4 つのセンサーと省電力通信 LTE-M 内蔵「GPS マルチユニット SORACOM Edition」発売開始!

2020/02/12

三度のご飯と同じくらい IoT デバイスの話が好きな、ソラコム “Max” 松下です。

ソラコムは「IoT のつなぐを簡単に」するために、無線通信を中心に様々なサービスを提供していますが、その通信を活用するためのデバイスも手掛けています。

今日から販売しますのは 4 つのセンサーと省電力通信 “LTE-M” 内蔵 の「GPS マルチユニット SORACOM Edition」 です。

GPS マルチユニット SORACOM Edition GPS マルチユニット SORACOM Edition

4 つのセンサー/LTE-M/充電式バッテリーを内蔵

GPS マルチユニット SORACOM Edition は、これ 1 台で「温度」「湿度」「加速度」「位置情報(GPS/GLONASS/みちびき)」と 4 種類のセンシングが可能です。

サイズは約 49mm x 83mm 、厚さは 13.8mm で重さは約 63g です。手のひらよりも一回り小さいです。(写真は私の手です、ご参考までに。そんなに大きい方ではありません。)

GPS マルチユニット SORACOM Edition サイズ GPS マルチユニット SORACOM Edition サイズ

内蔵バッテリーは充電式で 1500mAh と比較的小型ではあるものの、通信は省電力の LPWA セルラー通信 “LTE-M” を採用しているため、長時間のセンシングとデータ送信を実現しています。

APN(アクセスポイント名)が設定済み

GPS マルチユニット SORACOM Edition には SORACOM の APN 設定※がされた状態でお手元に届きます。SORACOM 特定地域向け IoT SIM の plan-D もしくは plan-KM1 といった「LTE-M 対応サブスクリプション」の SIM カードを用意すれば「SIM カードを入れて電源 ON で、即センシング開始」が可能です。

APN 設定; 3G や LTE といったセルラー通信において「利用する通信事業者」を指定するための設定です。APN は Access Point Name の略になります。スマートフォン等のコンシューマー向け製品では機器出荷時に複数の事業者が登録されているため、利用者はあまり意識をする必要がありませんが、 IoT デバイスのような機器においては設定の必要があるのが一般的ですが、GPS マルチユニット SORACOM Edition では設定が不要です。

バッテリーにおける稼働時間は?

気になるのが内蔵バッテリーを用いた稼働時間です。私も気になりましたので、実際に試してみました。 条件は「温度・湿度・加速度・位置情報 4 つのセンサーデータを 1 分に 1 回送信」というものです。結果は平均で 1.5 日~ 2.0 日となりました。

実際に稼働させた様子 実際に稼働させた様子

稼働時間は送信間隔と連動します。例えば 10 分に 1 回の送信であれば稼働時間は大幅に延びるので、センシングしたい対象の変化量とサンプリング数を検討すれば、有効に活用できるでしょう。また、「バッテリー残量」もデータとして得ることができるため、充電時期をいち早く察知できます。

バッテリー稼働だけでなく、電源供給をしながらでも動作する事ができます。電源供給ができる場合でも、大いに役立つデバイスです。

デバイス設定は SORACOM ユーザーコンソールで行えます

デバイスの設定というと、デバイスにケーブルを挿して・・・といった作業を想像しますが、 GPS マルチユニット SORACOM Edition の設定は全て「SORACOM ユーザーコンソール」で行います。

そのため、現場に設置した後からでも現地のデバイスを触ることなく設定の変更が可能です。

設定できる項目は「センシング内容」「データの送信モード」そして「データ連携先 SORACOM サービス」の 3 つです。

設定画面(開発中) 設定画面(開発中)

上記は開発中の画面です。

SORACOM サービスでデータ活用を迅速に

GPS マルチユニット SORACOM Edition から送信されたデータは SORACOM のアプリケーションサービスと連携できます。

アーキテクチャー例 アーキテクチャー例

最も手軽なのは「SORACOM Harvest Data でデータを蓄積して SORACOM Lagoon で可視化や通知といったデータ活用」でしょう。登録済みの SIM が手元にあれば「GPS マルチユニット SORACOM Edition に SIM を入れ、 デバイスとSORACOM Harvest Data の設定を SORACOM ユーザーコンソールで行い、電源を ON にする」だけで、データ蓄積を開始できます。

既に AWS を始めとしたクラウドサービスを活用されている方であれば SORACOM Beam / SORACOM Funnel / SORACOM Funk への送信を ON にするだけで、クラウド連携を開始できます。

これらサービスは併用することができますので、「最初は SORACOM Harvest Data を利用しつつ、クラウドの準備ができたら SORACOM Funnel でクラウドへデータ送信を開始」といったステップアップも可能です。

購入方法と内容物

GPS マルチユニット SORACOM Edition は SORACOM ユーザーコンソール で、1 個からお求めいただけます。詳細な仕様や内容物、金額、出荷時期については GPS マルチユニット SORACOM Edition の商品ページをご覧ください。

対応 SORACOM 特定地域向け IoT SIM サブスクリプション

GPS マルチユニット SORACOM Edition の SIM サイズは nanoSIM となります。また、対応している SORACOM 特定地域向け IoT SIM のサブスクリプションは以下の通りです。

2020 年 2 月より特定地域向け IoT SIM / plan-D (NTTドコモネットワーク利用) において LTE-M 回線をご利用いただけるようになりました。すでにお持ちの plan-D でも利用可能です。詳しくは LTE-M 回線が SORACOM 特定地域向け IoT SIM / plan-D でも利用可能に をご覧ください。

あとがき

今回の GPS マルチユニット SORACOM Edition は「完成品によるサービス開発の集中」を実現するデバイスとして幅広く活用いただきたいと思っています。

SORACOM デバイスと利用シーン SORACOM デバイスと利用シーン

オンライン講座で GPS マルチユニット SORACOM Edition の利用方法を解説します!

3/10 に予定されているオンライン講座「Let’s try IoT プロトタイピング」で、今回紹介しました GPS マルチユニット SORACOM Edition の利用開始から活用方法までを解説します。

PC やスマートフォンから無料でご覧いただけます。ご期待ください!
詳細は Let’s try IoT プロトタイピング ~健康管理や肌の乾燥を防ぐデバイスを作ろう~ をご確認ください。

皆さんの IoT のアイデアをいち早く形にするための部品として、是非ともご活用ください!

― ソラコム “Max” 松下


Posted by Max at 2020/02/12