SORACOM Blog

ソラコムの最新情報をお届けします

TechCrunch Tokyo 2015 CTO of the Year 受賞しました!!

ソラコムの小熊です。

この記事は SORACOM ユーザーグループ発足記念リレーブログ の 11/18 分です。

TechCrunch Tokyo 2015 - CTO of the year

さて、いきなりですがビッグニュースです!

昨日(2015年11月17日)、東京・渋谷のヒカリエホールにて行われた TechCrunch Tokyo 2015 の “CTO Night” というイベントにおきまして、弊社 CTO 安川が CTO of the year という栄えある賞を頂きました〜!!

CTO of the year 1 CTO of the year 2

CTO Night というイベントは、日本のスタートアップ界の名だたる CTO たち 8 名がそれぞれ自社のサービスやビジネスに対し、いかに技術力によって貢献しているか、というお題で 5 分間の LT を行い、 これまた日本を代表すると言っても過言ではない著名な CTO たち 6 名によって構成される審査員によって、今年 2015 年を代表する CTO、"CTO of the year" を厳正に選出しようというイベントです。

昨日の安川の LT 資料 が SlideShare にて公開されていますので興味のある方はご覧頂きたいと思いますが、昨日は多少時間配分に失敗してしまって最後の「ソラコムの内側」みたいな話の部分が(みなさんそこの話を最も期待されていた部分ではないかと思いますが)残念なことにささーっと流す感じになってしまいました。

そこで今日は私のブログの内容を急遽変更して、昨日安川が話す予定だったけど時間の都合で話せなかったことを安川に代わって補足説明させていただこうと思います。

Polaris と Dipper

Polaris と Dipper 1

SORACOM では MVNO としての機能を果たすために必要な各種の処理をマイクロサービスのような形で分散型で実装しています。

大きく分けて、パケット交換コアを構成するサービス群を Polaris(ポラリス、北極星)、課金処理や加入者管理のような機能を持つサービス群を Dipper(ディッパー、北斗七星)と名づけています。

ソラコムのロゴマークは実はこの北極星と北斗七星をイメージしたデザインになっています。

Polaris にはパケット転送機能の他に帯域制御機能やアクセス制御機能といったモバイルデータ通信サービスに最低限必要な機能に加えて、Beam の処理(暗号化やプロトコル変換)が入っていることが大きな特徴です。 Beam のように、パケットを転送する際に付加的な処理を行うサービスは SORACOM の特徴的なサービスの一つですが、これがソフトウェアで実現されているので機能追加や不具合修正を迅速に行うことが可能です。 また Beam 以外のサービスも鋭意追加していく予定です。

Dipper には、Polaris のコア機能を支える各種周辺サービスが実装されています。コンソールや SDK などを経由して API が呼び出されると、この Dipper 内で設定変更などが行われ、必要に応じて Polaris の制御を行ったりします。

そして Polaris と Dipper を監視する Hubble(ハッブル)というサービスも稼働しています。Hubble は各サービスを監視し、異常があれば自動的にリスタートさせるなどの機能を持ちます。

Polaris と Dipper 2

SORACOM の各サービス間は疎結合な作りになっています。例えば、サービス間の連携には内部の専用 API を呼び出すような形になっています。

疎結合としたことで、各サービスごとにそれぞれ適切と思われる言語やフレームワークを用いて開発を行うことができています。 またそれぞれのサービスのライフサイクルが独立していますので、任意のサービスだけを好きなタイミングで Blue-Green デプロイによって更新するというようなことができますし、負荷が高まったサービスだけをスケールアウトさせるといったことができます。 このようにすることで、SORACOM のプラットフォーム全体としての可用性も高まります。

プラットフォームの構築には、Amazon DynamoDB や AWS ElasticBeanstalk といった AWS のサービスをフル活用しています。 運用コストを最小化しつつも、最大限の可用性とパフォーマンスを同時に実現しています。

SORACOM では各サービスのコンポーネントだけでなく、社内の人間同士の連携も疎結合になっています。通常の連絡はほとんど Slack 上で行われ、1 日 30 分の全体 Sync ミーティング以外は非同期な連携が行われています。 そのため、忙しくてなかなか社内にいない人を待ち続けるといったような無駄が発生することがほとんどなく、コミュニケーションコストを最小限に抑えられているように思います。

おまけ

CTO of the year を受賞すると、このように大きなパネルを持って満員電車に乗れるという栄えある特典付きでした!

パネルを持った安川