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LoRaWAN評価用ボード
STM32L0 LoRa Discovery Kit の販売を開始しました!

好きなSORACOMサービスは SORACOM Air for LoRaWAN な松下(max)です。

2017年2月に商用サービスを開始した SORACOM Air for LoRaWAN は、お使いいただけるLoRaデバイスは「LoRa Arduino 開発シールド」「LoRa GPS トラッカー LT-100」と2種類ありましたが、本日より「STM32L0 LoRa Discovery Kit」が仲間に加わることになりました!

STM32L0 LoRa Discovery Kit

STM32L0 LoRa Discovery Kitの特長

  • LoRaモジュールを搭載し、アンテナも標準添付。もちろん技適OKです
  • マイコン搭載 (Cortex©-M0+ベースの超低消費電力STM32L0シリーズMCU)
    • サポートされる開発環境は Getting Start で紹介している Keil MDK-ARM だけでなく、Arm Mbed online※1といった開発環境もサポートしています
    • Arduino UNO R3互換コネクタも搭載しています
  • 単4乾電池ホルダーを搭載、電池だけのスタンドアロン運用が可能です※2

※注意1:Mbed onlineで開発できるLoRaWANの環境は主にEUやUS向けの仕様です。日本向け仕様(AS923/ARIB)の開発はMDK-ARMをお使いください (2017年9月末現在) ※注意2: 乾電池運用する際にはボード上のハンダを取り外す必要があります(本ブログで紹介しています)

STM32L0 LoRa Discovery Kitを使い始めるには?

ご購入はSORACOM Webコンソールから行うことができます。

また、STM32L0 LoRa Discovery Kitが手元に届いてから、SORACOM Webコンソールでの登録や開発環境の整備は Getting Start にまとまっています。 若干手順が多めですが、一度構築してしまえばコンパイル→転送&実行できますので構築をお勧めいたします。

このブログで注目するのは「乾電池運用」です。IoTでいつも課題になるのが電源ですが、このSTM32L0 LoRa Discovery Kitは乾電池で動作させることができるのです!

乾電池運用が可能です

STM32L0 Discovery Kitは、単4乾電池 3本を電源として利用することができます。製品の裏面に電池ホルダーがついており、下図のように取り付けることができます。

乾電池を載せた様子

残念なことに出荷直後の状態では乾電池動作ができないのです。そこで、ここでは乾電池運用をするための作業をご紹介します。

※本作業によるいかなる不具合、生ずる不利益について弊社では一切の責任を負いませんので、ご注意ください! ※乾電池は別途ご用意ください

SB37をOFFにする

電池ホルダーの近くに SB37 という半田ブリッジがあります。 出荷時ではON (=半田によるショート) がされていますが、これをOFF (=半田を取り除く) ことで、電池運用が可能となります。

出荷時の状態

取り除く際には、半田ごてが必要です。半田のリムーバーがあると、より良いです。

作業の様子

※SB37をOFFにすることによる影響は、現在のところ確認されていません。 (UserManualのP14には “ SB37 must be removed to release the RESET pin managed by ST-LINK. In that case the ST-LINK is no more powered.” と書かれているのですが、ST-LINK UtilityやMDK-ARM、Mbedからのプログラム書き込みは可能であることを確認しています。)

おわりに

STM32L0 LoRa Discovery Kitの詳細なデータシートなどはB-L072Z-LRWAN1のページに掲載されています。

STM32L0 LoRa Discovery Kitは、このボード一つでマイコン&センサーI/F&LoRaWAN通信ができ、しかも乾電池で動くというIoT時代にぴったりのデバイスですので、お試しください!

ソラコム 松下