SORACOM Blog

ソラコムの最新情報をお届けします

個別相談会のご案内

みなさまこんにちは。セールス担当の岡村です! いよいよ秋が近づいてきて過ごしやすい気候になって来ましたね。

さてさて今回ですが弊社で毎日開催している個別相談会に関してご紹介します。

IoT導入を検討する際に考えなくてはいけないことの一つに通信方式を何にするか?があります。 ソラコムではセルラー回線、LoRaWANやSigfoxといったLPWA通信、LTE-Mの通信をIoT向けのご利用に最適化してご提供しておりますが、 中でもここ1年はLPWA通信のお問い合わせが非常に増えております。

LPWA通信は低消費電力・長距離通信を特徴としており、用途によっては非常に便利にご利用いただけるのですが、お問い合わせいただくお客様とお話ししてみると、ご利用用途にLPWA通信が適切ではなく、最終的に他の通信方式をお選びいただくことがことが多々ございます。 また3G/LTEなどセルラー回線が前提のお客様でも、弊社では国内でご利用いただける回線でも複数プランでご用意しておりますので、どのプランが適切なのかがわからないというお声をいただくこともございます。

そこでソラコムでは、お客様が導入を検討される際にもっとお気軽にご相談いただける環境をご用意し、適切な通信方式やプランのご選択・スムーズな導入をご支援できるように個別相談会を設けております。

例えばこういったご質問 ・〇〇業界の導入事例が知りたい! ・導入を検討しているけど何から始めたらいいの? ・コストはどれくらいかかる? ・パートナーを紹介してほしいorパートナー制度に興味がある ・すでにソラコムのSIMを利用しているけどもっと活用するにはどうしたらいい? などなど様々なご質問にセールス担当がお答えさせていただきます! 赤坂までお越しいただくことが難しい方には電話会議でのご対応も可能です。 個別相談会をご希望の方はこちらからお申し込みください。

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またその他導入ご検討いただく際に便利なツール・資料として以下もございますので 是非是非ご活用ください!

見積もりツール SORACOM Air SIM(3G/LTE回線)の初期費用や基本料金、データ通信量のお見積書をこちらから作成・PDF形式でダウンロードいただけます。 Air 以外のBeam以降のサービスにも対応しております。

全サービス料金一覧表 ソラコムがご提供する全サービスの料金一覧表をこちらからダウンロードいただけます。 利用例に応じた月額料金例もございますのでぜひご覧ください。

オンラインセミナー ソラコムでは東京赤坂にて事例紹介及びサービスのご説明をするセミナーを定期開催しておりますが、遠方で来られない方などご都合がつかない方にもご覧いただけるようにこちらからオンラインで当セミナーをご覧いただけます。

皆様のご利用お待ちしております!

ソラコム 岡村

社員レポート#4 〜 セールス 〜

みなさまこんにちは、ソラコムの平です。

7月から始まった社員レポートですが、前半5回、後半5回でお送りしていく予定です。 前回のプリンシパルエンジニアの片山(yaman)に続き4回目の今回はセールスディレクターの柿島(hide)が登場します。(1回目2回目はこちら)

サービス開始3年で10,000を超えるお客様に様々な形でSORACOMを利用いただくようになり、具体的なサービスを知って頂く機会もお陰さまでだいぶ増えましたが、そんな中でお客様のビジネスと直接関わるセールスチームはどのような体制で動いているのだろう、とご興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。(実際に、個人的に「少人数精鋭でどうやって動いているの!?」と何度か光栄な質問を受けたこともありました。)そんな関心にお応えすべく、今日はソラコムのセールスをビジネスの立ち上げ当初から引っ張る柿島に色々と聞いてみたいと思います。

ーでは、hideよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

ーまずは恒例の自己紹介をお願いします。

皆さまこんにちは、セールスディレクターをしています柿島です。社内ではhideと呼ばれています。私は大学では工学部で機械工学を学び、卒業後は外資IT業界にて法人営業として3社経験してきて、現在に至ります。IoTではデバイス・ネットワーク・バックエンドの知識が必要になりますが、これまで半導体チップやストレージやクラウドサービスの営業を経験してきて、浅く広く今の業務に役立っていると思います。

ー大学の専攻から今に至るまである意味ずっとエンジニアリングの世界にいるわけですね。(注:そしてソラコムではエンジニア以外でもhideのようなバックグラウンドを持つメンバーが多く存在します。) report-hide1 (写真:先日虎ノ門にオープンしたKDDI DIGITAL GATEの記念式典にて。hideは右から二人目)

ー外資系IT業界で法人営業とし順調にキャリアを築いて来た中でスタートアップのソラコムに立ち上げからジョインされた訳ですが、それはどう言った理由からですか?

当時、AWSのストラテジックチームのマネージャをしていたのですが、米国のストラテジックチームが担当している顧客が、Netflix, Airbnbなど新興ITサービス企業に対して、日本では、トラディッショナルカンパニーが大半を占めており、日本からグローバルスケールのサービスが出てこないことに懸念をもってました。その時に玉川が起業するということで、グローバルプラットフォームカンパニーを目指すということに共感し、起業メンバーも尊敬できるメンバーだったのでジョインさせていただきました。

ーセールスはエンジニアに次いで(ソラコムとしては)大所帯のfunctionとなっていますが、今はどんなメンバーがどんな役割分担をしているのでしょうか?

ソラコムのセールスメンバーのバックグランドは、外資IT系出身者が比較的多いですが、日系の総合商社出身などもおります。体制については最初は3名から始まり今は規模の拡大に伴い人数も増えましたが、最適な役割分担を考えていく中でいくつか課題がありました。一つは先ほど人数が増えたとは言いましたが、一般的な業種・業界カットでそれぞれにアカウントマネージャーをおいて割り振るほどの大所帯ではないという事と、もう一つはIoTビジネスは新しい事業であらゆる企業が参入してくるため、業種・業界でフォーカスが決めにくいというものでした。そのため、今はセールスフェーズで体制をわけて、インバウンド・アウトバウンドを実施するテリトリーセールス、案件化したものをクロージングするセールスマネージャー、導入後に継続的なリレーションを構築するカスタマーサクセスの3つのフェーズに分けてそれぞれの最適化を図っております。

*注:IoTビジネス(市場)についての洞察は弊社代表玉川の過去の登壇の中でも触れられています。 “コンシューマーとインフラ系やセンサーネットワーク(かつてM2Mと言われた領域)とでは、どちらがIoT市場として大きくなるのだろうか? 玉川氏は「私自身も全く読めない」とこの問いに答えている。「“IoTのポテンシャルは無限大”みたいなところがある。日本だと2000年前後に“eビジネス”を切り口に企業がこぞってウェブサイトを作っていたが、それと似たような感じで各産業がIoTに取り組んでいる。今はクラウドがあって、IoT向け通信もある。そしてデバイスがメーカーのムーブメントで、どんどん安く小さくなっている。そうすると、そこら辺中のモノが通信でつながるかもしれないですよね」(玉川氏)”

ー2つ目の課題は以前行われた合宿の「アンカンファレンス」でもテーマとして上がっていましたよね。セールスチームでは日々の案件に寄り添う中で色々と試行錯誤しながら今の形になったということなんですね。

ーでは、役割分担をする中で気をつけている点などはありますか?

パフォーマンスを大きく左右するモチベーションの維持があります。達成感を得て個々の欲求をみたすためにも、目標設定はしっかりと定めておきたいのと、同時にそれに縛られない柔軟さやあるべき姿としてはこうだよねといったイメージを持って最適と思える対応を進めながら結果にもこだわりたいと思ってます。

ー社員レポートの初回に登場した岡村も「常にそれが顧客志向なのか?未来をいい方向に変えていけるのか?既存の制約や組織にとらわれず多角的に考えられているか?直感だけではなく本質が理解できているか?と問いかけながら進めていきます。」と答えていましたが、まさにこれを問いながら結果を出すこと(Deliver Result)に全力を傾けている訳ですね。

ー先ほどもあったように、新しい事業に参入されたお客様のビジネスに寄り添い課題解決をしていく先鋒として解決方法は千差万別と想像しますが、ソラコムならではのやりがいみたいなものはあったりしますか?

IoTとしての認知度も上がってきており、お客様よりビジネス構想段階からご相談をいただくケースも多くあります。課題解決方法やビジネスプランを共有いただき、一緒にビジネスパートナーして進めている実感があるのでいろんな新規ビジネスに携われるのは面白いですね。また、新規プロダクトに採用されて、それが想定以上に売れていくと我々もとても達成感があります。

ー社内ではSA(Solutions Architect)やエンジニアメンバーを交えたプロジェクトが沢山立ち上がっていますよね。それに、新規プロダクトという点では最近ではつい先日発売されたソースネクスト様の「POCKETALK™ W」に「SORACOM Air for セルラー」のチップ型 SIMを採用いただいたばかりでしたね!

ーチーム編成の話に戻りますが、セールスメンバーはとても仲がいいイメージがありますが、似通った部分が多いのでしょうか?

プロアクティブなメンバーで、未来を明るく肯定していて一緒にいてすごく楽しいですね。セールスに限らずですが、業務外でのフットサルやトライアスロンなどのアクティビティでも一緒に楽しんでいたりするので、仕事とプライベートの別け隔てなく一緒に楽しんでいる感じです。

report-hide2 (写真:2017年開催の九十九里トライアスロン大会にて)

ー最後に、個人的にソラコムのここが好き。というポイントはどんなところですか?

働いているメンバーに尽きるのではないのでしょうか。一緒に楽しめるメンバーを募集してます!

ー明るく前向きな一言ありがとうございます(笑) ー今日はありがとうございました!

ありがとうございました。

いつも明るいhideから最後はとても本人らしい簡潔なコメントが返ってきました(笑)が、セールス部隊をまとめるディレクターとして、お客様のビジネスや業界全体の今後について更にはメンバーのモチベーション設計まで考えている懐の深さはさすが!の一言です。そんなhideとセールスチームで一緒に働きたいと思う方はいつでもご応募お待ちしております。(本日より募集職種が2つ増えました!)

report-hide3 ソラコムでは一緒に働くメンバーを募集しています。 ご興味のある方はぜひこちらのサイトからご応募お待ちしております。

ソラコム asako 平

8月の IoT 記事まとめ

みなさんこんにちは、ソラコム nao です。 8月も終わり、少し秋の涼しさを感じさせる9月がやってきましたね。夏休みはいかが過ごされましたでしょうか? 私は2週間ほど前に木更津で行われたトライアスロンに出場してきました。真っ黒に日焼けしましたが、とてもいい時間となりました^^

8月に書いていただいたIoTの記事をまとめましたのでご覧ください。

Wio LTE & SORACOM で富士登山をトラッキング

さて、8月は登山に行かれた方もいるのではないでしょうか?

Wio LTE と SORACOM と、GPSセンサー、酸素濃度センサーや温湿度センサーを使い、富士山の登山の位置情報の経過や温度湿度情報、気圧等を SORACOM Lagoon のダッシュボードで可視化しています。 コードのポイントの説明や、実際登山の現場でセンサーを入れたWio LTEは鞄のどこに入れたらいいのか等をご紹介しています。

Wio LTEを入れているケースは、コムアンドコムさんが販売しているものを利用しています。 購入はこちらから

>>Wio LTE & SORACOM で富士登山をトラッキング

「IoT もくもく会(SORACOM と Wio LTE /Grove センサー編)」に参加してきました。

定期的に開催している IoT もくもく会ですが、8月の会に参加してくださった方がもくもく会の様子を記事にまとめてくださいました^^ ソラコムが開催しているもくもく会では、お好きなIoTプロジェクトを進めていただくでも良いですし、ソラコムが用意しているテキストに沿って簡単なIoTシステムを作っていただくケースなど様々です。

>>「IoT もくもく会(SORACOM と Wio LTE /Grove センサー編)」に参加してきました。

SORACOMの各種サービス利用料を一覧化してみた

SORACOM のサービスも既に13個になりましたが、こちらの記事では、各サービスの料金やステータスをまとめてくださってます!(とっても分かりやすい)

>>SORACOMの各種サービス利用料を一覧化してみた

SORACOM Kryptonのありがたみを感じてみる

SIM 認証基盤を使用し、さまざまなクラウドサービスに接続するためのプロビジョニング(初期設定)をセキュアに実現するサービスの SORACOM Krypton をAWS IoT Coreの証明書をデバイスに埋め込むケースを想定して記事を書いてくださってます。

多数のデバイスの初期設定をする必要があるときに力を発揮する SORACOM Krypton です。ぜひ一度ご覧ください^^ >>SORACOM Kryptonのありがたみを感じてみる

SORACOM の SIM で Raspberry PI をインターネットにつなげるぜ

docomo L-03D ドングルに SORACOM SIMを入れて、Raspberry Piをインターネットにつなげてみる記事を書いてくださってます。 >>SORACOM の SIM で Raspberry PI をインターネットにつなげるぜ

Maker Faire Tokyo 2018レポート(マイコン・電子工作・IoT編)

Maker Faire Tokyo 2018 レポートブログに SORACOM ブースの内容が書かれてます! ぜひ自宅IoT友の会の皆さん、何か作ってみてください〜😆

>>Maker Faire Tokyo 2018レポート(マイコン・電子工作・IoT編)

過去の IoT 記事まとめリンク 3月の IoT 記事まとめ 4月の IoT 記事まとめ 5月の IoT 記事まとめ 6月の IoT 記事まとめ 7月の IoT 記事まとめ

SORACOM User Group 初の全国規模のイベント「SORACOM User Group Explorer 2018」が9/17に開催されます。SORACOM を実際に触ってみたいなと思ってる方や、SORACOM を使ったIoTに関する情報を知りたい方、IoTに取り組むエンジニアと出会いたいという方、ぜひご参加お待ちしてます^^ explorer お申し込みはこちらから

ソラコム nao

ユーザーコンソールがアップデートされました。SORACOM Harvest のデータ削除機能などが追加

本日、ユーザーコンソールの機能がアップデートされました。複数のアップデートがありますので、順番にご紹介します!

SORACOM Harvest (以下、Harvest)のアップデート

Harvest に保存したデータが削除できるようになりました

以前から複数のお客様からご要望いただいていた機能を追加しました。API 経由の削除は SORACOM Conference Discovery 2018 で発表していましたが、今回のアップデートでユーザーコンソール上からも削除できるようになりました。

削除したいデータのチェックボックスを入れて、「削除」ボタンをクリックすると削除することができます。100 件以上のデータをまとめて削除する場合、API の呼び出し上限を超えてエラーになる可能性がございます。呼び出し上限を超えてしまった場合は、しばらく時間をあけてから再度お試しください。

update-1

一度に表示する件数を増やせるようになりました

今まで、最大 100 件とさせていただいていた表示件数を 100, 500, 1000 件から選べるようになりました。CSV 形式でのダウンロードにも対応しておりますので、より便利にご利用いただくことができます。

表示件数を増やした場合、ご利用のマシンのスペック、データの形式によっては描画に時間がかかることがございますので、ご承知おきください。

update-2

表に表示する項目を絞れるようになりました

他の画面と同様に、表に表示する項目を絞れるようになりました。表の上にあるギアアイコンをクリックしてご利用ください。画面スペースを効率的にご利用いただけます。

update-3

いろいろなリソースのタグが編集できるようになりました

今までも、SIMに関してはユーザーコンソールからタグの編集ができましたが、この機能をグループ、LoRa デバイス、LoRa ゲートウェイ、 Sigfox デバイス、デバイスでもご利用いただけるようになりました。

tag-editor

セッションのタイムアウト前に確認ダイアログが表示されるようになりました

セキュリティのために、ソラコムのユーザーコンソールは一定時間操作がないと自動的にログアウトするようになっていますが、タイムアウトの前に通知ダイアログが出るようになりました。このダイアログのボタンをクリックできれば、セッションは維持されます。

session-notification

また、タイムアウトでログアウトした場合、それがログイン画面に表示されるようになりました。

session-timeout

今後もユーザーコンソールの機能強化を進めてまいりますので、フィードバックなどお待ちしております。

yuta

グローバルSIMのカバレッジ拡大と値下げのお知らせ

こんにちはBD大槻です。
本日は日本でも海外でも使えるソラコム グローバル向けSIMカード(plan01s)のカバレッジ拡大、料金値下げのご案内です。

ソラコム グローバル向け Air SIMとは

plan01sは日本を含む世界中でご利用頂けるIoT向けSIMカードです。従来plan-Dやplan-Kなど国内向けSIMでご提供していたソラコムの各種機能に加え、SMSやUSSD、Local Info、KryptonのSIM認証機能など独自の様々な機能もご利用頂けます。
https://soracom.jp/services/air/cellular/price_global/

今回の主なアップデートは以下の2点です。

  • カバレッジ(接続可能国)の拡充
  • 一部国でのデータ通信料金の値下げ

カバレッジの拡充(GSM/3G)

これまでGSM/3Gは107ヵ国でのご提供でしたが、今回新たに7ヵ国が追加となり114ヵ国でご利用頂けるようになりました!具体的にはDominican Republic, French Guiana, Greenland, Iran, Kosovo, Liechtenstein, Martinique を新たに追加しています。

最新のカバレッジマップ

CoverageMap

だいぶ地図の色塗りが進んで来ましたが、ぱっと見従来からの差分は分かり辛いですね笑 地図上で分かりやすい国で言うとグリーンランドあたりでしょうか。
今回ご利用可能国が増えたのと同時に接続可能キャリアも増加しています(182キャリア→213キャリア)。実際一つの国で複数キャリアを使えるという点は実はとても重要で、特に海外は日本のようにキャリアのネットワークが広く遍く網羅されていないケースも多いです。そのため特定地域や都市で接続出来ないようなことを避けるために出来るだけ複数キャリアに接続可能になるようローミング設計をしています。

カバレッジの拡充(LTE)

前回5月にLTEをローンチをご案内した際の提供国は23ヵ国でしたが(https://blog.soracom.jp/blog/2018/05/09/plan01s-lte-support/)、今回は31ヵ国39事業者まで拡大しました。具体的にはAlbania, Estonia, Mexico, Sweden, Japan(*), South Korea, Poland, United Kingdomで新たにご利用頂けるようになりました!今後も欧米、アジアを中心にLTEについては順次拡充していきます。

*日本のLTEについても7月4日より利用可能になっています(すみませんBlog書くの忘れてました..)。そのため日本においてはドコモさんの3G+LTEどちらもご利用頂けます。

データ通信料金の値下げ

各国キャリアさんとのローミング交渉の結果、いくつかの国で接続費を下げることが出来るようになりましたので、今回以下の30ヵ国にて値下げを行いました。実際の価格についてwebの一覧表をご覧ください。
Canada, Mexico, Panama, Paraguay, Austria, Azerbaijan, Belarus, Belgium, Bosnia & Herzegovina, Bulgaria, Croatia, Cyprus, Czech Republic, Denmark, Estonia, Faroe Islands, Finland, Greece, Greenland, Guernsey, Jersey, Montenegro, Netherlands, Poland, Portugal, Romania, Russia, Sweden, Egypt, Australia
https://soracom.jp/services/air/cellular/price_global/

特にカナダはUS同様、多くのお客様にご利用頂いていることもあり、USと同じ料金体系に今回変更させて頂きました。(ボリュームディスカウントも同体系です)

Canada pricing

(注意事項)

  • 同一オペレーターで利用したデータ通信の総量に応じて段階的にディスカウントが適用されます。
  • ディスカウントの計算対象となるデータ通信利用量は、plan01sの各回線の利用国ごとのデータ通信利用量を課金単位で切り上げ、その利用量を月単位で合算したものとなります。(課金単位は 100KiB となります。)
  • 当ボリュームディスカウントは plan01s に適用されます。plan01s Low Data Volume には適用されません。

グローバルSIMのTips ~LDVってご存知ですか?~

グローバルSIMにはplan01sとplan01s LDV(Low Data Volume)の2つの料金プランが存在しますが、デバイスからのデータ容量が非常に少量なのが確定している場合、実はLDVを上手く活用するととても安価にご利用頂くことが可能です。

plan01s LDV

  • 基本料金:0.4USD/月
  • データ料金:0.5USD/MiB なので、1MiB/月程度のトラフィックであれば、0.4+0.5=0.9USD=99円/月で収めることができます。

plan01s

  • 基本料金:1.8USD/月(0.06USD/日)
  • データ料金:0.073USD/MiB(USの場合)なので、同1MiBだと1.8+0.073=1.873USD=206円/月 ですね。

分岐点を計算してみると以下のようになります。

分岐点

3MiBちょっとまではLDVの方がお得(*)ですね。上図のようにデータ容量が増えてくるとplan01sの方がお安いのですが、データ量が少ない場合はLDVの方がお得です。GPS Trackerなどの動態管理や環境センシング、死活監視などは比較的トラフィックが少ないので相性が良いパターンですね。是非お使いのデバイスのトラフィックをご確認頂き条件がマッチする場合はLDVをご活用下さい。ちなみにpmacct or tcpdumpとSORACOM Junction(Mirroring)を組み合わせると実際のデバイスからのトラフィック量を調査することも可能ですのでこの辺りもご参考にして頂ければと思います。

https://qiita.com/ma2shita/items/c64626338035ee47c121 https://dev.soracom.io/jp/start/junction_mirroring/

(*) 今回はUSを例に計算しました。plan01sのデータレートは国によって異なりますので国毎のレートをご参照下さい。

まとめ

今回のアップデート

  • グローバルSIM(plan01s)カバレッジを114ヵ国/214キャリアへ拡大
  • LTEのカバレッジを日本を含めた31ヵ国に拡大
  • 31ヵ国にて接続料金を値下げ

Global SIMは日本や欧米でのご利用はもちろん多いのですが、日々各国からstatsが上がって来ており、世界中どこでもIoTのビジネスが存在し、具体的に使って頂けているのをここ最近とても実感しています。
世界には196の国と地域があるので、あと82ヵ国頑張らなければ制覇できないことに最近気づきました笑(ちなみにアフリカだけで54ヵ国もあるそうです)ローミングサービスは各国事業者さんとの交渉や疎通テスト、ネットワーク(HLR)側での対応など地道な作業の繰り返しで、まだまだ道のりは長いですが今後も徐々にサービスを広げていきたいと思います。

ソラコム 大槻

9/17 SORACOM UG Explorer 2018初開催決定!

みなさんこんにちは、ソラコムnaoです。 早速ですが、SORACOM User Groupはご存知でしょうか?

SORACOM User Groupとは、業種・職業問わず、SORACOMを知りたい人、使ってみたい人、使っている人、より良い使い方を知りたい人は誰でも参加出来るコミュニティです。SORACOM User Groupは、様々なバックグラウンドを持った方が集まり、互いに学び合い、交流し合う場を提供しています。 (参考:SORACOM User Groupとは) SORACOMのサービスが始まった頃から、User Groupの活動もスタートし、現在では東京、関西、東海、信州、山形、宮城、広島、四国、九州、農業活用コミュニティと様々なエリアや用途に合わせた活動が続いています。

今回は、初めて全国規模のイベントを開催することが決まりました!その名も「SORACOM UG Explorer 2018」

explorer お申し込みはこちらから

本イベントは、IoTに携わるエンジニアだけに限らず、IoTの企画者、ビジネスサイドの方にも参加してもらい、IoTの世界を共に盛り上げていこう! 横串でIoTに関わる関係者が集まり、学び、交流を深める場を作りたいといった考えの下この企画がスタートしました。

SORACOM UG Explorer セッション

今回のセッションは、前半がビジネス側の方、後半が技術向け、最後はどちらの方も楽しめるパネルディスカッションになっています。どんなセッションがあるかを見ていきましょう!

IoT企画、新規事業の担当者の方向け

最初のセッションは、IoTビジネスの新規立ち上げに関わってきたAGCの高橋様、トーア紡コーポレーションの中井様より、社内や説得や巻き込みやIoTの企画において重要なポイントをご紹介いただきます。これからIoTサービスを立ち上げたいと考えている方、新規事業部署で新しい取り組みを考えている方にぴったりなセッションです。

IoT テクノロジーデバイスセッション

これまでインターネットに繋がっていなかった電気計測器に通信機能を取り付け、遠隔地に設置した計測器のデータ収集を可能にした日置電機の舩原様、シングルマイコンボードの Raspberry Pi を利用しIoTをまず始めていらっしゃるテプコシステムズの本郷様にお話いただきます。既存の製品に通信機能を組み込むことで新たな価値を作りたいとお考えの方や、とにかくIoTの仕組みを使ったPoCを始めていきたいとお考えのかてにピッタリなセッションです。

IoT テクノロジーバックエンドセッション

IoT のバックエンドセッションでは、簡単にIoTの開発が可能なobnizボードを販売する CambrianRobotics の木戸様、IoTデバイスで収集したデータをAIを活用し小売店舗でのサービスを実現をABEJA 大田黒様よりご紹介いただきます。

SORACOM セッション

SORACOM セッションでは、AWS の上に通信のコアネットワークを構築したSORACOM のユニークな部分のご紹介に加え、あまり知られていない SORACOM の便利な機能をソラコム社員がそれぞれご紹介させていただきます^^普段の SORACOM 紹介セミナーではあまり聞けない内容を準備してますので、ぜひお楽しみに!

パネルディスカッション

エンタープライズIoTのトップを走る、グローバルなエレベーター/エスカレータービジネスを展開するのフジテック 友岡様、様々なIoTのPoCを実現しているMAGLAB 武市様、最新のテクノロジーを取り入れインフラビジネスを展開するニチガス 松田様をお招きし、「エンタープライズIoTプロジェクト成功の秘訣」をテーマに語っていただきます!

また、本会場の横では、実際にIoTを体験したい方にぴったりなハンズオンイベントや、SORACOM エンジニアに直接質問をすることが可能なコーナーなどをご用意しています。 ハンズオンは、初級編と上級編の2種類を用意しています。上級編は前もってこちらのサイトからご予約いただく必要がありますが、初級編は当日受付にて予約が可能です。どちらもご自身のPCを使っていただくことを前提としているため、必ず事前に必要な設定をお忘れなく。設定方法はお申込みページからご覧いただけます。

参加される方の中には、初めてSORACOM UGのイベントに来る方もいらっしゃるのではないでしょうか? ハンズオンが開催されている会場では、初めての方むけに「SORACOM入門」のミニシアターをご用意しています。

夜は、LT大会と懇親会を用意していますので当日参加されたみなさまや登壇者の方々とぜひ交流をしていただければと思います^^まだお申込みされてない方はぜひこちらからご登録ください。

ソラコムメンバーも多数参加予定ですので、ぜひぜひみなさんお申込みいただければと思います!会場でお会いできるのを楽しみにしてます〜^^

ソラコム nao

SORACOM Lagoon に新しい Panel が追加されました。

[日本語版]

本日、SORACOM Lagoon に新しい Panel を追加しました!

Lagoon Panels

SORACOM Lagoon は 2018年7月Discoveryで発表したダッシュボード作成/共有サービスです。データ収集、蓄積サービス SORACOM Harvest に集められたデータを対象に目的に応じて複数のグラフ、テーブル、地図等を組み合わせたダッシュボードを作成し、それらを共有できます。

リリース直後から、たくさんのお客様にご利用いただき、フィードバックをいただくことができました。本日、2つのシナリオで新しいパネルソリューションの提供を開始しました。

Location aware

Lagoon を利用されているデータのほとんどはセンサーデータです。時間の経過とともにステータスが更新されます。時間軸によるトレンドの確認は、すでにLagoonにあるグラフパネルで可視化できます。しかし~、センサーの位置情報の可視化が重要なユースケースが多くありました。

今回追加した2つのパネルタイプは、これらの位置情報の可視化に適しています。SORACOM Map Panel は、GPSデータがセンサに含まれている場合、特にデバイスが移動体である場合に最適です。SORACOM Image Panel は、動的なセンサーアイコンをイメージに配置し、効果的にカスタムダイアグラムを作成することができます。

SORACOM Map Panel

センサーから送信されが JSON に緯度および経度情報が含まれている場合、Map Panel は地図上のその位置にマーカーを配置するだけでなく、他のデータの値に応じて異なるマーカーアイコンを表示することもできます。 これにより、センサの位置とステータスの両方を一目で見ることができます!

Lagoon Panels

Line Plotting

さらに、もう1つの機能は移動するデバイスに特に有効です。 指定された時間枠内での過去の位置情報を遷移をプロットすることができます。 アニメーションと組み合わせることで、GPSトラッキングダッシュボードを簡単に作成することができます。たとえば、すべての過去の場所を示すデータと最新のものだけが表示されるアイコンを設定します。 表示されるアイコンは車の速度に応じて変化することができ、80km/hを超えるとレースカーに変わります。

Lagoon Panels

GeoJSON Support

最後に、マップ上に表示したい情報のすべてがセンサから来ているとは限らないため、GeoJSON をサポートしました。これにより、 http://geojson.io のようなエディタを使用して、カスタムマーカー、線、シェイプをマップに追加することができます。

Lagoon Panels

上記のマップでは、カスタムマーカープロパティ(iconURL、iconWidth、iconHeight)を使用して世界中のソラコム社員の位置をマークしています。 正確なGeoJSONはここで確認できます。

SORACOM Image Panel

Map panelはセンサーデータにGPS情報が含まれている場合に最適ですが、手動で配置する方が望ましい場合もあります。 これは、簡単にドラッグ&ドロップでカスタムダイアグラムを作成できる使用例です。

Lagoon Panels

Map panel と同様に、送信されたセンサー情報に基づいて異なるアイコンを表示できます。 [画像の追加] ボタンをクリックして、メトリッククエリに割り当てます。 上記の例では、 “温度"プロパティを持つクエリ "A"が選択されています。 次いで、20〜30の閾値範囲を設定しています。センサーの読み取り値が摂氏30度の指定されたしきい値を超えると、カスタムアラートアイコンが表示されます。

デフォルトの画像が提供されている間は、指定されたしきい値(下/内/上)に直接関連するカスタムの低/中/高画像URLを指定し、表示されたアイコンを動的に変更します。 アイコンの位置とサイズは、入力ボックスで指定するか、ドラッグするだけで指定できます。位置は絶対的なものではないため、パネルのサイズを変更しても、アイコンは背景イメージとの相対位置を維持します。

Lagoon Panels

SORACOM Map Panel and SORACOM Image Panelの2つのリリースで、さらに豊富で有益なダッシュボードを作成できることを願っています。 ぜひお試しいただき、ご意見やご提案をお待ちしております。また、ぜひさらなる改善のためにフィードバックをいただけますと幸いです。

Christian


[English version]

Lagoon Panels

When we released Lagoon back at Discovery in July, we knew there would be use-cases we hadn’t accounted for, and that a lot more work was needed to be done. Lots of great Soracom customers quickly provided us with a roadmap for future enhancements. We’re happy to announce that we are providing new panel solutions for the two most popular scenarios.

Location aware

A large part of Lagoon’s devices are sensors, updating their status over time. For time based charts, our integrated graph panels have most situations covered. But sometimes the location of a sensor is just as important as the reading it returns.

Both new panel types are for these situations. The first, Soracom Map Panel is perfect for when GPS data is also included with a sensor, especially so if the device moves. The second, Soracom Image Panel allows you to place dynamic sensor icons onto an image overlay, effectively building a custom schematic.

Soracom Map Panel

If your sensor’s posted JSON includes a latitude/longitude property pair, this new panel will not only place a marker at that position on the map, it can also display different marker icons depending on the value of any other posted property. This allows you to see at a glance, both the location and status of your sensors.

Lagoon Panels

Line Plotting

Another feature we added, especially useful with moving devices, is the ability to plot a line, showing past movement within the specified timeframe. This combined with the new update animations allows you to create live GPS tracking dashboards with ease. Here we set up a line showing all past locations and an icon only displayed at the most recent. The icon displayed changes depending on the car’s speed, above 80 km/h it changes to a race car.

Lagoon Panels

GeoJSON Support

Finally because perhaps not all the information you want to display on your map comes from a sensor, we have added GeoJSON support. This allows you to use an editor like the excellent http://geojson.io to add custom markers, lines and shape overlays to your map.

Lagoon Panels

The above map uses just custom marker properties: iconURL, iconWidth and iconHeight to mark Soracom employee locations around the world. You can see/edit the exact GeoJSON right here.

Soracom Image Panel

While the Map panel is perfect for when your sensors data contains GPS information, often this isn’t the case and placing them manually would be preferred. This is the primary use case for our second panel, which allows you to create a custom schematic with easily draggable data dependent icons.

Lagoon Panels

Much like the map panel, sensors can display different icons based on the incoming sensor reading. You simply click the “Add Image” button, then assign it to a metric query. In the example above, query “A” with the “temperature” property was selected. A threshold range of 20 to 30 was then set. When a sensor reading goes above the specified threshold of 30 degrees celsius, a custom alert icon is displayed.

While default images are provided, you can specify your own custom low/medium/high image URLs which relate directly to the specified threshold (below/within/above) and will dynamically change the displayed icon to suit. Icon position and size can be specified by the input boxes or simply by dragging. Position isn’t absolute, so icons will maintain their relative positions to the background image even when the panel is resized.

Lagoon Panels

We hope these two releases, Soracom Map Panel and Soracom Image Panel, allow you to create even richer, more informative dashboards. Please have fun experimenting and don’t hesitate to give us any feedback or suggestions, we are always looking for areas to improve.

Christian

SORACOMで拡張する企業ネットワークの構築例

はじめまして、ソリューションアーキテクトの松本です。

既に完成している企業ネットワークにモバイルデバイスを接続する場合、可能であれば既存のネットワークにできるだけ手を加えずにモバイルデバイスを接続したいと考えませんでしょうか。

例えば以下のような構成を考えるかと思います。

2

しかしながら、モバイルデバイスの接続にはいくつか考慮事項があり、シンプルには接続できないケースもあります。 この記事ではこのような構成のネットワークを SORACOM サービスを活用してどのように実現するかご紹介します。

SORACOM Junction とは?

鍵を握るのは SORACOM Junction(以下Junction)です。 Junction はソラコムサービスの中ではネットワークサービスの位置付けになっており、「透過型トラフィック処理」として次の3つの機能を提供しています。

  • Junction Mirroring - VPGを通過するパケットのコピーを指定の宛先に送信します
  • Junction Redirection - VPG を通過するユーザパケットが常にお客様が指定したサーバを経由するように経路を変更して転送します
  • Junction Inspection - VPG を通過するパケットの統計情報を提供します

これらのうち Inspection と Mirroring はトラフィック分析用のサービスとして利用イメージがつきやすいのですが、 Redirection に関しては使い所が難しいと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。 Junction Redirection のサービス説明ページには以下のように記載があります。

リダイレクション機能は、VPG を通過するユーザパケットが常にお客様が指定したサーバを経由するように経路を変更して転送します。 例えばトラフィックを制御するエンジンを経由させることで、ファイル配信やファームウェアダウンロードなどの帯域を絞ってセンサーデータやアラートを優先したり、特定のアプリケーションの通信のみを許可するなど、独自のポリシーに従ったトラフィックの制御が可能となります。

https://soracom.jp/services/junction/ から引用

動的なネットワークの構築向けにみえる Junction Redirection ですが、実は上記のような複雑なネットワーク機能を達成するだけではなく、一般的によくある企業ネットワーク要件を実現する用途にもお使いいただけます。

Junction Redirection を利用したネットワーク設計

冒頭の構成の一例として、 SORACOM Air for Cellular のデバイスサブネット(10.10.0.0/16)をお客様ネットワーク(10.0.0.0/16)に追加(接続)してアプリケーションからデバイスへの接続を行うケースを考えてみます。

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これまでも SORACOM Gate をご利用いただくことで双方向通信を行うことができましたが、アプリケーションサーバが Gate Peer のさらに奥にある場合、 Junction Redirection を使わない場合でもいくつかのネットワーク構成が考えられますがいずれも制約があります。

  1. Canal/Door/Directで普通にルーティングする(VPGでNATされるので双方向通信が難しい)
  2. デバイスでのアプリケーションの宛先IPアドレスを Gate Peer にする(ただし Gate Peer で宛先アドレスをNATする必要がある)

1つ目の構成ではアプリケーションがデバイス個別のIPアドレスを正しく認識できないので、アプリケーションサーバから始まる通信に課題があります。

vpg

2つ目の構成ではデバイス側がアプリケーション側のいずれかもしくは両方で設定を変更しなければならないかもしれません。

上記のような制約を回避し、

  • アプリケーションからみて送信元IPアドレスがデバイスサブネットのIPアドレスのままであること
  • デバイスからみて送信先IPアドレスがアプリケーションサブネットのままであること

を達成したい場合に Junction Redirection が活用できます。

なぜ Junction Redirection が必要なのか?

なぜ Junction Redirection が必要なのでしょうか?そして Junction Redirection とは具体的に何をしているのでしょうか? デバイスが Gate Peer の先のお客様ネットワークと疎通するには、どうにかして Gate Peer まで通信をルーティングする必要があります。(そしてもちろん Gate Peer でもルーティングを行います) このうちデバイスから Gate Peer までのルーティングを行うのが Junction Redirection の機能です。


ここで一つ疑問がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 例えばデバイスのルーティングテーブルにお客様ネットワーク宛の通信のネクストホップを Gate Peer にする経路を追加すれば、 一見 Junction Redirection が必要ないようにみえます。

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こうなる?

例えば以下のように設定したとします。

デバイスのインタフェース設定

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pi@raspberrypi:~ $ ip a show dev ppp0
6: ppp0: <POINTOPOINT,MULTICAST,NOARP,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UNKNOWN group default qlen 3
    link/ppp
    inet 10.10.74.219 peer 10.64.64.64/32 scope global ppp0
       valid_lft forever preferred_lft forever

デバイスのルーティングテーブル

※2行目の経路を手作業で追加していますが、これはイメージであり実際には複数の要因でこの設定は動作しません。

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pi@raspberrypi:~ $ netstat -nr
Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags   MSS Window  irtt Iface
0.0.0.0         0.0.0.0         0.0.0.0         U         0 0          0 ppp0
10.0.0.0        10.10.10.10     255.255.0.0     UG        0 0          0 ppp0

しかし・・・

しなしながら、この設定ではデバイスから宛先ネットワークに到達できません。その理由は2つあります。

  1. デバイスとSORACOMプラットフォームの間がGTPで接続されているため
  2. VPGがアプリケーションの宛先お客様ネットワークへの経路を持っていないため

Juntion Redirection が必要な理由1

デバイス(SORACOM Air)とSORACOMプラットフォームはGTPで接続されています。 SORACOMでは PDP context がIPのサービスを提供しておりますので、 Raspberry Pi と AK-020 で接続している場合、次のようなプロトコルスタックになります。

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Ethernet上でのスタティックルートの場合、お客様ネットワーク(10.0.0.0/16)宛の通信はネクストホップ(10.10.10.10)にルーティングされるとうまくいきそうです。 SORACOMでもデバイスからみてネクストホップ (Gate Peer) が同一サブネットなので、宛先MACアドレスに 10.10.10.10 のものを格納したフレームでうまく転送される ・・・ようにみえますが、実際にはパケットはGTPに吸い込まれてSORACOMプラットフォームに搬送されるので、ルーティングはVPGに任せられます。

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Junction Redirection が必要な理由2

今回の構成ではVPGにお客様ネットワークとのトンネル接続に必要な経路のみが与えられています。 Gate Peer の先にあるお客様ネットワークへの経路は別途設定を行う必要があります。

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もしあらかじめVPGがお客様ネットワークへの経路をトンネル(Canal/Door/Direct)向きに持っていると、送信元IPアドレスがNATされてルーティングされるので要件を満たせません。 VPGと Gate Peer はVXLANで結ばれていますので、理由1に記載の経路情報を追加することで要件を満たすお客様ネットワークへの到達性が確保されます。 この経路を追加するのが Junction Redirection です。

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Junction Redirection の設定方法

Junction Redirection には あらかじめ SORACOM Gate の設定が必要です。 こちら の手順に従って Gate Peer の設定を済ませてから以下の手順をお試しください。

Junction Redirection を有効にしたいVPGの設定画面で、以下の手順で設定を行います。

junction

注意点

Junction Redirection を有効にするとデバイスからの全ての通信が Gate Peer を経由するようになりますので、例えばインターネット向けの通信が必要な場合は Gate Peer 以降のネットワークで適切にインターネットへの到達性を保持する必要があります。

Junction の利用には費用が発生します。具体的な費用はこちらのページでご確認ください。 https://soracom.jp/services/junction/price/

まとめ

Junction Redirection は企業ネットワークによくあるパターンのネットワークを構築する上で使い勝手のいいサービスとなっています。 他のSORACOMネットワークサービス(Canal/Door/Direct/Gate)と組み合わせてぜひ皆さんだけのネットワークを構築してみてください!(そしてぜひブログに書いておしえてください!)

松本

社員レポート#3 〜 Backend Engineer 〜

みなさまこんにちは、ソラコムの平です。

夏の甲子園も終わりいよいよ今年の夏もわずかになってきた感じもありますが、いかがお過ごしでしょうか。ソラコムではお盆近辺にお休みをいただいたメンバーも多く、今週に入りリフレッシュした面々が戻ってきています。

さて、シリーズで始めた社員レポートですが、今回で3回目となりました。(1回目2回目は←こちら) 進めていくうちにメンバーも知らない事実や思いが明らかになったりして、私自身もどんな話が聞けるか毎回楽しみにしております。

そして今日はプリンシパルソフトウェアエンジニアの片山(yaman)に登場していただきます。 エンジニアドリブンの会社として自他共に認めるソラコムですが、その中にあって筆頭エンジニアとして技術のみならずカルチャー面からもソラコムを力強くリードしてくれています。 業界としても弊社代表の玉川同様、前職時代からご存知のみなさまも多いと思います。2年ほど前には本人の経歴を語るインタビュー記事も掲載され、SNSで多くのシェアをいただいたことはメンバーの記憶にも新しい所です。 そんなyamanに今まであまり表では語られてこなかった?ソラコムでの仕事内容や今考えていることを聞いてみたいと思います。

ーでは、yaman、よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

ーまずは簡単な自己紹介をお願いします。

みなさまこんにちは。ソラコム でソフトウェアエンジニアをしています片山と申します。 前職はAWSでソリューションアーキテクトを、その前は金融系のシステム会社でプログラマーとして働いていました。 社内外の皆様からはyamanと呼ばれています。ちなみにyaman(ヤマン)というのは個人的なブログのタイトル(カタヤマンがプログラマチックに今日もコードアシスト)から付けていただいたアダ名です。

ー本当に社内外の方々から「yamanといえば◯◯」と認識されていますよね。twitterの#ヤマン、スベリ(SBR)のyaman・・・と知れば知るほどみなさまに愛されているのを感じます。オフィスでもPCに黙々と向かっているかと思えばslack(=社内のコミュニケーションツール)でスベリ発言をしていたり、ラップ好きだったり、最初のイメージとのギャップがすごいです(笑)

report-yaman1 (画像1:yamanをイメージして作られたと言われている?ソラコムアイコン) *注:ソラコムアイコンセットはこちらからお使いいただけます report-yaman2 (画像2:ラップ風に掛けるも不発に終わった=スベったケース)

このアイコンは”SBR”と名前がついていまして、これは”す ば ら しい”の略となってますので、スベるなどというのは完全に事実誤認です。

ーいやいや、動かしがたい前歴がありますから(笑) ・・気を取り直して、質問行きます! ー早速ですが現在の仕事内容について教えてください。

現在は、ソラコム のビジネスに必要な様々なバックエンドシステム、例えば課金や請求、認証、直販処理など、通信以外の部分のシステムの設計・実装・運用を担当しています。ソラコムユニークなものでいうと、SIMの管理や生産システムなども担当しています。 また外部で講演させていただく機会もあり、自社内外のイベントでお話をさせていただいたりする事もあります。

ープリンシパルエンジニアとして開発もしつつ登壇もしたり、と何足かのわらじを履かれていますよね(ソラコムでは「既存の制約や組織に囚われず、多角的に広い範囲で物事を観て、より大きな問題解決をし、イノベーションを起こす」行動のことをThink Without Boundariesと呼んでおり、これもその現れの一つと言えるかもしれません)。とはいえ、割合としては開発をしている姿を見る事の方が多い気がしますが、バックエンドの開発を行う上でいつも心掛けていることはどんなことですか?

ソラコムには様々なサービスがあり、それぞれごとに利用方法や利用シチュエーションが異なります。お客様がソラコム を利用される際にはじめやすく、またスケールしたときでも納得してご利用いただきたいと思っており、サービスによって細かく課金体系を設定しています。

例えばSORACOM Air for セルラーは通信量、時間、通信速度による従量課金ですが、SORACOM Harvestは1日ごとの利用料課金+超過リクエスト分の従量課金、といった形になっており、さまざまな課金体系の実装が必要となります。また同じサービスでも、長期利用割引やボリュームディスカウントなどを後で追加する事もあります。

このため、例えば課金システムであれば、過去のシステムに問題ない事を確認しながら着実に仕事を進める、という点についてはいつも心がけています。とはいえサービスリリースを続けて新しい価値をお客さまに提供する事はソラコム の重視している所なので、バックエンドシステムが足を引っ張らないように改善を続ける、という点も心がけています。

report-yaman3 (写真:SORACOM Conference “Discovery” 2018にて)

ーでは次に、バックエンドエンジニアとして仕事をしている中で、面白いと感じるポイントや苦労するけれどやりがいがある、といった愛着ポイントはありますか?

ソラコム はインフラとしてはAWSを使っており、通信システムやアプリケーションサービスなどを全て自社で実装しています。このため、新しいサービスや商品追加に対して、自分が担当している以外のシステムへの改修が必要な場合でも、自社で完結して非常に素早く実装することができます。 システム開発を自社以外で行なっている場合だと、どうしてもこの部分が遅くなる所ですが、この点が非常にスピーディに行えるのは面白いと感じる所です。

また通信やデバイス、クラウドに精通した技術者が周りにいるので、様々な知識を吸収できるのも面白いです。私自身、ソラコム に入るまではSIMの事や通信の規格については全く知見がありませんでしたが、周りの技術者やBDの知見のおかげで開発を進めることができます。

そして開発についてですが、自分が責任を持てて妥当だと判断した事については、利用する技術について特に制約がないので、自分で考えた通りに実装できるのも面白い所です。例えばSIMのデータはJavaとDynamoDBとKMSで管理をしていますが、おそらくプロプラな製品を持ってくるよりも安価でスケーラブルに管理ができていると思います。

ーそういえば自分が入ったばかりの頃、エンジニアメンバーが銘々の好きな(もちろん理にかなった採用理由があってですが)プログラミング言語を使ってコーディングしていると言う話を聞いたときは本当に驚きましたっけ・・。 *注:エンジニアの開発体制やマイクロサービスについては詳細に記事として書いていただいたことがあり、こちらもぜひご参照ください。

ー先ほどの質問と少し関連して、前出のインタビュー記事では「自分が戻ってくる場所を作りたいと思ってAWSに行き、実際そういう世界になったので、ソラコムで、またサービスを開発するエンジニアに戻った」と読みましたが、エンジニアに戻ってみて今はどのように感じていますか?

クラウドはもちろんなのですが、プログラミング言語やライブラリ、開発ツールなどが進化していて、ビジネスを作る部分にかなり集中できるようになった、というように感じます。またツールだけでなく、AmazonのFBAやStripe、ネットプロテクションズ、Kintoneのようなバックエンドを支えてくれるサービスが利用できるようになっていて、仕様を作れて実装ができればそのままビジネスに載せられる、というような世界観がかなり近くなってきたなとも感じます。 逆にプログラマーであればこういった環境はすぐに手に入る世界になってきているので、自分の仕事を失わないように日々精進しないといけないな、と感じるところでもあります。

ー2009年のエイプリルフールブログ(「SSDLoader1.0をリリースしました。」)の世界観ですね。その世界観にかなり近い所でエンジニアリングをする中で今度は次の次元に向かってまた精進するということですね。

むしろ2009年に考えていたこと以上のことが世の中起こっていて、焦るばかりですね(笑) report-yaman4 (写真:2018年3月に行われた合宿にて)

ー最後に、ソラコムがサービスをスタートしてから早3年が経とうとしていますが、ソラコムのサービスあるいはビジネス全体について当時考えていたことと今考えていることで大きな違いをあげるとしたらそれは何ですか?

ソラコム のサービス開始時は、NTTドコモのMVNOとして何年かは行くのだろうと思っていたのですが、気がつくと回線種類もLoRa、Sigfox、KDDIそしてグローバルと増え、またサービスも思ってもみなかったものを自社で提供するようになりました。もちろん会社自体のことで言えば、KDDIに買収された事もそうで、当初思っていたことと違うことばかり起こったというのが実際です。 ただ逆に、実際にサービスを開始していなかったらこれらのことは自分には一切起こらなかったわけですから、何でもJust Do Itでやることはとても大切だな、と振り返ってそう思います。

またスタートアップ企業という観点では、私がソラコムで働き始めた時よりも、間口が広くなっているのではないかと思います。 自分はSIer出身ですし、AWSの時も金融のお客様相手だったので例えばDynamoDBをフル活用するみたいなことはなかったので、どこまでやれるのかは不安なこともありましたが、手を動かして実装していた知識や経験は十分に役に立ちましたし、スタートアップでもビジネスを支える部分は必ず必要なので、私と同じようにスタートアップとは遠い領域にいるなと考えている方でも、今はスタートアップ企業は選択肢の一つになると思っています。 弊社もバックエンドエンジニアの採用を積極的に行なっていますので、ぜひお声かけいただきたいです。

ーyamanでもソラコムの進化は予想がつかずチャレンジの積み重ねということなんですね。このスピード感の中でこれからまた同じ3年が経つ頃にはどうなっているのか、ソラコムの中にあっても本当にワクワクします。 今日はありがとうございました!

ありがとうございました。

冒頭とは打って変わり静かな口調で、お客様や技術・サービスと真摯かつJust Do Itの精神で向き合う姿を語ってくれたyamanですが、個人的には常に先を見据えた舵取りをする側面がとてもThink Without Boundariesだと思った次第です。みなさまにはどんなソラコムリーダーシップが見えたでしょうか。新しい発見があった方はぜひフィードバックいただけると嬉しいです!

ソラコムでは一緒に働くメンバーを募集しています。 ご興味のある方はぜひこちらのサイトからご応募お待ちしております。

ソラコム asako 平

[Sigfoxデバイス] お客様自身でご用意したデバイスを登録することができるようになりました!

まだまだ暑い日が続いてますね。ソラコム江木です。 本日、SORACOM Air for Sigfoxでお客様自身でご用意したデバイスを登録することができるようになりました!

これまで Air for Sigfox で使用できる Sigfox デバイスは、ソラコムで販売しているSigfoxデバイスを対象としていました。この度、お客様がご自身でご購入、調達されたデバイスをソラコムに登録してソラコムのサービスを使用することができるようになります!

デバイスの登録

登録にあたっては、SigfoxデバイスID、PAC、Product Certification ID が必要となります。 いずれも Sigfoxデバイスに付属してくるものですので、購入時にご確認ください。

登録は簡単です。 ソラコムのユーザーコンソールにログインしてSigfoxデバイス管理メニューに遷移し、デバイス登録をクリックします。

SigfoxデバイスID、PAC、Product Certification ID を入力してください。

料金

持ち込みデバイスのご登録及びご利用にあたっては、デバイス登録料として1440円/台及びSORACOM Air for Sigfox 通信料金(1440円/1年分)が発生します。 SORACOM Air for Sigfox 通信料金には、「SORACOM アプリケーションサービス利用料」の10円分が含まれています。Beam、Funnel、Harvestといったソラコムのサービスに適用されます。

料金の詳細は、SORACOM Air for Sigfox の利用料金をご確認ください。

解約と再登録について

なお、登録とは逆にSigfoxデバイスをソラコムから解約することも可能です。 その場合は、PACを忘れないように保存してください。再登録する場合に必要となります。 Sigfox デバイスの PAC は、解約済みのデバイスを選択して「PACの表示」から確認することができます。

デバイスを解約した場合は、解約してから24時間後にソラコムのデータベースから削除されます。それまでにPACをコピーしてください。 解約したデバイスを再度登録する場合は、24時間経過後となります。

LPWAに便利なソラコムのサービス

LPWAではデータ送信のペイロードサイズが非常に少ないという悩みどころがありますが、ソラコムのプラットフォームでは、例えばバイナリパーサーというバイナリデータをパースして、JSONに変換キーと値の組に変換するというかなり強力な機能があります。 もちろん、BeamFunnelといったクラウド連携サービスも使用できるので、Sigfoxデバイスからバイナリで送って、そのままクラウドサービスに転送、といったこともクイックに実現できます。 デバイスを登録してぜひご利用ください!

ソラコム江木(nori)