SORACOM Blog

ソラコムの最新情報をお届けします

新サービス SORACOM Interstellar を発表しました

本日(4月1日)、新サービス SORACOM Interstellar を発表しました。 Public Previewとして、本日よりサービスを開始しています。

SORACOM Interstellar

SORACOM Interstellar は、地球から他の惑星に対して高速かつセキュアに通信を行えるサービスです。 SORACOM が提供する惑星間通信プロトコル「APRIL(Atomic Protocol for Redundant Interstellar Line)」を使用することで、地球上で一般的に使われる TCP/IP などをトンネルすることが可能で、従来のソフトウェア資産の多くを惑星間でそのまま利用することができます。

当惑星間通信によりお客様は、「より遠くのIoT機器とクラウドを接続したい」、「人類の飽くなき探究心をサポートしたい」といった従来の課題を解決できます。

なお、当サービス提供のため、ソラコムは惑星間通信のためのプロトコル「APRIL(Atomic Protocol for Redundant Interstellar Line)」を独自で開発しました。このプロトコルは、宇宙空間でのハッキングの防止、宇宙線での通信損失をカバーするための冗長性、そして亜空間 UDP をベースにした低レイテンシーの通信を実現しており、また広大な宇宙をカバーするため、アドレス体系として「IPv42」をサポートしています。これにより、亜空間通信におけるすべてを解決します。

このたび、容易に当サービスを利用していただくため、ソラコムでは、Interstellar Gate を用意しました。お客様は、従来よりソラコムが提供している「Public Gate」の設定を行い、Interstellar Gate へログインするだけで、容易に亜空間通信をご利用頂くことが可能です。

コマンド「tracepath42」を実行した様子 (このあと惑星を選択すれば、亜空間の通信経路を確認できます!)

コマンド「tracepath42」を実行するための詳細な手順は、SORACOM Interstellar を使用して惑星間通信を行うをご確認ください。なお、「Public Gate」を利用いただくには、1SIMあたり1日5円が課金されますので、ご注意ください。

参考情報 * SORACOM Interstellar ご紹介資料

ソラコムは、宇宙中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会へというビジョンのもと、今後もお客様の要望をもとに、IoT の未来への誘いを進めていきます!

ソラコム 江木 (Twitter: @NoriyukiEgi)

SORACOM LoRa Space更新しています

先日より出荷が始まりました LoRa ゲートウェイ、LoRa デバイスを弊社オフィスより次々と発送しております。皆様のお手元にはもう届きましたでしょうか。

届いたゲートウェイ、デバイスは到着の後それぞれ受け入れ、セットアップを行なっていただく必要があります。LoRaWAN ゲートウェイ/デバイス ハードウェアセットアップガイドを参照し設定をお願いいたします。

共有サービスモデルのLoRaゲートウェイについては、どなたのデバイスからでも利用可能となります。共有ゲートウェイの設置場所は SORACOM LoRa Space にて公開しており、本日時点の最新データにて情報更新しています。 現時点で20台ほどの LoRa ゲートウェイが稼働中、あるいは設置準備中となっております。皆様のご近所にはございますでしょうか。

ゲートウェイ配置状況 (3/31時点)

橙色のマーカーがついているゲートウェイは、すでにセットアップが完了し、デバイスからのデータ送受信可能な状態です。 「(設置予定)」となっているものについては、受け入れ、セットアップ完了後にデバイスから接続可能となります。 渋谷、赤坂周辺など、複数の会社にご協力いただき、かなりゲートウェイが増えているエリアもでてきました。セットアップ完了が楽しみです!

東京都心部のゲートウェイ配置状況(3/31時点)

LoRa デバイスを購入された方は、ぜひゲートウェイを使用してデータ送受信をお試しください。開発者向けサイトにて公開中の Arduino library for LoRaWAN Device にはサンプルスケッチも同梱してございます。

SORACOM LoRa Space には、今後も随時ゲートウェイ情報を更新してまいります。サイトを確認いただきながら、デバイスの利用やゲートウェイの追加購入などをご検討ください。

出荷に関しましても、これまでご注文から配送まで少しお待ちいただく状況が続いておりましたが、生産も軌道に乗りはじめ、来月以降は状況を改善できる見込みです。まだ「発送しました」メールが届いていないお客様、今しばらくお待ちくださいませ!

最後になりますが、SORACOM Blog は明日も更新予定です。お楽しみに :-)

ソラコム 岩崎

IoTテクノロジーカンファレンス If-up 2017 / 見どころ紹介 2

B2:デバイスデザインパターン 〜ユースケース別デバイス選定〜” に引き続き、IoTエンジニアのためのカンファレンス「if-up2017 IoT Technology Conference」の見どころをご紹介いたします。

A4:カメラデバイスとクラウド〜スムーズな連携のために〜

16:45-17:30 A会場の最後のセッションです

かつて、生物の種類が爆発的に増えた時代「カンブリア紀」。これを支えたと言われるのが「目」です。

カメラデバイスは、まさにIoTにおける「目」と成り得るデバイスです。 しかし、実際にカメラを使うとなった場合 どのような時に使えばいいのか?逆にダメなときはあるのか? といった素朴な疑問に加え、「何が必要なのか?」「何ができるようになるのか?」「クラウドとエッジ側の関係は?」と 尽きることがありません。

本セッションでは、ネットワークカメラの販売数累計10万台(※1)の実績を持つプラネックスコミュニケーションズから企画開発部 部長 中林様と、日本初で数少ないディープラーニング専業スタートアップABEJAからプラットフォーム事業部 開発チーム リードエンジニア 河崎様の2名をお迎えして、カメラデバイスを中心にエッジ側、そしてクラウド側それぞれの最新情報、そして実は協業されている2社の経緯とこれからの展望をお話いただきます。

当日はこのようなタイトルでお話いただきます! (※2)

  • 「IoTでたどり着いたのがカメラ」
  • カメラデバイスの「今とこれから」
  • ディープラーニングで発見できるものが増えた!?
  • 「エッジでなければ」「クラウドでなければ」 / 協業シナジー

IoTでカメラデバイスの利活用を検討しているエンジニアの方なら、是非登録ください! お申し込みはこちらから!(イベントレジストのページです)

※1 2017年2月末時点 ※2 内容は当日変更になる可能性がございます

ソラコム 松下

IoTテクノロジーカンファレンス If-up 2017 / 見どころ紹介 1

IoTエンジニアのためのカンファレンス「if-up2017 IoT Technology Conference」の開催がいよいよ1ヶ月を切ってまいりました。 すでに多数のお申し込みをいただいており感謝と共に、IoTに対する期待が高まっていることを感じています。

しかしながら「IoTっていろんな技術要素があるから、何を学んだら良いのかわからない!」という声も多くいただいているのも事実です。 ここでは数有るセッションの中から、いくつかピックアップし見どころをご紹介し、みなさんのセッション選択のお役に立てればと思います。

B2:デバイスデザインパターン 〜ユースケース別デバイス選定〜

14:15-15:00 B会場のセッションです

IoTデバイスを実際に使うときにはどのような点について気をつけたらいいのだろうか?費用の事まで考えた最適な解はあるのだろうか? そんな疑問を持っている IoTアーキテクトIoTエッジデバイス/組込デベロッパ 向けのセッションです。

IoTシステムを提供する側と受ける側と、相対する面々にご登壇いただき、下記のようなテーマを中心にディスカッションをしていただきます。

  1. ユースケースにおける「デバイスの選び方」
  2. IoTで得られる利益の「見込みと実際」
  3. IoTプロジェクト推進における課題「PoCから本番へ」

以上の3つを軸に展開します。

提供側はBLEビーコンを用いた動態管理システムGeoSTRATOSを開発・販売しているインフォキューブ LAFLA 取締役 CIO 田中様です。インテル社の声掛けで集まったIoTベンチャーズのメンバー(PDF)でもあります。2015年には星野リゾートにて位置動線収集の実証実験(PDF)を手がけたりと、IoTの黎明期から既に多くの案件を手がけております。

受益側は川崎駅西口の複合商業施設ミューザ川崎の設備メンテナンス・工事も含んだ総合建物管理を担っているザイマックスアルファ ミューザ川崎 現地管理統括責任者 作元様です。ウフル社のIoTパートナーコミュニティにおけるスマートビルディング・ワーキンググループのテストベッドとして、IoTシステムによる冷温水ポンプモーターの異常検知を試験導入しています。

提供側が今まで試行錯誤した結果として求めているデバイスや、受益側が意図としている利益、そしてそれぞれの立場から、IoTシステムをより長く利用し続けてもらうためのヒントが得られるセッションですので、是非ともご登録いただければと思います!

ソラコム 松下

LoRa製品の出荷が始まりました!

LoRaゲートウェイ、LoRa Arduino開発シールドの出荷が始まりました! 最終的なテストも終え、本日から順次発送しております。

はじめての LoRa 出荷 初期出荷

発送はご注文をいただいた順になりますので、まだ「発送しましたメール」が届いていないお客様もどうぞお楽しみに!

なお、これにともなって、ユーザーコンソール、Getting Startedガイドもアップデートしております。

これまで、LoRa デバイス管理メニューはありましたが、本日「LoRa ゲートウェイ管理」と「LoRa ネットワーク管理」が追加されています。 コンソール

当メニューより、お持ちの LoRa GW のネットワーク設定(専有設定や他のお客様との共有設定など)を行うことができます。 (共有サービスモデル用の LoRa GW にご登録の場合は、共有のみが選択できます。)

共有サービスモデルについては、LPWAのシェアリングエコノミー (共有サービスモデル)を参照ください。

また、LoRa Arduino開発シールド向けに Arduinoスケッチを公開しています。 当スケッチを利用いただくことで、LoRa Arduino開発シールドを使用して簡単にデータを送信することができます。 送信したデータは、SORACOM Harvestを使用すれば、別途サーバーを用意することなくデータを確認して、グラフ化できます。

SORACOM Harvestを使用して、送信されたデータを確認 Harvest

Arduinoスケッチの使用方法は、ガイドを用意しておりますので、ぜひご覧ください!

その他、GettingStartedガイドを公開していますので、合わせてご覧ください。

LoRaデバイスが届きましたら、ぜひブログなどでフィードバックいただけると幸いです!

ソラコム 江木

IoT エンジニアのためのカンファレンス「if-up2017 IoT Technology Conference」4/20 開催!

if-up2017 IoT Technology Conference if-up2017 IoT Technology Conference

来る2017年4月20日(木)に、IoT エンジニアのためのカンファレンス「if-up2017 IoT Technology Conference」を開催します。本日より、お申込み受付を開始しました。

本カンファレンスは、ソラコムがオーガナイズする IoT エンジニアのためのカンファレンスです。IoT のテクノロジーは、複数の専門分野をまたがる、総合格闘技のような側面があり、何を勉強すればよいのかわかりづらい状況があります。また、IoTに関わるノウハウは、すでに取り組まれている企業の中にしかなく、今まで公の場で語られることが少ない状況もありました。

本カンファレンスでは、IoT通信のSORACOMを軸に、ソフトウェア、ハードウェア、クラウド、AI など、必要とされている IoT テクノロジーを縦断し、最新動向やシステム構築事例を通じて紐解いていきます。

午前のキーノートパネルは、「IoT テクノロジーの今・未来」と題し、IDC Japan株式会社 シニアマーケットアナリスト 鳥巣氏による、IoT 市場・テクノロジー動向のセッションに加え、「IoT テクノロジーの可能性」をテーマにした、キーノートパネルには、アーム株式会社 内海社長と、LINE株式会社 砂金氏の登壇が確定。ソラコムからは CTO 安川が、これからの IoT アーキテクチャと「SORACOM Inside」をご紹介します。

午後の個別セッションは8つのセッションを企画しました。エッジコンピューティングと深層学習に取り組む株式会社Preferred Networks 田中氏や、通信をビジネスに組み込んで提供する WAmazing株式会社 CTO 舘野氏など、豪華なゲストをお迎えする他、ソラコムからは、LoRaWAN のスペシャリスト 大槻のセッションや、の US チームで Evangelist をつとめ、スマートビルディングプラットフォーム Enerbrain のシステム構築に携わった Alexisが日本初来日します。

いずれのセッションもソラコムのエンジニアが企画し、モデレートしていきます。 おそらく、業界でも、IoT のテクノロジーだけにフォーカスしたカンファレンスは初ではないでしょうか?

IoT テクノロジーの今と未来を学びに、すでに IoT に関わるエンジニアはもちろん、この春から IoT に関わる仕事を始めるエンジニアの方も是非お越し下さい。お待ちしています。

お申込みは>>> if-up2017 IoT Technology Conference

ソラコム 田渕

LoRaゲートウェイ、LoRa Arduino 開発シールド ソラコムオフィスに到着!

3月6日週に日本に向けて出発したLoRaゲートウェイ、LoRa Arduino 開発シールドが無事に到着しました!長旅の疲れも見せることなく元気な姿でソラコムのオフィスに届いております。

LoRa インドアゲートウェイ AL-020 LoRa インドアゲートウェイ AL-020

LoRa Arduino 開発シールド AL-050 LoRa Arduino 開発シールド AL-050

この後、最終的なテストを行い、来週早々には発送できるように準備を進めます。 (発送は、ご注文をいただいた順となります。)

もうすぐLoRaゲートウェイとLoRaデバイスをお届けできます。 みなさま、お楽しみに!


ソラコムでは、2月7日に「SORACOMプラットフォームのLoRaWAN™対応」を発表しました。この発表にあわせ、LoRaゲートウェイ(LoRa インドアゲートウェイ AL-020)、LoRaデバイス(LoRa Arduino 開発シールド AL-050)を1台から個別販売を開始しており、3月の発送をお知らせしております。

ソラコムの提供する LoRaWAN のサービスについては、SORACOM Air for LoRaWANをご確認ください。

ソラコム江木

LoRaWANの仕様とネットワークアーキテクチャー

株式会社ソラコムが提供する技術者向けのオンラインセミナー SORACOM Bootcamp にて先日LoRaWANをテーマに行われました。LoRaWANの仕様や特徴をソラコムの事業開発マネージャである大槻よりご紹介します。

SORACOM Bootcamp はIoT通信プラットフォームSORACOMの、IoTシステム構築に役立つ機能やTIPSを紹介する技術者向けのオンラインセミナーです。ソラコムのFacebookページからライブストリーミングを使ってお届けするため、PC、スマホとインターネット環境があれば、どなたでもどこからでもご参加いただけます。

LoRaWAN の仕様を解説

LoRaWANは、LPWAと呼ばれる無線規格の一つです。LPWAはLow Power Wide Areaの略称で、名前のとおり、低消費電力で、かつ長距離通信が特徴です。従来IoTの通信は、3GやLTEを使った、いわゆるセルラー通信で実現していたケースが多かったですが、LoRaWANはIoTに特化して使うために作られたところが特徴となっています。技術仕様は、LoRa Allianceという標準化団体が存在し、そこの中に様々なOEMさん、キャリアさん、チップベンダーさん等が参画し、仕様の協議がされています。LoRa Allianceのページから無料でスペックをダウンロードできるようになっています。他の規格に比べても、比較的グローバルで、かつオープンな通信方式といえます。Alliance加入のメンバーは、現時点で、400社以上の会社が加入しています。LoRaのもともとの変調方式の開発をされていたSEMTECHさんをはじめ、各キャリアさん、ヨーロッパのKPNや、bouygues、オレンジ、アジアのSK Telecom、ハードウェアベンダーからは、STマイクロ、MICROCHIP、CISCOといった大手のベンダーさんも参画しています。 ソラコムは、出資をしているM2Bコミュニケーションズ社と技術提携することによって、最新のLoRaの仕様をキャッチアップしている状況です。LoRaWANの仕様体系は、LoRaWAN Specification中で規定されています。

LoRaとLoRaWANの違いとは?

LoRaという名前で呼ぶと、一般的にはLoRaの変調方式を指します。そして、LoRaWANという呼び方をするときは、プロトコル体系を、MACレイヤーを含んだ仕様全体を指します。LoRaWANとLoRaは必ずしもイコールではない可能性がありますので、その点にはご注意ください。従来の規定は、欧米系の周波数帯、ヨーロッパで言う868MHz帯、433MHz帯、あとはUS用915MHz帯が中心でしたが、昨年の秋、バージョン1.0.2というリリースから、日本も含むアジアの十数カ国についても、対象の仕様となりました。日本ではアンライセンスバンドと一般的に呼ばれている、サブギガの920MHz帯を、ARIBの規定に準じて利用し、運用することになっています。

LoRaWANの6つの特徴

こちらは実際のLoRaWANの概要になります。

sbr-lora1 上の二つ、広域通信、低消費電力は、一般的なLPWAの仕様です。三つ目以降が比較的LoRaの特徴になり、基本的に常にデバイスから通信が始まります。アップリンクがトリガーとなり、つまりデバイス側からの通信から始まる点が特徴です。IoTに特化した規格だからこその動きになります。そして、二つ目は、低データレートです。例えばSF10という設定で運用した場合のデータレートは、976bpsになります。日本の場合は、更にARIBの規定が入るため、キャリアセンスや送信休止時間等を含めると実際は約4.4秒に1回送れます。その際に送れるデータが、11バイトです。 実際のネットワーク構成は、メッシュ型です。マルチホップを想定したメッシュ型ではなく、スター型の構成になります。あくまで、デバイスとゲートウェイは、一対一でつながる環境である必要性があります。 LoRaWANの体系は、もともとレイヤー2、MACのレイヤーまでしか規定がないため、IPではなくて、デバイスIDで管理します。IPのEndがLoRaデバイスではない点も、一つの特徴になっています。

プロトコルについて

LoRa変調と呼んでる部分は、スペクトル拡散通信の一種であるチャープ拡散を活用しています。SFはSpreading Factorと呼び、拡散率を上げることで、実際のノイズに対する耐性を考慮し、高いインクバジェットゲインを得ることができます。要するに、受信の感度が上がることで、遠くにも電波が届くようになり、LPWAのロングレンジをカバーすることができます。しかし、伝送距離を稼ぐため拡散率を上げると、送信距離は長くなるが、その分スループットは落ちる相関関係があることを覚えてください。 sbr-lora2 Spreading Factor SF10という設定を、バンド幅を125kHz、Coding Rateを4/5の設定にした場合、ビットレートは、976bpsです。ただし、日本の場、920MHz帯のレギュレーション上、連続して無線出力可能な時間が最大400msecという規定があります。逆に言うと、これ以上電波を出してはいけないという動きになります。これらのレギュレーションに従い、実際にデータを送ってみると、ヘッダーを除いた部分のペイロードは、11バイトまで送れます。先ほど4.4秒に1回というお話をしたのは、ARIBの規定の中に電波を出した時間に対して、その10倍待たなければいけないというルールがあるため、例えば400msec限界まで送った場合、その10倍の4000msec、つまり4秒は待たないといけません。足し算すると、4.4秒に1回が実際の連続送信できる間隔になります。こちらは実際の拡散率を変えた場合は、変更になるため、あくまで例示というご認識をいただければと思います。

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LoRaWANのクラス

レイヤー2で規定のあるクラスは、クラスA、B、Cという3種類があります。基本的にはクラスAがメイン、クラスB、Cという二つの追加のクラスがあります。 sbr-lora4 クラスが下にいくにつれて、デバイスが利用する無線間隔が広がっていきます。つまり、無線を長く使うため、その分電池を消耗します。クラスAは、デバイス自らのデータをアップリンクとして送ります。特定の時間軸を経過した後に、一定の時間だけ受信のスロットをデバイス側は開けます。逆に言うと、このタイミングで下りのデータを受けられるような枠を設けることができるようになっています。クラスAでは、そのチャンスを二つ持っていて、Rx1とRx2という二つのスロットを使うことで、下りの通信が可能になっています。下りのスロットが必要であれば、こちらのスロットを使う双方向の仕様です。逆に、下りの通信がなければ、こちらは受信しないという動きになります。また、Rx1、Rx2以外の時間軸は、デバイスは受信用の無線を使わないため、電力を抑えられます。 クラスCは、先ほどクラスAの動きと似ていますが、送受信時以外は、基本的に受信のスロットを常時開けることができるようになります。そのため、決められた時間軸でしか受けられなかったクラスAに比べて、いつでも下りのパケットを受けるチャンスがある点が異なります。デバイスは常に無線を開けている状態になるため、消費電力は増大します。クラスCは、常時給電ができるような環境、例えば自動販売機や、車などのユースケースで使えるのではと想定されています。 最後にクラスBという規格は、Beaconという特殊なパケットを下りの通信として送ることができます。冒頭でお話しした、LoRaWANがアップリンク、上りの通信から必ずしないといけないというところの唯一の例外が、このクラスBという動きになります。クラスBを使うことによって、このBeaconのパケットが定期的にデバイスには降ってくるようになり、デバイスは決められたタイミングのインターバルで下りのスロットを受けることができるようになります。セルラーで使うようなPagingのような、一方的にネットワークから投げるような動きができるようになるというのがクラスBです。ただし、現状この辺りの仕様が、LoRaWANのスペックの中でも、グレーな部分があり使用ケースは少ないといったところが実情にはなっております。 sbr-lora5

LoRaネットワークアーキテクチャー

ここからが実際のネットワークアーキテクチャーになります。実際のアーキテクチャーは、ゲートウェイの後ろに、更にネットワークサーバーというノードが存在しています。こちらは実際にデバイスのIDの管理や、データのルーティング、データの暗号化、復号化等の全てのパケットの制御をしています。ゲートウェイは、LoRaという先ほどの変調方式の変調作業、復調作業、レイヤー2で飛んできているLoRaのMACレイヤーの転送を制御します。そのため、ゲートウェイとデバイスだけあれば通信できるかというと、実際にはそうではなく、ネットワークサーバーというコアネットワークが必要になります。また、必要に応じて、アプリケーションサーバーと連携することも、可能にはなっています。LoRaWANのアーキテクチャーは、ネットワークサーバーといったノードを含めたソリューションである点を、ご認識いただければと思います。 sbr-lora6 デバイスとネットワークサーバーは、あらかじめ決められたPre-Shared-Keyのキーを持つことになっています。実際に、レイヤー2のMACレイヤーは、こちらのキーを使って、AESベースでデータを暗号化します。そして、Integry Checkとして、MACパケットを付けて、完全性の確認を行います。同様の処理をアプリケーションレイヤーでも行えるようになり、アプリケーションレイヤーも、アプリケーション用のキーを使い、セキュリティーを担保します。実際のセキュリティーの終端というのは、ゲートウェイではなく、ネットワークサーバーとデバイス間、デバイスとアプリケーションサーバー間といった動きになります。つまり、ゲートウェイはあくまで無線の中継をし、セキュリティーはネットワークサーバー側で行っているため、ゲートウェイ側で取っているデータは、ゲートウェイ側からは見ることができない状態です。そしてネットワークサーバーは不正なパケットを受信した場合は、基本的には受け捨てる動きをし、不正なデバイスからのアクセスや、不正な鍵のデバイス、偽装したようなデバイスからのアクセスを遮断することができます。 LoRaWANの仕様の中では、ネットワークセッションキーとアプリケーションセッションキーという名で呼ばれています。標準ベースでは、AESの128の事前共有鍵のような位置付けになっています。鍵のActivation方法は2種類あり、一つは、ABP、Activation by Personalizationで、Personalization、要するに、工場出荷時にあらかじめ二つの鍵を格納しておく方式です。もちろん端末には周波数とConfigurationも入れておくという状態です。もう一つのパターンは、OTAAというところで、Over the air activationというやり方になります。名前のとおり、実際にベンダーさんから工場出荷時に、仮の鍵を保管しておきます。その後、実際にLoRaのネットワークにつなぐタイミングでJOINろというProcedureを実行するようになっています。この仮の鍵をベースに認証作業をして、認証が通れば、ネットワークセッションキーとアプリケーションセッションキーという二つの鍵を本鍵として、後から発行することができます。こちらは、実際にデバイスを製造するロールの会社と、ネットワークを提供する会社というのが別のプレイヤーだった場合は、基本的にはOTAAの方式が有効です。逆にデバイスを作る人とネットワークサーバーを持っている会社が同じ場合は、ABPでもOKとなります。 LoRaWANの通信方式のクラスAのデータ方式には、Unconfirmed-DataとConfirmed-Dataという2種類が存在しています。こちらは、UDPとTCPといったようなイメージをしていただけると分かりやすいです。Unconfirmed-Dataは、デバイスは基本的にネットワークからACKを一切待ちません。そのため例えばセンサーで取ったデータを送りっぱなしても、そのデータが届いたかどうかの確認は一切しません。信頼性の担保というところはできませんが、その分、トラフィックとしては少なく済ませることができます。もう一つのConfirmed-Dataは、デバイスが送ったデータに対するACKを待つモードになります。このため、仮にネットワーク要因や、無線要因で、データが届かなかった場合に、デバイスはACKが受け取れなかったことによって、再送制御を行う実装を入れることができます。データの確からしさがほしい場合は、Confirmed-Dataを指定することで、デバイスが再送制御を入れることができます。 sbr-lora7

本セッションの動画はこちら

資料はこちらからご覧いただけます。

LoRaゲートウェイ、LoRaデバイス 日本へ向けて出発!

今週、LoRaゲートウェイ、LoRaデバイスが日本へ向けて出発しました!

ソラコムでは、2月7日に「SORACOMプラットフォームのLoRaWAN™対応」を発表しました。この発表にあわせ、LoRaゲートウェイ(LoRa インドアゲートウェイ AL-020)、LoRaデバイス(LoRa Arduino 開発シールド AL-050)を1台から個別販売を開始しており、3月の発送をお知らせしております。

その LoRaゲートウェイ、LoRaデバイスが、今週いよいよ日本に向けて出発しました!! 空を飛び、税関を通過し、もうすぐLoRaゲートウェイとLoRaデバイスをお届けできます!

LoRa インドアゲートウェイ AL-020 LoRa インドアゲートウェイ AL-020

LoRa Arduino 開発シールド AL-050 LoRa Arduino 開発シールド AL-050

ご購入いただいたお客様には、3月20日前後を目処に、ご注文をいただいた順に発送できるように準備を進めて参ります。

SORACOM LoRa Spaceで公開している共有サービスモデルのGWも増える予定です。ご期待ください!

みなさま、お楽しみに!

※ 共有サービスモデルのGWについては、LPWAのシェアリングエコノミー (共有サービスモデル)をご確認ください。

ソラコム江木

LoRaWAN Conference Session3 全文書き起こし(2)

みなさんこんにちは、ソラコムマーケティングの熊崎です。 LoRaWAN Conference 2017のsession3「LoRaWAN活用の展望  〜パネルディスカッション〜」講演書き起こしブログをお届けします。 本セッションは、ウイングアーク1stの武市様、九州通信ネットワークの松崎様、フューチャーの池田様にご登壇いただき、実際のユースケースを元にLoRaWANビジネスについて、今後の展望をお話いただいてます。

  1. LoRaWAN Conference session3 全文書き起こし(1)
  2. LoRaWAN Conference session3 全文書き起こし(2) ← 本記事はこちらです。

LoRaWANとドローンを利用した橋梁インフラモニタリング

九州通信ネットワーク・松崎:橋梁インフラとLoRaWANで、今日は橋梁インフラモニタリングを中心にお話をします。 我々は九州にある通信会社で、九州電力の子会社です。BBIQサービスをコンシューマー向けに、法人向けにQTプロのブランドでサービスを展開している電気通信サービスの会社です。橋梁は点検やメンテナンスが大変な地域もあります。橋梁インフラは高齢化が進んでいき、今は大体16パーセントですが20年後には65パーセントとなります。5年に一度の近接目視点検が義務となっているので、維持や管理のコストが増える一方、管理する技術職人は減ってきています。今のまま継続していくことは厳しいという感じで、ここを何とかしたいと思い、橋梁インフラのモニタリング実験をしています。この実験の中でSORACOM Airや我々の光ファイバー等様々な通信用途を試しつつ、データを取得し活用方法を研究しています。 この橋梁インフラモニタリングにLoRaWANの利用を、去年の6月頃から考えていました。イメージとしては、橋梁からその先の遠くにある橋梁までLoRaWANでつながり、一つのSIMでアップロードできないかというものです。実際にLoRaWANがどれだけ届くのか知るため、去年宮崎県の郊外と中心部を結ぶ高松橋で実験しました。通信ができた所は、距離にすると最大で4キロでした。 こちらは宮崎県の高千穂町にある下田原大橋で、最終的に最長7キロ程度まで届きました。 qtnet1 しかしこれは、1000メートル級の眺めのいい山に一生懸命登ってみたら届いたという状況でした。今回は山に登るのではなく、ドローンでの実験をしてみました。 福岡地域戦略推進協議会の中の九州ドローンコンソーシアムという組織で活動に取り組んでおり、今回の実証実験はそのメンバーである株式会社トルビズオンさまにご協力をいただき実施しました。まず一つ目にドローンの飛行移動が、あまり早いとデータが取れません。どれぐらいのスピードだったら取れるか測るため、ドローンに走ってもらいました。結果、データが取れる最大速度は時速14キロでした。 もう一つは上空でのホバリングでの伝送試験です。地上に設置している状態では、見通しの良い海岸沿いで、5.5キロでした。これを上空45メートルぐらいまで持ち上げると、最長9.5キロとなりました。今回、子機側をこういう形でドローンに載せましたが、実施する際には電波法や航空法にも十分ご留意ください。これを先ほどの宮崎市内の橋と高千穂町の橋に当てはめると、どうなるかを想定すると、橋から45~50メートルまで上げればかなり届きます。ドローンだけでもいいかというぐらいでした。とはいえ、日常利用を考えるとアクセスポイントとなる固定型のゲートウェイは設置しておきたいとは思います。 qtnet2 九州にある橋梁は、まだまだ点検を補助・サポートしてくれるシステムが求められているという状況です。上手に活用し、今後サービスに展開していければと考えています。橋梁は、電源や配線が大変で、お金も掛かります。そのため電池駆動で動くセンシングをうまく使えば、より効率的なモニタリングができます。今回使ったドローンではいろいろと更なる活用・アイデアも湧いてくると思いますのでので、これまでなかったものができてくるできると思います。

玉川:フューチャー・池田様と九州通信ネットワーク・松崎様の両方で出てきたドローンですが、ドローンを上に飛ばすせば飛ぶのでは?というアイデアはどなたが思い付きましたか?

フューチャー・池田:社内のR&Dです。

九州通信ネットワーク・松崎:私が言い出しました。

玉川:40メートルぐらい上げるだけで、あれだけ飛ぶのは面白いです。

九州通信ネットワーク・松崎:航空法的には150メートルまではとなっています。150メートルまで行けばもっと飛距離が伸びると思いましたが、測定者がかなり遠くまで走る必要があるということで今回はこここまでで断念しました。

玉川:ものすごくしっかりと実証実験をやられて、非常に面白いデータをいただきましたが、やってみないと分からないというところがあると思います。やってみて、本当に分かったことをお伺いしたいです。

ウイングアーク1st・武市:まず、人間の感覚は結構正確だと感じました。我々のフロアは大体14~15階が結構混んでいる印象を持っていましたが、データを見てやはり混んでいたと分かりました。またデータを貯めて、再活用できる基盤ができたので、トイレの混雑時間の予測などに使える等様々な所からお声をいただくようになりました。

フューチャー・池田:今回はインフラ構築側視点で実験をしたので、これからいかに効率よくLoRaゲートウェイを配置するか、もう一つ、実際ユーザーは、基地局の場所よりも自分のいる場所でどれくらい受信できるかに関心があると感じました。レイヤー位置情報を取りパケットしてみました。移動している場合は受信の感度が変わるという想定はありましたが、同じ路地で固定していても、時間によっては変わってくるということは一番の気づきでした。天候が変わった場合はどうか、夜と昼大丈夫か、1年通して本当に大丈夫かを、どれだけ正確に情報提供するかが重要になると感じました。

九州通信ネットワーク・松崎:橋梁自体は今はセンサーを電源駆動して、電源工事をしていますが、かなりの工事が必要で金額も掛かります。山間の橋梁を含めてやる場合、ボタン電池駆動で1〜5年持つ形のセンシングをうまく活用すれば、精度としては高価なセンサーには劣りますが、それでも十分な所は結構あると思います。ですので電池で測るような仕組みは、これからも使っていければと思います。

玉川:LoRaWAN自体新しいテクノロジーですが、今回発見した課題や改善点をお聞かせください。

ウイングアーク1st・武市:まず今回プロジェクトを発足するにあたり、自社ビルではないので不動産会社との交渉が最初の関門でした。我々はスムーズに進みましたが今後ソリューションとして提供する場合、LoRaの認知が向上するといいと思いました。LoRaのメリットは、電池駆動で良かったため、共有部での設置に必要になりうる、外部から電源を取る際の工事が不要だったことです。 session3

フューチャー・池田:農業の関係のため田舎で実験していると、見晴らしはいいが実は高低差がある場所があります。実験をするときは怪しまれるため、地方の町役場の方と交渉しながら進めていきます。低コストで農業を活性化できる可能性を示すと、お話しを聞いてもらえるようになりました。そういう意味でLoRaWANは、交渉の壁を越えられる技術を持つと感じます。

九州通信ネットワーク・松崎:橋梁インフラモニタリングの課題はコストです。センサーのコスト低減と、配線不要で工事費が安くなる点が進まないといけないと感じます。

LoRaWANを利用した次のチャレンジ

玉川:トイレ監視、農業向け、橋梁監視をされていますが、今後LoRaを利用して試してみたいことがあれば教えてください。

ウイングアーク1st・武市:一つは機械学習を使った混雑予測をやってみたいです。またトイレの空き状況が分かるので、空き予約通知などをslackと組み合わせて空いた時に連絡が来ると面白いと思っています。

玉川:今トイレの空き状態はどうやって測っていますか?

ウイングアーク1st・武市:ドアにBluetoothで動くレンジャーシステムズのマグネットセンサーを付けています。これをMotionBoarad上で見える化しています。

フューチャー・池田:今回実験をした与謝野町の市役所から、老人の1人暮らしの方との通信や巡回バスを効率良く回せないかと要望が来ました。コストが安いと新しいアイデアがたくさん出てきます。先ほどのスマートヴィレッジの中の一つとして、都会より地方がより快適だと思える町づくりができれば、若い人も地方で様々な活性化ができると思います。LoRaを使った最先端地区のモデルを作っていきたいと考えています。

九州通信ネットワーク・松崎:上空でドローンを使った計測を深めていきたいです。今回LoRaの子機をドローンに積みましたが、今度はゲートウェイを積みたいです。今はゲートウェイにSIMが挿さっているため、ドローンに積むのは制度的なハードルもあります。またゲートウェイが大きく、汎用ドローンには載りません。さらに電池の重さがペイロードを決めているため、バッテリーの進歩が必要です。これらが実現すれば川の上をドローンの通り道にして、自動飛行で周囲のデータを全て収集することもできますので、町の見回りなどに活用してみたいと思っています。サービスレイヤーは皆さんが参加することで、更に利用の広がりができて、とても楽しいとそんな夢を見ています。

玉川:ドローンにLoRaのゲートウェイ、基地局を入れると、勝手にセンサーからデータを連れていくイメージですね。掃除機みたいな感じでデータを吸っていくと。

九州通信ネットワーク・松崎:ただ、パブリックモードだけですよね。

玉川:そうですね。ただ今のゲートウェイはSIMが入ってセルラー通信のため、基本的には地上局ではないため、飛ばしてはいけない。その辺はクリアしていく必要があります。

松崎:制度的にはもう既にあり、許可を受ければ飛ばすことはできます。

玉川:本日発表したゲートウェイを自社で所有する所有モデルと、共有サービスモデルの二つを出しましたが、このあたりどう見ていますか。ご意見があったら、教えてください。

ウイングアーク1st・武市:現在21階のビルのテナントに入っている他の会社にLoRaの子機をご購入いただき、ゲートウェイを共有するということをビル全体で実施してみると面白いと思います。

フューチャー・池田:地方では所有系を希望される方が多いですが、私自身の見方は所有と共有は両立すると考えます。所有は自分らが持ちトラフィックが混んでいるときは、共有を利用する等、サーバーのトラフィックの分散モデルです。そういう意味で所有と共有はうまく基地局を配置しながらトラフィックをさばくと、両方ともwin-winな関係になれると思います。冗長構成のようなものです。

九州通信ネットワーク・松崎:共有モデルはビジネスをスタートさせるときには、非常に有効ですが、その後自社で保有したいと考えるようになることもあると思います。移行できるということが、非常に良いと思います。

玉川:共有サービスモデルを始め、所有モデルに移行していくこともあり得ますね。

九州通信ネットワーク・松崎:今Wi-Fiのフォンを解放するサービスがありますが、爆発的に普及しているようではないため、何故普及しなかったのかをしっかり理解しLoRaは異なる点をきちんと打ち出すことができれば信用度も上がると思います。

玉川:フォンモデルの場合Wi-Fiをハードごと購入してWi-Fiで共有する形ですが、SORACOMの共有サービスモデルの場合は、SORACOMの持っているサービスモデルで提供しているので、若干違います。確かにゲートウェイが共有されている点では似ています。

九州通信ネットワーク・松崎:ソラコムさんが運営されていることと、アクセスポイントを設置している会社についても提示することができれば大丈夫だと考えています。

玉川:最後にSORACOMへの期待をお伺いします。

ウイングアーク1st・武市:我々は見える化のレイヤーを提供しているため、ぜひSORACOM FunnelをMotionBoard対応してほしいです。

玉川:分かりました、エンジニアのチームに伝えます。SORACOM Funnelは、Amazonのクラウド、MicrosoftのAzureに対応していますが、まだMotionBoardには対応していないので、検討します。

ウイングアーク1st・武市:逆にMotionBoardがSORACOM Harvestにつながる形でウイングアークで開発すれば、お互いのユーザーにメリットになればと考えています。

玉川:ぜひお願いします。

フューチャー・池田:今回ソラコムがLoRaWANに参入したことによって、設計時にレイヤー1等データ受信強度が必要になってくると思います。いわゆるインフラのエンジニアモードのパネルと、L2とかL3のユーザーのパネルは違ってくると思います。マニアックなエンジニアモードのパネルとユーザーのパネルが出てくると面白いと感じます。

玉川:ゲートウェイの管理や、管理する方のための機能と、上でアプリを使うための機能とか、両方進化していくということですね。

九州通信ネットワーク・松崎:LoRaWANのエリアを測定するときは、SIM経由でクラウドに上げて、クラウドでの受信状況を見て確認しますが、場合によっては携帯電話の電波が通じない所では、測定は難しいと思います。コンソールログインすれば分かる等の機能があれば、良いと思います。

玉川:セルラー通信側のヘルスチェック機能のような、つながっているかどうかが分かればいいわけですね。

九州通信ネットワーク・松崎:つながってないか、駄目なのかがLoRaWAN自身の機能として働いて、データ通信ができているのかどうかが、単体で分かるとすごく良いと思います。

玉川:実際にこのゲートウェイの裏側で使っているセルラー回線は、SORACOM Air for セルラーなので、そちらの接続情報は取れるようになっています。うまくゲートウェイに反映できるようにしていきたいです。

九州通信ネットワーク・松崎:LoRaWANが子機と親機だけで通信ができているか否かの状態を知りたいです。もう一つはデータ通信のホップです。SIMを挿すと試験局の許可も要るため、LoRaだけでホップ通信できるといいと思います。アライアンスの標準化の話もあると思いますが、期待としてはそういうことです。

玉川:最後にLoRaのアーリーアダプターの皆様から会場に来ている方に向け、一言ずつお願いします。

ウイングアーク1st・武市:私がこのLoRaを初めて触ったのは1カ月くらい前です。皆さんにお伝えしたいのは、まず触ってみてください。触ってみると、気付きがいろいろと出てきます。SORACOMのサービスによって、利用するハードルが低くなっているので、これからまたさらに活用方法が広がるサービスが生まれてくるのが本当に楽しみです。そしてそれを皆さんと一緒に作っていけたらと思います。

フューチャー・池田:今後苦労をすると想定されるポイントは、実際にゲートウェイを置いてデバイスと通信でき、サービスが始まるまでです。実際に始まるまでをどういうふうに立ち上げるか。その辺りのノウハウも1社だけでは難しい。興味のある方とパートナーを組みながら、データを取り、LoRaWANのネットワークをいかに効率的に広げていくかのコンソーシアムを作りながらやっていきたいと思っています。

九州通信ネットワーク・松崎:今回LoRaWANを対応したことで、ますます使いやすくなり、これから広がると期待しています。共有サービスモデルの地図が出ていましたが、九州には点がありません。九州で共有サービスモデルのアクセスポイントを置いてあったら、やってみたいのになっていう方がいらっしゃったら。 。。 九州も盛り上がっていけるようにやっていきたいと思います。九州から新しいサービスが生まれてくるといいと思いますので、皆様も一緒にご協力いただければと思います。