするだけでご利用いただけますのでセットアップの手間がかかりませんし、ファイルサイズも Java ランタイムに比べると控えめです。(ただし Linux 版はパッケージ管理システム等を用いて別途 libpcsclite をインストールしていただく必要があります。)

実際の使用例と使用上の注意点

ここからは Go 版のクライアントの使い方を実際にご紹介していきたいと思いますが、途中まではコマンド単体で実行できますが、途中からは SORACOM の SIM(グローバル SIM)とそれを読み取ったりするためのハードウェアが必要になります。

  • SIM SORACOM Air グローバル カード型 SIM plan01s もしくは plan01s-LowDataVolume のいずれかが必要です

  • スマートカードリーダー もしくは USB 接続タイプのモデム 詳細は後ほど

これらが用意できない場合でも、コマンドの実行例を載せてありますので、雰囲気だけでも味わってみてください。

それでは Go 版のクライアントを試しに使ってみましょう。

まずはインストールです。 Go 版のクライアントのインストールはとても簡単です。

リリースページ からお使いの環境に対応したバージョンのファイルをダウンロードしてパスの通っているディレクトリに展開するだけです。

もしくは Go の処理系がすでにインストールされている場合は

1
go install github.com/soracom/krypton-client-go/cmd/krypton-cli

を実行することでもインストール可能です。

試しにお手元のパソコンにインストールしてみてください。

インストールすると以下のようにコマンドを実行できます。

1
krypton-cli

ただし、これだけだと

1
operation must be specified

というエラーメッセージとともにスタックトレースが表示されてしまいます。

operation という必須のパラメータを指定していないためにエラーになってしまっています。

利用可能なオペレーションの一覧は krypton-cli -h で確認することができます。

1
2
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4
5
6
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8
9
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11
12
krypton-cli -h
  :
  -operation string
        Choose which type of provisioning API will be performed. (required)
        Possible values:
                bootstrapAwsIotThing                      perform bootstrap as an AWS IoT Thing
                bootstrapInventoryDevice                  perform bootstrap as an Inventory device
                generateAmazonCognitoOpenIdToken          generates an Open ID token using Amazon Cognito
                generateAmazonCognitoSessionCredentials   generates a temporary session token using Amazon Cognito
                getSubscriberMetadata                     gets subscriber's metadata
                getUserData                               gets userdata from group configuration
 :

このようなヘルプテキストが表示されるはずです。

いろいろなオペレーションが用意されていますが、今回は事前準備がほとんど不要なオペレーションとして getSubscriberMetadata を実行してみましょう。

事前準備が「ほとんど不要」とは言っても、SIM の所属グループの設定で メタデータと Krypton を ON にする必要があります。

新しいグループを作成するか、すでに所属しているグループの設定を開き、以下のようにメタデータと Krypton を ON にしてください。

どちらも、「保存」ボタンを押すことを忘れずに!!

この getSubscriberMetadata オペレーションは、SIM を使ったセルラー通信を行っていなくても(無線 LAN などでインターネットにつながっていても)、カードリーダーなどで SIM の認証を行い、SORACOM プラットフォームから SIM のメタデータを取得する、というものです。

SIM のメタデータにはタグなどの情報が含まれますから、デバイスへのプロビジョニングに使えるといいうわけです。

さっそく以下のようにコマンドを実行してみてください。

1
krypton-cli -operation getSubscriberMetadata

おそらく以下のようなエラーが表示されてしまったのではないでしょうか。

1
no UICC interface is found

エラーメッセージ中の「UICC」というのは SIM カードのことです。

SIM カードにアクセスするためのインターフェースとしては、スマートカードリーダーを用いる方法と USB モデムを用いる方法の 2 通りあります。

スマートカードリーダーは、たとえばこちらの商品で動作実績があります。 Gemalto ジェムアルト ICカードリーダ・ライタ PC USB-TR HWP119316 Gemalto ジェムアルト ICカードリーダ・ライタ PC USB-TR HWP117685

私は個人的にはこちらの折りたたみ式のカードリーダーを使っています。 Identive SCR3500 (折りたたむと非常にコンパクトなので便利なのですが、数年前に購入したときはもっと安かった記憶が・・・)

USB モデムは、ソラコムが販売しているものの中では Huawei MS2131i-8 のみが対応しています。 (AK-020 や、過去に販売していた FS01BU は残念ながら認証に用いる AT+CSIM コマンドに対応していないため、Krypton で Endorse 認証を行うためにはお使いいただけません。通常のセルラー回線経由の Krypton にはお使いいただけます)

ただし MS2131i-8 は、Mac と Linux では動作が確認できましたが Windows 10 では COM ポートとして認識されず利用できませんでした。 また、Mac であってもバージョン 10.13 (High Sierra) では動作しませんでした(10.11 と 10.12 では動作を確認しています)。

それから、USB ドングルの形ではありませんが、UC20-GEVB Kit の組み合わせであれば Windows でも使うことができました。

いずれにせよ、USB モデムは

  • OS に対応したドライバがある
  • COM ポートとして認識される
  • AT+CSIM コマンドに対応している

という 3 点をクリアしなければならないのですが、普通に通信には使えても COM ポートとしては見えないデバイスであったり(krypton client からは COM ポート経由で AT コマンドを送信する必要があります)、COM ポートが見えても AT+CSIM という認証のために使うコマンドに対応していない機種が多く、使えない場合が多いのが実情です。

スマートカードリーダーは上でご紹介した機種以外であっても、OS に対応したドライバさえインストールしてあれば基本的に使うことができると思いますので、Krypton をお試しになられる際はスマートカードリーダーの方をおすすめいたします。

動作確認済みのスマートカードリーダーと USB モデムは krypton-client-go の README などにまとめて行きたいと思いますので、皆様も試していただけましたらぜひ SNS などでお気軽に情報をお寄せいただければと思います。

ハードウェアの準備ができたら、SIM カードをスマートカードリーダー、もしくは USB モデムにセットし、PC に接続しましょう。

スマートカードリーダーをお使いになられる場合は、SIM カードを切り離したときの外側の部分が必要になる場合が多いです。 切り離す前の新品の SIM カードをお使いいただくか、切り離した後でも外側を取っておいてあればテープなどで元の配置に付け直してご利用いただく必要があります。 (ただし付け直す場合は自己責任でお願いします!!)

PC に接続したら、もう一度先程のコマンドを実行してみましょう。

1
krypton-cli -operation getSubscriberMetadata

少し時間がかかるかもしれませんが、以下のように SIM のメタデータが表示されたら大成功です!

1
{"imsi":"29505091xxxxxxx","msisdn":"42365xxxxxxx","ipAddress":"10.172.133.101","operatorId":"OP00xxxxxxxx","apn":"soracom.io","type":"s1.fast","groupId":"ce058ac2-4258-4982-ac5c-ad6d0e93cb17","createdAt":1488269944195,"lastModifiedAt":1533025626625,"expiredAt":null,"registeredTime":null,"expiryAction":null,"terminationEnabled":false,"status":"active","tags":{"name":"ogu test"},"sessionStatus":{"lastUpdatedAt":1529629619924,"imei":null,"location":null,"ueIpAddress":null,"dnsServers":null,"online":false},"imeiLock":null,"speedClass":"s1.fast","moduleType":"nano","plan":0,"iccid":"89423100xxxxxxxxxxx","serialNumber":null,"localInfo":{"status":"failed","lastModifiedTime":1532994883179},"subscription":"plan01s","expiryTime":null,"createdTime":1488269944195,"lastModifiedTime":1533025626625}

もしうまくいかない場合は、以下のように -debug オプションを付けて実行してみてください。

1
krypton-cli -operation getSubscriberMetadata -debug

詳細な動作ログが表示されますので、問題解決のための手がかりが得られるかもしれません。

他のオペレーションに関しては、以下のようなドキュメントをご用意しておりますのでいろいろ試してみてください。

KryptonでCognitoのクレデンシャルを取得し、S3からファイルをダウンロードする Krypton を使用して AWS IoT の証明書を発行しデバイス登録する

さて、 krypton-cli の使い勝手はいかがでしたでしょうか?

ハードウェアの準備は必要ですが、IoT デバイス(に見立てた手元のパソコン)に、簡単にプロビジョニングできるということを実感していただけましたでしょうか?

ぜひ使ってみていただいて、フィードバックをお寄せください。

最後に

こんなマニアックな内容にもかかわらずここまで読んでいただいたあなたは素質がありますね。

ソラコムでは絶賛エンジニアを募集中です。ぜひ 採用ページ をご覧になってみてください。

Gate に2つの新機能がリリース

こんにちは、ソラコムの松井(moto)です。

今年の夏はとても暑い日々が続いておりますが、本日はそれに負けないくらい(?)アツい機能がリリースとなります(※個人の感想です)。 どちらも SORAOM Gate をフル活用されているお客様にとっては、待望の機能なのではないかと思います。

SORACOM Gate とは(おさらい)

閉域系サービス(Canal/Direct/Door) と Gate を組み合わせて使う事で、お客様の環境下のサーバなどからデバイスへの直接通信を行う事が可能となります。 デバイスをインターネットからの攻撃などの脅威に晒す事なく、リモートメンテナンスや操作のための直接通信が行えます。

Gate 構成図

SORACOM Gate(以下、Gate)は SORACOM Air で接続された IoT デバイスとのデバイス LAN 接続サービスを提供するサービスです。当サービスを利用することで、リモートからデバイスへセキュアに直接アクセス、およびデバイス間通信を行うことができます。 (https://soracom.jp/services/gate/ より)

新機能その1:VXLAN ID 設定機能

これまで Gate の接続に必要な VXLAN による接続時に、VXLAN ID は、10 で決め打ちとなっておりましたが、一部のルータ機器などでは、4096以上でないと VXLAN ID が設定出来ないようなものがあるようです。 また、複数の VPG を1つのお客様の VPC に Canal で接続し Gate を使いたい場合に VXLAN インターフェースで使う ID がかぶってしまうため、Gate Peer 1台では1つの VPG としか接続する事が出来ませんでした。

そういったケースに対応するべく、今回 VXLAN ID を任意にご指定いただける機能がリリースとなりました。

設定画面1

こちらを VPG 毎に変更する事で、例えば JP カバレッジ用の VPG と、Global カバレッジ用の VPG を、1つの VPC に ピアリング接続し、かつ Gate を有効にして、1つのシステムからどちらのカバレッジの機器に対しても制御を行う、といったような事が可能となります。

注) この場合、お客様 VPC 側の経路設定時に、100.64.x.0/24 と 24 ビットマスク での経路設定をされる必要があります このルーティング対象アドレスは、高度な設定の「トンネル接続用 IP アドレス」をご参照ください

新機能その2:プライバシーセパレータ

前述の説明書きに「およびデバイス間通信を行うことができます。」 と記載があります通り、従来はサーバからデバイスへの通信のために Gate を有効にする際の 副作用 として、必ずデバイス間も通信が 出来てしまう という状態になっておりました。 今回、サーバからデバイスへの通信は有効にしつつも、デバイス同士の通信を抑制するためのオプション「プライバシーセパレータ」が使えるようになりました。

設定画面2

Gate で接続する対象のデバイス同士が通信してはいけない(≒エンドユーザ同士で通信が発生するとセキュリティ上好ましくない)ケースにおいても、安心して Gate をお使いいただけるようになりましたので、そのような理由で Gate の利用を諦めてしまっていたお客様におかれましては、採用の再検討をいただければと思います。

まとめ

今回リリースさせていただいた機能は、どちらもお客様からご要望いただいておりました機能となります。 今後もサービス開発に活かしていきますので、是非サービスや機能に関するフィードバックをいただければと思います!

SORACOM Lagoon の「パネルの作り方」

連日 SORACOM Lagoon でダッシュボードを作っている、ソラコム “MAX” 松下です。

SORACOM Lagoon のダッシュボードを構成する パネルの作り方 について、大幅なドキュメントの更新がありましたのでお知らせします。

この更新されたドキュメントを今すぐ見たい方は SORACOM Lagoon を利用して様々なパネルを作成する をご覧ください。

SORACOM Lagoon とは?

SORACOM Lagoon は、SORACOM Harvest へ蓄積したデータを、目的に応じて複数のグラフ、テーブル、地図等を組み合わせたダッシュボードを作成し、それらを公開もしくは共有できるサービスです。

SORACOM Lagoon overview

SORACOM Harvest でもデータの可視化は可能でしたが、 SORACOM Lagoon の大きな特徴は「 SORACOM のアカウントを持ってなくても、ダッシュボードを見ることができる」という点にあります。 また、 表現力豊かなパネル や、 条件を満たしたときのアラート も搭載しているため、IoT の初期開発における様々な課題を簡単に解決するためのサービスとしてお使いいただくことができます。

パネルの作り方、アラートの作り方

SORACOM Lagoon は SORACOM Harvest に蓄積されたデータを「パネル」に表示します。このパネルを作ってダッシュボードを構成していくため、とても重要な機能になります。 データの表示内容に応じて「グラフ」や「テーブル」、そして「地図」など計7つのパネルがあります。

lagoon-panels

高度なグラフや表現が可能ですが、今回更新したドキュメントでは各パネルの詳しい&簡単な作り方が記載されています。 SORACOM Lagoon を利用して様々なパネルを作成するをご覧いただき、是非とも有用なダッシュボードを作成してみてください!

また、アラートの作成方法は SORACOM Lagoon を利用してアラートを設定するに詳しく記載されています。 ここでは Slack にアラート通知を飛ばす方法が書かれていますので、試してみてください!

おわりに

SORACOM Lagoon はご利用開始月とその翌月は無料となっております。ちょうど8月に入りました。いま有効化するのがチャンスです! この機会を逃すことなく、是非とも利用してみてください!

ソラコム “MAX” 松下

6月の IoT 記事まとめ

みなさん、こんにちは。ソラコム熊崎です。社内ではnaoと呼ばれてます。 暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?くれぐれも体調にはお気をつけください。

遅ればせながら、6月にSORACOMサービスを色々試してくださった方の記事をまとめました。 SORACOM 触ってみたいけどどこから始めたらいいんだろう、IoTに取り組んでみたいけどとお考えの方は是非参考にしてみてください。 夏休みに入ったお子さんがいらっしゃる方は、今年の夏の自由研究のネタの参考になればと思います😀

IoT もくもく会(SORACOMとラズパイ編)に参加して、plan-K の SIM を動かしてきた

ソラコムは、KDDI 回線を利用する日本向け Air SIM plan-Kと言う名のSIMを5月9日から提供を開始しました。SORACOM の各種サービスもドコモ回線のSIMの時と同様に利用が可能です。

こちらの記事では、ソラコムが定期的に開催するIoTもくもく回に実際にお越しいただき、持参したplan-KのSIMカードを使ってハンズオンをしてくださいました。ドコモ回線、KDDI回線の通信状況に違いがあるエリアもあるので、そういったユースケースで使い分けしていただけそうですね。

SORACOM の公開ハンズオン資料をみながら実際にやってみる

ソラコムのウェブサイトには、興味を持った方がすぐに始めて頂けるよう、ハンズオン/手順書のドキュメントを多数公開しています。 例えば、このDeveloper サイトは、各サービスごとの使い方を記載していたり、こちらのGithub上のハンズオンリポジトリの中には、LoRaWANやSigfox、Wio LTEを使ったハンズオンコンテンツ(英語も用意ありです)を載せています。

さて、本記事では、Raspberry Pi を使った超音波センサーハンズオンを試してくださいました!もくもく会も定期的な開催をしてますが、機材とSIMがあれば、ご自宅でもお試しいただけます。

SORACOMの公開ハンズオン資料をみながら実際にやってみる(前半) SORACOMの公開ハンズオン資料をみながら実際にやってみる(後半)

DLNA対応TVをSORACOM Inventoryに登録してWebコンソールから操作する

ソラコム CTO の安川が4/26 Technology camp で発表した新機能 SORACOM Inventoryのカスタムモデル対応機能を使って、TVの操作をSORACOMのWebコンソール上から試しています。手順も丁寧に書かれていますので、ご家庭のTVがDLNA対応されている場合は、こちらの操作が可能なので、ぜひ皆さんもおうちの家電ハックをお試しください。

ドローンで品目を移動したら、SAP ERPで在庫転送する

Tello ドローンにMAMORIOを載せ、MAMORIのBeacom機能を使い位置情報をRaspberry Piに飛ばします。Raspberry PiにはSORACOM Air が搭載されたドングルが付いているため、SORACOM経由で、Gmailに送信!夢が広がる仕組みが多々用意されてますね。

#SORACOMUG 信州#4に参加してきました!

定期的な開催が続いている SORACOM UG 信州の参加レポート記事です。 日本各地の様々な箇所でイベントを開催している SORACOM User Groupです。8月は九州、10月は広島での開催を予定しています。

また9月17日は初の開催となりUser Groupの1DayイベントSORACOM Explorer 2018の開催を予定しています。イベントページは近日公開されると思いますので、ぜひ日程確保して参加しましょう^^ソラコム社員も多数参加させていただく予定です!

SORACOMUG Exporer SORACOM Explorer 2018

ソラコム nao

チップ型 SIM (eSIM) アップデートや調達、実装のよくあるご質問

いつかは eSIM を手で取り付けたいと思っているソラコム 松下(max) です。

SORACOM が提供しておりますチップ型の SIM (eSIM) ですが 昨年の10月に発表して以来、すでに eSIM を使ったお客様事例も出てまいりました。

eSIM はカード型 SIM に比べて小型で環境への耐性が高いこともあり、 製品の小型化や、品質の高いハードウェアを作りたいお客様からの問い合わせが急増 しております。 そこで本記事では eSIM の基礎知識から最近までのアップデートのみならず、メーカーとして気になる調達や実装についてまとめました。

チップ型 SIM (eSIM) とは?

eSIM は “embedded (埋め込み) SIM” と呼ばれるもので、チップ型の形状をしていることから チップ型SIM もしくは チップSIM とも呼ばれます。本記事では eSIM で呼ぶことにします。

eSIM は、普段私たちが使っているカード型 SIM に比べて非常に小さく、基板に直接取り付けることになります。

カード型 SIM と チップ型 SIM を並べた様子 左がカード型 SIM 、右が eSIM です。

カード型 SIM との違い

SIM はセルラー通信を行うために必要な認証情報の格納が主な役割で、これはカード型でも eSIM でも同じになります。

一方、カード型との違いについては下表の通りです。 特にご注目いただきたいのは 形状実装 そして 温度耐性 です。

カード型 SIM eSIM (チップ型 SIM)
最小の形状 nano サイズ 12.3mm × 8.8mm (4FF) 6.0mm × 5.0mm (MFF2) 《実装面積の節約》
実装 取り外し可能 基板へ固定 《盗難や不正利用の抑制、耐振動向上》
温度耐性 -25 ~ +70℃ -40 ~ +105℃ 《動作環境の拡大》
メモリサイズ 64 ~ 128 Kbyte 500K ~ 2 MByte 《多くの接続プロファイルや機能》
書換耐性 100,000 cycle /~10年 500,000 cycle /~17年 《長期の信頼性》
暗号強度 3DES, AES, RSA 3DES, AES, RSA, ECC, SHA, HMAC 《強固な暗号化》

SORACOM の eSIM は “SORACOM Air グローバル SIM”

SORACOM の eSIM は SORACOM Air グローバル SIM として使うことができるようにプロビジョニング(初期設定) されています。 そのため、eSIM はファームウェアやソフトウェア側からは カード型の SORACOM Air グローバル SIM と同じ扱いなので、様々な機能や料金体系が利用できます。

機能や料金体系については、それぞれブログ記事がありますのでご覧ください!

もちろんこれだけではなく SORACOM Beam や SORACOM Funnel といった各種 SORACOM サービスも利用可能です。

eSIM の調達から実装など実務について

実務として気になるのが調達や実装です。こちらも紹介いたします。

※2018年7月の情報となります。価格は税抜き・送料別です。特に納期は変動しやすいため、確認をお願いいたします

実装

eSIM の実装についてはデータシートをご覧ください。 一般的な SIM コネクタモジュールと同じで表面実装することになります。SIM コネクタモジュールが実装可能であれば実装できるでしょう。

電気的特性はSIMコネクタモジュール+カード型 SIM と等価です。また SIM のアクティベーションについてもカード型 SIM と同じになります。 そのため、新規の製品だけでなく SIM コネクタモジュール+カード型 SIM にて実装済みの製品を eSIM に切り替えることも可能です。 eSIM 実装にスイッチする場合は、フットプリントとピンアサインを確認するようお願いします。(杞憂だと思いますが、念のため。)

※表面実装の手法などについてはサポート外となりますのでご留意ください

ご提供品目と販売価格

eSIM は二種類用意しております

試作用 10 SIM パック (99.00 USD) 量産用 3000 SIM パック (18,000.00 USD)

サブスクリプション(料金体系) は plan01s です。 “plan01s - Low Data Volume” をご希望の場合はお問合せください。

販売価格は先にご案内した通りです。お見積書が必要な方はお問合せください。

ご注文

SORACOM コンソールからとなります。お支払方法はクレジットカード※、もしくは請求書払い※です。 ソラコムでは「ご注文主が試作や生産を行い、製品販売を行う」をサポートしていますが、生産委託に伴う商流についてもご支援できる場合がありますのでお問合せください。

納期

10 SIM パックであれば即納です。 量産向けについてはお時間をいただく場合がありますので、お早めにお問合せください。

納品や輸出

ご注文主様の国と地域のみとなります。日本のお客様の場合は原則として日本国内になります。 海外で生産する等の理由から輸出を希望される場合についてですが、輸出に関するお手続きはご注文主にお願いしております。パラメータシート(該非判定書)は当社で準備できますので、お問合せください。

納入仕様は、10 SIM パック、3000 SIM パック共ににテーピング(リール)供給です。

実装されるまでの保管方法(条件)ですが、温度<30℃、湿度<90% と、日本の夏においては放置できない温湿度条件です。なるべくお早めに実装いただきたいのですが、保管することになった場合は防湿庫(ドライボックス)があると安心です。

※クレジットカード払いはドル建てとなります。 ※請求書払いは事前のご登録が必要となります。請求書払いにおいてはソラコムで円転した後に円建てとなります。

チップ型 SIM (eSIM) のユースケースや実装事例

eSIM 採用における主なユースケースは以下の通りです。

  1. スマートウォッチといった、製品を小型化したい場合
  2. 車載といった、振動が激しい場所、高温・多湿といった場所に強い製品に仕上げたい
  3. 屋外のようなパブリックスペースにおける SIM カード盗難による動作停止や不正利用を抑制したい
  4. 遠隔地において出荷後設定を可能にしたい

また、生産においても以下のメリットがあります。

  • 構成部品(SKU)の削減
  • キッティング作業の軽減

ADX.NET 様の例

米国・カナダ・東南アジアで展開するスマートウォッチに SORACOM の eSIM を採用いただいております。

Wio 3G SORACOM Edition での例

Arduino IDE で簡単に開発できる IoT プロトタイプ向けマイコンボード “Wio” シリーズの 3G 版に SORACOM の eSIM を搭載しています。

この Wio 3G SORACOM Edition は SORACOM コンソール上で1個からご購入いただけます。

おわりに

10 個と小量をオンラインで調達できるため、 eSIM を用いた試作も手軽に行っていただけるのではないでしょうか。 是非ともお試しください!

ソラコム “MAX” 松下