SORACOM Blog

ソラコムの最新情報をお届けします

月額0.4 USD(約45円) 低トラヒック用途向け新料金体系を5月16日より提供開始

本日5月10日、月額0.4 USD(約45円)で利用できる低トラヒック用途向け新料金体系を発表しました。5月16日から提供を開始します。 また、これまでグローバル向け Air SIM はアメリカとEUで提供していましたが、この発表に合わせて日本でも提供を開始します。

GlobalSIM

IoT が注目されている背景に、クラウド技術とデバイスの進化と低価格化があります。少ない初期投資で迅速にデータを処理できる環境が整備された一方で、移動体の位置情報のトラッキングや遠隔監視、在庫確認など極めて少量のデータしか流さない用途にもセルラー通信を安価に使えないか?というお客様のフィードバックをいただいています。

今回の新料金体系は、数MB/月程度の利用に最適化されています。

  • 基本料金 0.4$/月 (45円/月注)
  • データ通信料金 0.5$ / MB
  • グローバルSIMのテクノロジーをベースに低利用料金を実現(2G, 3Gに対応)
  • SORACOMプラットフォームをすべて利用可能

初期費用を含む料金体系は以下のとおりです。

  • 初期費用:5 USD / 枚 (送料別)
  • 基本料金:
    • データ通信開始前 0 USD / 日 (1年間まで無料)
    • データ通信開始後 0.4USD / 月
  • データ通信料金 :0.5USD / MB(利用する国と地域によらず固定)

なお、使用可能なエリアは以下のとおりです。 エリア

私個人的には、たまに使用する電子工作用の Air SIM にもいいのではないかと思っています。 5月16日からの提供を予定していますので、今しばらくお待ち下さい!

ソラコム江木

SORACOM LoRa Spaceが生まれ変わりました

共有サービスモデルの LoRa ゲートウェイの設置場所情報を公開していたサイト SORACOM LoRa Space が、本日新たなドメイン lora-space.soracom.jp とともに生まれ変わりました。 LoRa ゲートウェイやデバイスを購入された方、購入を検討されている方が気になることの1つは、果たしてどの程度の距離から通信ができるのか、というものかと思います。

新しい LoRa Space では、それぞれの共有ゲートウェイの稼働状況を確認できるほか、 LoRa デバイスをお持ちの皆様にご協力いただき、地図上の各地点からゲートウェイへの接続状況、信号強度などの情報を集め、共有してまいります。 接続ポイントの登録にご協力いただける方向けに、開発者向けサイト内にGetting Startedを用意しています。 位置情報を登録するにあたり、LoRa デバイス、Arduino のほか、GPSモジュールが必要となりますが、最近は安価なモジュールも登場してきていますので、ぜひ多くの皆様にご参加いただきたいと思います。

LoRa Space の公開にともない、Arduino library for LoRaWAN Device もバージョンアップするとともに、LoRa Space への接続ポイント登録用のスケッチを同梱しています。こちらは一般に LoRaWAN を使用してデータ送信を行う場合の参考にもなると思いますので、あわせてご参照ください。

SORACOM LoRa Space に多くの接続情報が集まるとともに、LoRa デバイスを活用して多くのサービス、ソリューションがでてくることを楽しみにしています!
ソラコムは、5/10-5/12開催の2017 Japan IT Week 春に出展しています。 LoRaWAN の活用方法をお探しの方やご相談のある方、SORACOM LoRa Space についてご興味のある方、そして、もちろんセルラーを含めた SORACOM の様々なサービスにご関心をお持ちの方、ぜひソラコムブース(西14-77)までお越しください。

ソラコム 岩崎

SORACOM Interstellar - 40光年先の遠隔監視 -

皆様。新サービス SORACOM Interstellar はお使いいただけたでしょうか。今回の SORACOM Interstellar では、OpsDev チームは約40光年先の惑星に置いた LoRa Gateway を監視するという難易度の高い課題に挑戦することになりました。40光年先にあるということは、故障を検知してから現地に赴いたのでは、多分直る頃にはお客様に連絡が取れず、チケットをクローズできないという問題が発生してししまうため、遠隔監視システムの構築が不可欠でした。

システム構築で主に議論になったのが次の2点です。

  1. 遠隔監視用機材
  2. 遠隔監視方法

遠隔監視用機材

本来であれば宇宙放射線の影響なども考慮した機材を選択したかったのですが、弊社のリーダーシップ・ステートメントの Avoid Muda の精神に則って逸般的な誤家庭にあるハードウェアを使うことにしました。オフィスを見渡したところ幸いにも次のハードウェアを手に入れることができました。

  • Raspberry Pi 2 Model B
    • 2017-04-10-raspbian-jessie-lite.img1
  • SORACOM Air 端末
    • 3G モデム AK-020
    • 3G/LTE ルータ NEC Aterm MR04LN
    • FREETEL Priori3 LTE

Devices


AK-020

Raspberry Pi に刺してすぐに使えるようにするためには、幾つかの準備が必要になります。詳細な解説は他の方にお譲りして、今回は接続に必要なステップのみ記載します。

Firmware の更新

USB ポートに 1.2A の電力が無いと不安定になるため、rpi-update により libraspberrypi-bin-1.20161020-1 以降の firmware にアップデートします。アップデート出来ない場合は /boot/config.txtmax_usb_current=1 を追加します。

AK-020 接続時の Raspbian の動作設定

1.1 /etc/udev/rules.d 配下に 30-soracom.rules を作成し以下を記載

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ACTION=="add", ATTRS{idVendor}=="15eb", ATTRS{idProduct}=="a403", RUN+="/usr/sbin/usb_modeswitch --std-eject --default-vendor 0x15eb --default-product 0xa403 --target-product 0x15eb --target-product 0x7d0e"
ACTION=="add", ATTRS{idVendor}=="15eb", ATTRS{idProduct}=="7d0e", RUN+="/sbin/modprobe usbserial vendor=0x15eb product=0x7d0e"
KERNEL=="ttyUSB*", ATTRS{../idVendor}=="15eb", ATTRS{../idProduct}=="7d0e", ATTRS{bNumEndpoints}=="03", ATTRS{bInterfaceNumber}=="02", SYMLINK+="modem", ENV{SYSTEMD_WANTS}="ifup@wwan0.service"

1.2 PPP を対話型で設定可能にする pppconfig のインストール

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sudo apt-get -y install pppconfig

1.3 SORACOM Air PPP 接続設定の作成

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sudo pppconfig soracom_ak-020

/etc/ppp/peers 配下の soracom_ak-020 が以下のようになるよう、関連する項目に対話式に入力します。切断時の再接続と、AK-020 を default gw にするために、ファイルの最後に persist と replacedefaultroute を手動で追加します。

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# This optionfile was generated by pppconfig 2.3.18.
#
#
hide-password
noauth
connect "/usr/sbin/chat -v -f /etc/chatscripts/soracom_ak-020"
debug
/dev/modem
460800
defaultroute
noipdefault
user "sora"
remotename soracom_ak-020
ipparam soracom_ak-020

usepeerdns
persist
replacedefaultroute

1.4 APN 及びチャットスクリプトの設定

SORACOM Air を利用するために /etc/chatscripts 配下の soracom_ak-020 を次のように編集します。

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  # This chatfile was generated by pppconfig 2.3.18.
'' ATH
OK AT+CFUN=1
OK ATZ
OK 'ATQ0 V1 E1 S0=0 &C1 &D2'
OK AT+CGDCONT=1,"IP","soracom.io"
# Please do not delete any of the comments.  Pppconfig needs them.
#
# ispauth PAP
# abortstring
ABORT BUSY ABORT 'NO CARRIER' ABORT VOICE ABORT 'NO DIALTONE' ABORT 'NO DIAL TONE' ABORT 'NO ANSWER' ABORT DELAYED
# modeminit

# ispnumber
OK-AT-OK "ATDT*99#"
# ispconnect
CONNECT \d\c
# prelogin

# ispname
# isppassword
# postlogin

# end of pppconfig stuff

1.5 PPP接続のためのインターフェース設定

/etc/network/interfaces の最後に以下を追加します。

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allow-hotplug wwan0
iface wwan0 inet ppp
    provider soracom_ak-020
    pre-up sleep 10

1.6 自動接続の確認

再起動し自動で interface として ip addr コマンドを用いて ppp0 に IP アドレスが付与されることを確認します。 今回の場合 10.229.82.137 が付与されていることが確認できました。

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4: ppp0: <POINTOPOINT,MULTICAST,NOARP,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UNKNOWN group default qlen 3
    link/ppp
    inet 10.229.81.137 peer 10.64.64.64/32 scope global ppp0
       valid_lft forever preferred_lft forever

自動再起動

万が一宇宙放射線の影響によって Modem が hangup した場合に、Raspberry Pi の再起動を行う以下のスクリプトを cron で定期的に回すことにします。

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#!/bin/bash -e

check_ppp () {
  if [ "$(/sbin/ifconfig ppp0 2>&1 | grep inet)" ]; then
    echo 0
  else
    echo 1
  fi
}

do_ppp() {
    /sbin/ifup wwan0 && /bin/sleep 60
    if [ "$(/sbin/ifconfig ppp0 2>&1 | grep inet)" ]; then
      return 0
    fi
    return 1
}

res=`check_ppp`
if [ ${res} -eq 0 ]; then
  exit 0
else
  res=`do_ppp`
  if [ $? -ne 0 ]; then
    echo "the server is shut down now!"
    /sbin/shutdown -r
  fi
fi
exit 0

NEC Aterm MR04LN

TRAPPIST-1 は残念ながら FOMA ハイスピードエリアの範囲ではないので、AK-020 ではアップロードの速度が 384kbps に制限されてしまいます。より高速なアップロードが必要な場合や AK-020 の様な設定を回避したい場合、 Aterm MR04LN(以下 Aterm)は有力な端末の一つになると思われます。今回 Aterm を次の様に設定しました。

  1. USB テザリング(設定 -> LAN 側設定 -> USB テザリング機能 ON) この設定をすることによって、Raspberry Pi 側には ethxx2 として認識され、特別な設定をすること無くインターネットに接続する事ができます。

  2. ポートマッピング設定 Aterm の特定のポート宛の通信を Raspberry Pi に転送するため、ポートマッピング設定を行います。Aterm を一旦パソコンにつないで、http://aterm.me/ にアクセスすると、クイック設定 Web にアクセスすることが出来ます。そして、左側のメニュー -> 詳細設定 -> ポートマッピング設定から以下の様に設定します。

Aterm クイック設定 Web

ここでは22番ポート(SSH)宛の通信を Raspberry Pi の22番ポートに転送する設定を行っています3

さすが専用の機種です。これだけで設定は終了です。


Priori3 LTE

Priori3 LTE(以下 Priori3)はコストパフォーマンスの良い SIM フリーのスマートホンとして注目を浴びました。

  1. USB テザリング (設定 -> もっと見る -> テザリングとポータブルアクセスポイント -> USB テザリング ON) この設定をすることによって、Raspberry Pi 側には usbx4 として認識され Aterm 同様、特別な設定をすること無くインターネットに接続する事ができます。

  2. ポートマッピング機能 Priori3 にはデフォルトではポートマッピング機能が無いので、今回は the port forwarding app を利用しました。

これによって通常のスマートホンでも Aterm と同様のことを実現出来ました。しかし、Raspberry Pi を再起動したところ次のような問題に直面しました。

  • USB テザリングが解除されてしまう
  • 割り当てられる IP アドレスが毎回変わる

残念ながらこれらを設定するためには Priori3 上での操作が必要なため、TeamViewer 等の画面共有アプリケーションを利用して、遠隔からスマートホンを操作することが必要になりそうです。

3機種の比較

今回の3種類の端末についてまとめると次のようになります。

対応する WAN 方式 定価 [円] 事前設定 メンテナンス
AK-020 3G 4,980
Aterm MR04LN LTE/3G/2G 28,598
Priori3 LTE LTE/3G/2G 13,824

遠隔監視方法

遠隔端末へのログイン

今回は遠隔地にある端末へログインして作業をする必要があるため SORACOM Gate(以下 Gate) を利用することにしました。Gate 利用することによって、Global IP アドレスを用いること無く、地球のサーバから遠隔地にある端末に対して閉域網を介してアクセス/ログインをすることが出来るようになります。

SORACOM Gate

また、VPG を利用していない場合には Publick Gate5 を利用することで、地球にある端末から遠隔地にある端末へアクセスすることが出来るようになります。

SORACOM Gate と Public Gate を比較すると次のようになります。

Gate Public Gate
アドレス 任意のアドレス ソラコムが指定
(10.128.0.0/9)
参加する端末の制御 選択可能 SORACOM Air を利用すれば誰でも参加可能
接続可能な
端末
SIM が搭載されていない端末も接続可能(Gate Peer) SORACOM Air搭載端末

通信断への対応

ソラコムにはネットワーク側からセッションを切断する セッション切断API を用意しています。万が一端末からのデータ転送が途絶えてしまった時に、こちらを用いることで再度セッションを確立することが出来る場合があります。今回の3機種でセッションを切断を試したところ、3機種全てで再度セッションが確立することを確認しました。


まとめ

今回は SORACOM Interstellar サービス提供に伴う OpsDev チームのチャレンジを投稿させていただきました。最近は Google の Site Reliability Engineering の様に、運用者についても開発者と同様のエンジニアリングスキルを用いての自動化等による効率的な運用を行っていくのが一般的になってきました。。今後も本ブログで OpsDev の活動の一端を紹介していきたいと思います。長文でしたが、最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

OpsDev チーム


これらのコンテンツに含まれる情報につきましては、その内容および利用結果を保証するものではなく、ご利用は自己責任でお願いいたします。 なお、コンテンツをより正確にご利用いただくために、予告無く内容の変更を行う場合がございます。


  1. 本ブログ執筆中に更新があったので再度検証しました。

  2. 今回の環境では eth1 として認識されました。

  3. USB テザリングの場合、192.168.179.2 が割り当てられるようですが、こちらは環境に応じて変更して下さい。

  4. 今回の環境では usb0 として認識されました。

  5. 端末毎にSORACOM Air VPG 利用オプション料金が発生するため、必要のない場合は Group 設定を解除して下さい。

Nucleo(mbedマイコンボード)で開発を始める (HC-SR04 超音波 測距センサーを動かす)

先日行われたテクノロジー・カンファレンス “if-up 2017”では、IoTを体験いただくためのIoTお楽しみ袋という名のデバイスプレゼントがありました

ArduinoやRaspberry Piといったよく知られているデバイスの中に、STマイクロエレクトロニクス社の Nucleoシリーズのマイコンボード F411RE が入っていたのはご存知でしょうか?

こちら ARM Cortex-M4 を搭載したマイコン(MCU)評価ボードです

Nucleo F411RE

mbedが動いており、豊富にライブラリが揃っているので、実はArduino並みに使うことができるMCUなのですが、、、残念なことに日本語の情報が少ない!!

ということで、こちらではゴールデンウィークの宿題時間つぶしとして、Nucleoボードの使い方を学んでみませんか?

mbed開発フローのおさらい

mbedが動くボードの開発フローは下記のとおりです

必要なもの: モダンなブラウザと、それが動くPC

  1. https://developer.mbed.org/compiler 上の「オンラインIDE」でコードを書き、オンラインでコンパイル、 .bin ファイルをダウンロードする
  2. mbedが動くボードをPCやmacにUSBで接続すると、USBドライブとして見えるので、そこに .bin ファイルをコピー

これだけです。なんということでしょう!

従来のマイコン開発を知っている方からすると、何が起こっているのかわからないくらいに環境が変わっています。 開発環境のインストールとか不要です。もう一度言います、開発環境はブラウザだけです!

.bin ファイルのデプロイ方法と仕様

オンラインIDE上で コンパイル ボタンを押すと .bin ファイルがダウンロードできます

オンラインIDE > コンパイル

これを mbedが動くボードにコピーしますが、下記の通りUSBドライブとして見えるので、そこにコピーするだけでデプロイ完了です コピーが終わり次第mbedボードのリセットが行われ、新しい .bin の内容で動き始めます

オンラインIDE > 新規

複数の .binファイル をデプロイした場合

最後にコピーが完了したファイルが動作対象になります。同じファイル名である必要はありません。ともかく最後にコピーが完了したファイルで動きます

オンラインIDEで、新規から開発する

それでは開発をしてみましょう

オンラインIDEから新規開発をしようとすると、いくつかテンプレートが存在します。 テンプレートを使った作業はいくつか紹介されているので、ここでは全くの新規から作る方法を紹介します

新規作成

オンラインIDEから 新規 を選びます

オンラインIDE > 新規

ダイアログは下記のとおりです

  • プラットフォーム: NUCLEO-F411RE (画面は F446RE ですが、気にしないでください)
  • テンプレート: 空のプログラム
  • プログラム名: 任意 (今回は my_first_mbed としました)

オンラインIDE > 新規 : ダイアログ

若干待たされますが、下記の通りになります

オンラインIDE

この状態では、まだ mbed のライブラリが読み込まれておらず、何もできないので、次の作業でそれを行います

ライブラリをインポートする

オンラインIDEから 右クリック > ライブラリのインポート… > ウィザードからインポート… を選びます

オンラインIDE > 右クリック > ライブラリのインポート... > ウィザードからインポート...

検索画面から mbed で探します。するとリストに mbed がでてくるので、選択した状態で インポート! をクリックします

オンラインIDE > 選択してインポート!

ライブラリのインポートダイアログは、特に変更することなく Import をクリックしてください

オンラインIDE > ライブラリ インポートダイアログ

若干待たされますが、下記の通りになります

オンラインIDE

この手順はほかのライブラリ追加の時にも同じように使える方法です。ぜひとも覚えてください。

最後に main.cpp を追加すれば、mbed開発の最小構成になります。 main.cpp を追加しましょう

main.cpp を追加する

オンラインIDEから 右クリック > 新しいファイル… を選びます

オンラインIDE > 右クリック > 新しいファイル...

ダイアログは下記のとおりです

  • ファイル名: main.cpp

オンラインIDE > 右クリック > 新しいファイル... : ダイアログ

ここまでの作業で、mbed開発における最小構成が揃いました

オンラインIDE > 右クリック > 新しいファイル... : ダイアログ

テンプレート = “Display a message on PC using UART” と同等にしてみる

テンプレート “Display a message on PC using UART” と同じコードを使って、コンパイルしてみましょう

main.cpp

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#include "mbed.h"

Serial pc(SERIAL_TX, SERIAL_RX);

DigitalOut myled(LED1);

int main()
{
    int i = 1;
    pc.printf("Hello World !\r\n");
    while(1) {
        wait(1);
        pc.printf("This program runs since %d seconds.\r\n", i++);
        myled = !myled;
    }
}

※オリジナルからの変更点:改行コードが \n だけだと、表示が崩れる可能性があるので \r\n としました

成功すれば、オンボードのLEDが点滅し始め、PCに接続したシリアルポートにはカウントが表示されます

LED

Terminal

超音波測距センサー HC-SR04 を使う

超音波測距センサー HC-SR04 と mbedボードを接続してみましょう! こんな感じになります

完成図

回路

※F466RE となってますが、F411REでも同じです

コード

豊富なライブラリの中にHC-SR04のライブラリがありますので、それを利用します

利用ライブラリ

Prabhu DesaiさんHCSR04 を使います

検索のときにはこんな感じで表示され、2番目でした

Prabhu DesaiさんのHCSR04

main.cpp

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#include "mbed.h"
#include "hcsr04.h"

Serial pc(SERIAL_TX, SERIAL_RX);
HCSR04 usensor(D4, D6); // Trigger(DO), Echo(PWMIN)

DigitalOut myled(LED1);

int main()
{
    pc.printf("Start!\n\r");
    while(1) {
        usensor.start();
        wait_ms(500);
        unsigned int dist = usensor.get_dist_cm();
        pc.printf("cm:%ld\r\n",dist );
        myled = !myled;
        wait(1);
    }
}
  • LEDは「動いてるかな?」を表現するためだけに使っているので、あまり意味はありません
  • 変数 dist に距離が格納されます

実行結果

シリアルポートに下記のように表示されます

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Start!
cm:28
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cm:28
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cm:37
cm:37
cm:37
cm:24
cm:24

あとがき

Nucleo(mbed)ボードはいろいろなサイズ・スペックで種類が多いです。基本的には同じコードが動くので、消費電力やI/Fのといった用途に合わせたボードが選べるのが魅力です

http://akizukidenshi.com/catalog/goods/search.aspx?search=x&keyword=nucleo&image=%8C%9F%8D%F5

また、Arduinoで使えるセンサーは、Nucleoボードでも使うことができます 日本語情報が少ないmbedではありますが、とても素直なC++のコードで書くことができるため、敷居はかなり下がるかと思います 私のように、いまだにポインタを理解していないような人でもライブラリを駆使すればセンサーの制御ができるようになりますので、せっかくのmbedボード、ぜひトライしてみていただきたいと思います!

ソラコム 松下

GWは SORACOM とラズパイで IoT電子工作に挑戦!

IoT システムを自分でも作ってみたいけど、何から手をつけていいかわからない。センサー使って測定してみたいけど、どれを選んだらいいの? ハードウェアや通信、センサー、クラウド、IoT 電子工作はハードルが高い・・・そんな方にとっておきのハンズオンテキストをご紹介します。

ぜひ今年のゴールデンウィークは電子工作にチャレンジしてみませんか?😁

ハンズオンテキストのご紹介

1. 超音波センサーを使って、距離を測定してみよう!

小型コンピューター Raspberry Pi 、USB 3G ドングル、超音波センサーを用いて、センサーが障害物を検知すると SORACOM Beam を経由してクラウドへデータを送信します。SORACOM Harvest を利用して、測定データを可視化できます。 超音波距離センサーハンズオン テキストはこちら こちらのキット一式は、ソラコムユーザーコンソールよりご購入いただけます。 >>購入方法はこちら

2. カメラを利用して、簡易監視カメラを作ろう!

Web カメラと Raspberry Pi 、SORACOM を利用して簡単に監視カメラを構築することができます。また定点観測しタイムラプス動画を作ることができますので、お好きなものの観察にも応用できます。

植物を定点観測し、タイムラプス動画にまとめたものです。

テキストはこちら こちらのキット一式は、ソラコムユーザーコンソールよりご購入いただけます。 >>購入方法はこちら

3. 赤外線センサー使ってDIYスマートホーム!

赤外線信号を Raspberry Pi で受送信し、インターネット経由で家電リモコンを操作します。LIRC(Linux Infrared Remote Control)を利用し、Linux 上での送信したい赤外線信号の解析および送信を行い、SORACOM Beam と MQTT を用いて赤外線信号を送信します。リモートからの家電の操作をお試しいただけます。

テキストはこちら

4. LoRa を使ってセンシングデータを飛ばしてみよう!

長距離通信、省電力のLoRa Arduino シールドを利用し、温度センサーから得られるデータをLoRaで送り、SORACOM Harvest で可視化までをお試しいただけます。 LoRa ゲートウェイがお近くにある方は誰でもお試しいただけます。LoRa 共有ゲートウェイの設置箇所はここからご確認ください。

テキストはこちら

>>LoRa Arduino シールドの購入方法はこちら

5. その他、様々なハンズオンテキストをご紹介

その他にも、ソラコム以外の方が書いてくださった「試してみる」BLOG 記事があります。参考にしてみてください。

Qiita の SORACOM タグの中には、様々なIoTテキストが紹介されています。IoT でこんなことやってみたかったが見つかるかもしれません。ぜひご覧ください。

IoT体験キットの購入方法

ソラコムのユーザーコンソールにログインし、発注画面より該当のキット、デバイスをお選びください。 ソラコムのアカウントをお持ちでない方は、アカウントを作成し、支払情報(クレジットカードもしくは請求書払い)を設定いただく必要があります。 詳細はこちらのアカウントの作成・支払情報の設定をご覧ください。

how-to-buy LoRa Arduino シールドのご購入を希望する方は、LoRaWANタブより選択ください。 IoT体験キットのご購入を希望する方は、その他(キットなど)を選択ください。

IoT はまず何かしら動くものを作ってみるところからスタート!ぜひこのゴールデンウィークを利用して、一度IoTを体感してください^^

ソラコム 熊崎

「IoTお楽しみ袋」デバイスの使い方ご紹介

先日 4/20 に行われたソラコムの技術者向けカンファレンス「if-up 2017」で、来場者の方全員にIoTにちなんだデバイスをプレゼントされました

当日はご協賛いただいたスポンサーからの熱いデバイス紹介LTも開催され、使い方や特徴など盛り上がりました!

せっかく手に入れたIoTデバイスですから、是非とも活用しましょう!ということで、簡単ではありますが利用方法をいくつかご紹介します

STマイクロエレクトロニクス / NUCLEO-F411RE

NUCLEO-F411RE

ARM Cortex-M4 が搭載されているマイコンです。ボード上にユーザが制御できるLEDやボタンがついてるので、これ一つだけでmbedの開発の雰囲気を感じることができます!

今回、かなりの方がこの NUCLEO-F411RE を手にしたのではないでしょうか。しかし、この基盤感がなんとも言えず、まだ電源すら入れてない方も多いのではないでしょうか?! まずは、どこのご家庭でも転がっている USB mini-Bケーブルを用意して、パソコンとつなげてみましょう! すると、まるでUSBメモリディスクのようにNUCLEO-F411REが見えるはずです。ここからmbedプログラミングの道は開けています!

こちらのページに、オンボードのLEDをチカチカ点滅させる「通称:Lチカ」を行う方法がかかれていますので、やってみてください Nucleo-F401RE(mbed)で遊ぶ01: Lチカ ※NUCLEO-F401RE向けにはなっていますが、内容は全く同じで大丈夫です

アルプス電気 / センサネットワークモジュール開発キット

センサネットワークモジュール開発キット

BLE(Bluetooth Low Energy)で通信をすることができる4つのセンサーを搭載したIoTセンサーです Androidスマートフォンでの活用もさることながら、コマンドガイドが公開されており、gatttoolからでもデータ取得&操作が可能です

アルプスのセンサネットワークモジュールをラズパイ3と3GPIで使ってみる(其の1 BLEパケット構造解析)を参考にトライしてみてください!

タブレイン / 3GIM V2.1(3GおよびGPSフレキアンテナ付き)

3GIM V2.1

これが当たった方。IoT通信生活を飛躍的に向上させる大チャンスです! 製品名は「スリー・ジム」と読む、タブレイン社の 3GIM V2.1です

情報は公式Wikiに集まっており、Arduinoから使う法のほか、Raspberry Piからの利用方法もあり、とても有意義に利用することができます しかも!ATコマンドだけでHTTPアクセスが可能ですので、是非ともマニュアル見ながらお試しを。

メカトラックス / anyPi

anyPi

Raspberry Pi本体に3G通信モジュール「3GPI」がついています。本来は別途用意する必要のあるシリアルコンソールも、標準添付されているPiConsole I/FのUSBインターフェイスで入ることができ、面倒な作業なく3G通信を確かめることができます

別途、温度センサーカメラを用意すれば、もっといろんなことができますよ

色々な組み合わせは メカトラックスのラズパイIoTスタータキット「anyPi(エニーパイ)」のPiConsole I/Fを使ってみた に掲載されています

ぷらっとホーム / OpenBlocks IoT BX1

OpenBlocks IoT BX1

このボディーにWi-Fi、BLE、そして3G通信まで入っているの?と驚くサイズです しかもOSはよくある組み込み系Linuxではなく、素のDebian GNU/Linuxが使われているのもポイント。ログインしてしまうと「あれ?サーバにログインしてたかな?」と疑うくらいの使い勝手です

マニュアルも完備されているうえ、最初からサポートされているセンサーデバイスの数も多くあります ※アルプス電気の「センサネットワークモジュール 開発キット」もサポート済み

あとがき

個人的にはNUCLEO推しですが、OpenBlocks IoTの使い勝手も好きです。 デバイスに触れる機会をもっと増やしていきたい思います

ソラコム 松下

IoT technology conference if-up 2017 満員御礼

4月20日、技術者向けのカンファレンス IoT technology conference if-up 2017 は、多くの方にご来場いただき、大盛況のうちに終了致しました。 今回のカンファレンスは、IoT 技術全般や最新動向を、様々なバックグラウンドを持ったエンジニアの皆様と議論し、これからのIoTムーブメントを創りあげていくことをテーマに開催しました。サービスの話だけではなく、設計思想、実際のアーキテクチャ、現場で直面する課題や解決手段などを実際にシステムを構築されたエンジニアの方にご登壇いただき、リアルな声を届けていただきました!

キーノートは前半では、IDC Japan 鳥巣様による IoT 市場とIoTテクノロジーの動向をご紹介、ソラコムCTO安川よりシステム全体の監視・運用のためのOpsDevエンジニアの存在や、疎結合非同期などSORACOMの技術の裏側のお話をさせていただきました。

キーノートパネルでは、アーム内海社長、LINE 砂金様、そして飛び入り参加ゲストとしてRuby開発者のまつもとゆきひろ様にご登壇いただき、「テクノロジーで潮目が変わる時」と題し、とても密度の高いお話をいただきました。 キーノートパネル資料はこちら

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参加者全員へのプレゼントとなった IoT お楽しみ袋は、最後の最後までプレゼントが増え計17種類のデバイスをプレゼントさせていただきました。初めて触るデバイスも多かったのではないでしょうか?これからゴールデンウィークですね!ぜひ使ってみて、感想聞かせてくださいー! プレゼントデバイス資料はこちら

ご参加いただいた皆様に、SORACOM へのリクエストで星空を作っていただきました★ 書いてくださったみなさま、本当にありがとうございます! 実際にSORACOMを使ってくださる方からのリクエストやフィードバック、大事に一つ一つ見させていただき、今後のサービスの参考にさせていただきます😶 request_star

さて午後からは2つのトラックに分け、機械学習、LPWA、デバイス、閉域網、GPS、カメラ、グローバルなど様々なテーマに沿って実際の生の声をいただきました。どのセッションもとっても濃いお話をしていただき、学びもとても多い時間となりました。 登壇資料はこちらをご覧ください

総合格闘技と言われるIoTの様々なノウハウや技術をぎゅぎゅっと詰め込んだ今回のカンファレンス、来場者の皆様と直接語り、学び、とても貴重な時間をありがとうございました。来るIoT時代を一緒に作りあげていきましょう!

ソラコム 熊崎

PCI Express Mini Card タイプの 3G/LTE 通信モジュールの販売取扱いを開始しました

4月20日、Quectel Wireless Solutions Co.,Ltd が製造した PCI Express Mini Card タイプの 3G/LTE 通信モジュール「UC20-G / EC21-J Mini PCIe」について、開発ボード・アンテナと共に、SORACOM のユーザーコンソール等での販売取扱いを開始することを発表いたしました。

グローバル対応 3G 通信モジュール(UC20-G Mini PCIe) 販売価格:3,980円/台(税別・送料別)

UC20-G Mini PCIe

日本向け LTE Cat.1 通信モジュール(EC21-J Mini PCIe) 販売価格:4,280円/台(税別・送料別)

EC21-J Mini PCIe

いずれのモジュールもうれしいことに、USB/UART から AT コマンドだけで HTTP や TCP/UDP が送受信できます!

他にも、以下のような特徴があります。

  • 標準のインターフェース(USB / UART)
  • 広範なドライバ提供(Windows / Linux / Android)
  • 標準のフォームファクタ(PCI Express Mini Card タイプ)

メーカー提供ドキュメント(UC20-GEC21-J)も合わせてご確認ください。

当モジュールは、3,980円で、1台から、すぐに入手することができます。 スタートアップや企業の新規事業等に関わるお客様は、通信モジュールの調達から試作、ビジネスモデル検証を迅速にお試しいただけるようになります。

例えば…

  • 開発/検証は Mini PCIe+開発ボードで
  • 試作/セルラーをオプションで扱うといった場合は Mini PCIe で
  • 量産時は実装タイプを選択するとともにアンテナも小型のものを利用、3G⇔LTEも同一フォームファクタで提供

といった形で、通信モジュールに関するノウハウは引き継ぎながら、ビジネスのスケールに合わせて選択可能な通信モジュールです。ぜひご検討ください。

ソラコムは引き続き、企業も個人も利用できるIoTプラットフォームとして、世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会を目指し、IoT プレイヤーの増加に貢献していきます。

ソラコム 高橋範

news

SORACOM Funnel で AWS Kinesis Streams を利用するときのオプションが追加されました

現状、SORACOM Funnel 経由で AWS Kinesis Streams にデータを送信する場合の Partition Key (どのシャードに振り分けられるかに影響するキー)は、ご利用の SORACOM Air SIM の IMSI または LoRa device ID に固定されていました。これは、もともと SORACOM Air SIM が 1 IoT デバイスに対応するユースケースを元に設計されていたためです。

このたび、複数の IoT デバイスを SORACOM Air に接続されたゲートウェイのネットワーク内に配置し、高頻度にデータを送信するユースケースでご利用いただいているお客様からのご要望を受け、この Partition Key をリクエスト毎にランダムな値に設定するオプションを導入いたしました。これにより、同一の SIM からデータを送信された場合でも、お客様の Kinesis Streams のシャードにデータが分散されるようになりました。

注意事項として、このオプションを有効にすると SIM / LoRa デバイス単位でのデータの順序保証ができなくなりますので、あらかじめご了承下さい。

この設定はユーザーコンソールならびに、API から設定いただけます。

これからも、ユーザー皆様の声を大切に、機能開発を進めてまいりますので、ご期待ください。

ソラコム 清水 

LoRa -> HTTP Proxy に署名が付けられるようになりました

本日は、LoRa に関する機能追加のお知らせです。 このたび、 LoRa -> HTTP(s) Proxy でも Cellular と同様にHTTPヘッダーに署名を付与いただけるようになりました。

  • HTTP(s) のヘッダーに x-soracom-lora-device-id: #{deviceId}, x-soracom-timestamp: #{unixtime(msec)}, x-soracom-signature: #{signature} が追加されます
  • signature を x-soracom-lora-device-idx-soracom-timestamp の値を使って検証することで、これらのヘッダーがソラコムのサーバーサイドで付加されていることを検証いただけます。

署名は下記のように計算され、x-soracom-signatureとしてリクエストに付与されます。

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SHA256(${事前共有鍵文字列}+x-soracom-lora-device-id=${LoRa device id}x-soracom-timestamp=${timestamp})

例えば下記のような前提条件の場合

事前共有鍵: topsecret LoRa device id: 000b78fffe000001 timestamp: 1492414740191

具体的には以下のように計算されます。

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SHA256('topsecret'+'x-soracom-lora-device-id=000b78fffe000001x-soracom-timestamp=1492414740191')

なお、LoRa デバイス ID は POST される payload に含まれていますが、今回の変更により、HTTPヘッダーからも取得いただけるようになりました。

さて、if-up 2017 がいよいよ今週の木曜日に開催されます。 ご好評につきチケットは完売していますが、ご購入された皆様と当日会場でお会いできるのを楽しみにしています!

ソラコム 清水