SORACOM Blog

ソラコムの最新情報をお届けします

新サービス: SORACOM Inventory を発表

皆さんは、デバイス管理にどのようなツールをお使いでしょうか? 例えばSSHですか?便利ですね

とはいえ、セルラー通信においてSSHを利用するには、様々なハードルがあります まずはネットワーク。一般的にはグローバルIPアドレスが必要ですが、これにより二つの課題が発生します

  1. IPアドレスを知る仕組みが無い (ifconfig.ioのような外部サービスが必要)
  2. デバイス自身にサーバ並みのセキュリティ対策を施す必要がある

これらの課題は SORACOM Gate で解決できます では、SORACOM Gateを利用して例えばAnsible over SSHで構成管理をすれば良いのでしょうか?

IoTにおいてはAnsibleでは管理できない、例えばArduinoといったデバイスもつながる事になるため、これではすべてを管理することは叶いません

もっと包括的に、そしてSSHではない、多くのデバイスを管理するための仕組みとして SORACOM Inventory を紹介します

SORACOM Inventory とは

OMA LightweightM2M (LwM2M) をベースにした、デバイス管理のためのフレームワークを提供するサービスです

関連プレスリリース IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」においてIoTデバイスの設定の管理や状態把握、コマンド実行などを可能にするデバイス管理サービス「SORACOM Inventory」を7月5日より提供開始

OMA LwM2M

デバイス管理を目的として、 CoAP を使用したオープンな仕様&実装です。アーキテクチャはLwM2MサーバとLwM2Mクライアント(エージェント)のサーバ/クライアント方式となります

About LwM2MOMA LightweightM2M および 移動体通信網とのインターワーク / TTC oneM2M専門委員会 日本電気株式会社 山田 徹(講演者)、内田 訓雄 / P4 より

制御は LwM2M で規定されているツリー形式のリソースモデルのIDの単位で読み/書き/実行と、値の観察(Observe/Unobserve)を行います e.g.) /3/0/9Battery Level を読みだすためのID。SNMPに似ていますね

SORACOM Inventory が提供すること

SORACOM Inventory は下記のようなアーキテクチャでご利用いただけます 全体像

SORACOM Inventory を使用する利点

SORACOMコンソールからの操作が容易

SORACOM Inventory は、SORACOMコンソール上でデバイスが一覧できる他に、リソースモデルIDを調べることなく値の読み/書き/観察/実行が行える点にあります

コンソールでの一覧表示 コンソールでの一覧表示

デバイスの詳細表示 デバイスの詳細表示

LwM2Mサーバがフルマネージド

SORACOM Inventoryでは LwM2Mサーバ(起動時の参照サーバ:Bootstrap, 実際の制御:Device management)をフルマネージドでご利用いただけます。お客様でサーバを立てる必要がありません。ほかにも、LwM2Mクライアント(エージェント)のサンプル実装がご利用いただけます※

現在用意しているサンプル実装は C/Java/Android のクライアント(エージェント)となります。もちろんLwM2Mはオープンであるため、ソラコムが提供がクライアント実装以外でも利用可能です

※Limited Preview期間中においては、ご申請をいただいた方に C/Java/Androidのサンプル実装をご提供いたします。その後は広く公開する予定です ※ソラコムではサンプル実装含め、クライアント(エージェント)のサポートは受けかねますのでご了承ください

LwM2Mのリソースモデルとクライアント(エージェント)の関係

LwM2Mで規定しているのは「リソースIDに対する呼び出しと、そのレスポンス」になります。そのため、どのような値が返るかはクライアント(エージェント)の実装に依存します

  • 例) Firmware のバージョンを返すリソースモデルID /5/0/7 が読みだされた時
    • Linux OSの場合: uname -a の結果を返す
    • Arduino UNOの場合: 固定文字列 1.0.0 を返す
  • 例) デバイスの再起動を実行する /3/0/4 が実行されたとき
    • Linux OSの場合: shutdown -r now を実行する
    • Arduino UNOの場合: 下記の関数を作成したうえで software_reset() を実行する
1
2
3
4
5
6
7
/* Software reset for Arduino UNO */
#include <avr/wdt.h>
void software_reset() {
  wdt_disable();
  wdt_enable(WDTO_15MS);
  while (1) {}
}

実装ができるということは、言い換えると実装が必要ということです。そのため、Limited Previewにおいてご提供するサンプル実装においては、固定の値が返ったり、値自体が取得できないといったリソースIDも存在しますので、ご留意ください

まとめ

SORACOM Inventory は Limited Preview でご提供しております! (2017/7/5現在) 利用には事前申請が必要となりますが、簡単にお申込みいただけますので、まず試してみたい方はお申し込みください

特にLinux OS(Raspberry Piとか)が再起動する様子を目の当たりにすると、SSHじゃなくてもいいかも?!と思えますので、是非とも試してみてください!

ソラコム 松下

発表: SORACOMプラットフォームのSigfox™対応

7/5の年次カンファレンス SORACOM Discovery 2017 にて発表された新サービス “SORACOM Air for Sigfox” についてご紹介します

関連プレスリリース IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」が省電力広域通信技術 Sigfox に対応 ソラコムがKCCSの Sigfox パートナーに

これまでのソラコムの LPWA への取組

ソラコムは、2016年5月に LoRaWANを利用した通信事業に参入を発表したのを皮切りに、2016年7月の LoRaWAN PoCキット販売を経て、2017年2月に1台から購入可能な SORACOM Air for LoRaWAN発表、LoRaWANをいち早く商用サービスとして展開してきました これによりIoT 向けデータ通信を提供する SORACOM Air は、SORACOM Air for セルラーと、SORACOM Air for LoRaWAN へと、その適用範囲を広げてきました

また、2017年5月には、セルラー向けの低データ量プランとして基本料金 0.4$/月、データ通信料金 0.5$/MBから利用でき、日米欧の主要国で利用可能な新料金体系「Low Data Volume」もリリースしており、IoT向けのデータ通信の選択肢を常にリードしてきました

Sigfox とは

Sigfox は IoT 向けの通信規格で、低価格・省電力・長距離伝送が特長です。既に欧米を中心に32か国で展開中、2018年までに60か国に増加する予定であり、LPWA を代表するグローバルな通信規格として各国で導入が進んでいます

SORACOM Air for Sigfox の提供開始

本日(7/5)より、「SORACOM」プラットフォームで、Sigfoxをご利用いただける「SORACOM Air for Sigfox」を提供開始します

お客様は、これまでソラコムが提供している SORACOM Air for セルラーSORACOM Air for LoRaWAN と同様に、「SORACOM」プラットフォームのWebコンソール/APIを通じて、Sigfoxのデバイスや通信を一括操作・管理できるようになります

Wireless Agnostics

Sigfox サービスは京セラコミュニケーションシステム社が日本における唯一の Sigfox オペレーターとして、インフラ構築およびネットワークサービスの提供を行っています。そのため、お客様は基地局設置といったインフラ構築および運用を行う必要は無く、対応デバイスを準備頂くだけで、Sigfox サービスエリア内ですぐに IoT システムを利用することができます

SORACOM で Sigfox を使う利点

IoT のシステムでは個別のユースケースやそれぞれの業務要件に応じ、適した無線通信の方式を選択を行うことが重要です しかしながら、無線通信の方式毎に通信管理やデータ取得の方法が異なるのが普通であり、その結果、不便や機能不十分を承知の上で一つの通信方式に絞るといったケースが多くあります

その点、「SORACOM」プラットフォームをご利用いただけば、無線通信方式毎に異なるシステムや運用体制を構築することなく、共通のプラットフォームで開発・管理・運用を行うことができます 普段の設備の稼働状況の監視等は SORACOM Air for Sigfox や SORACOM Air for LoRaWAN を用いて監視を行い、ファームウェアのアップデートといった高速通信や、広域に移動する移動体のトラッキングには SORACOM Air for セルラーを利用するといった、使い分けが可能です

また、システムの開発においても、SORACOM Air for セルラーやLoRaWANの時同様、データ転送サービス「SORACOM Beam」や、クラウドリソースアダプターの「SORACOM Funnel」、そして、データ収集・蓄積サービスの「SORACOM Harvest」といった「SORACOM」のアプリケーションサービスが利用できます 新たに Sigfox流の開発を学ぶこと無く、いままでのアプリケーション開発の知見を活かして Sigfoxデバイスを用いたアプリケーション開発が可能となります

もちろん、SORACOM Funnel の「Partner Hosted Adapter」にも対応しておりますので、本日新たに発表させていただいたSPSパートナーのIoTソリューションとも簡単な操作ですぐに連携することが可能です

Sigfoxデバイスの個別販売開始

SORACOMコンソールから、1個単位で、Sigfox デバイスの購入が可能です。開発者が気軽に購入できるよう整備しているのも SORACOM Air for Sigfox の特徴です

本日より2種類の Sigfox デバイスをご購入いただけます

  • Sens'it: 7種類のセンサ・バッテリを内蔵しており、Sigfox を利用したデータ収集やサービス開発のためのプロトタイピング端末
  • ドライコンタクトコンバーター: 既存機器の接点出力センサを簡単に Sigfox センサにすることが出来る端末。IP65相当の防水防塵・バッテリ内蔵

Sigfox Devices

料金

いずれのデバイスも機器費用、契約事務手数料、1年分の SORACOM Air for Sigfox サービス利用料を含んでいます そのため、上限140回/日の通信を毎日行った場合でも、通信・プラットフォームに掛かるコストは固定になります (なお、SORACOM Harvest をご利用の際は追加の費用が必要です。) また、1年後の更新時は SORACOM Air for Sigfox サービス利用料のみとなり、1,440円/台・年(120円/台・月)で固定化された、非常にリーズナブルな価格です

まとめ

今回、Air for Sigfox をリリースさせて頂くことで、お客様のニーズやユースケースに適した無線通信方式の選択肢がさらに広がりました AWS、Azure、Google やパートナークラウドへの接続も拡充を続け、SORACOM はあらゆる無線とクラウドをセキュアに接続するプラットフォームとして進化していきます

新サービス: SORACOM Junction を発表

7/5の年次カンファレンス SORACOM Discovery 2017 にて発表された新サービス “SORACOM Junction” についてご紹介します

関連プレスリリース IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」においてパケットに対する各種処理を可能にする「SORACOM Junction」を7月5日より提供開始

SORACOM Junction で解決できること

2015年のSORACOM Airのサービスを皮切りにSORACOM Canal / Direct / Door と閉域網を作る仕組み等、従来のセルラー通信では実現が難しかったネットワーク構成が、簡単にご利用いただけるように提供してきました

本格的にIoTソリューションを提供&利用するお客様が増えてきた中、下記のようなお声をいただくようになりました

  • デバイスの通信トラフィックの概況を簡単に把握する方法はないか?
  • デバイス自体にマルウェアを入れられたらどうしよう?
  • アプリケーションごとに異なる通信制御を適用することはできないか?

SORACOM Junction は、これらの課題を解決します!

SORACOM Junction とは

SORACOM Junction は 「透過型トラフィック処理サービス」と称されるように、SORACOMを流れるトラフィックに対して処理を行うことができるサービスです この機能を利用することで、お客様のデバイスのパケットをお客様自身がデバッグ、解析、その他操作することができるようになります

データセンター等ではポートミラーリング機能を持ったL2/L3スイッチを必要としていた構成が、SORACOM Junctionで簡単に実現できるわけです

※SORACOM Junction を利用するには VPG の利用が必須となります。VPGの利用開始方法、費用等につきましては Virtual Private Gateway (VPG) 機能詳細 をご覧ください

SORACOM Junction は 3つの機能を持っています

  • Inspection (インスペクション)
    • コピーしたお客様のパケットをソラコムが解析し、解析結果をお客様のシステムへお届けする機能
  • Mirroring (ミラーリンング)
    • お客様のパケットをコピーしてお客様のシステムへお届けする機能
  • Redirection (リダイレクション)
    • お客様のパケットをルーティングまで含めお客様の責任でお客様にお預けする機能

SORACOM Junction overview

各機能を詳しく見ていきましょう

SORACOM Junction: Inspection

InspectionはVPG上でコピーしたパケットを、直接お客様のシステムへお送りするのではなく、SORACOMで解析し統計情報をお客様へお届けけする機能です

統計情報はVPG毎で集計され、JSONフォーマットで出力されるので、これを可視化サービス等で利用することが可能となります

この統計データ(JSON)は、指定したエンドポイントに定期的(1分に1度)に送信されるため、例えばAmazon Kinesis Streamsを経由することで可視化サービスや監視ミドルウェアとの組み合わせが実現可能となります

上記構成は、SORACOM Junction発表時のElastic Cloudを利用したデモの構成です。ご覧いただいているように、実際に利用するシステムに手を入れることなく、パケットの解析ができるわけです

また、InspectionはSORACOMがパケット解析をするため、お客様がご自身でパケット解析に必要な環境を構築する必要がなく、非常に容易に利用することができます

パケット解析の粒度はVPGごととなるため、より細かい情報を得たい場合には、次のMirroringの利用をご検討ください

SORACOM Junction: Mirroring

Mirroringはお客様のパケットをコピーしてお客様のシステムへお届けする機能です

ただそのままでは送れないので、GREでencapusalateして送ります。送る際にはSORACOM Canalでお客様のVPCへピアリングしていただき、その中に所属するEC2インスタンスなどのプライベートIPアドレスを指定することでコピーされたパケットが送られます

Mirroringを使用することでお客様が管理するデバイスからの生のパケットを解析することができます 例えば、セキュリティソリューションでDPIを行ない、SORACOM APIと組み合わせることでセキュリティを高めることができます。その他にも解析したデータを蓄積し、統計的な分析をすることで異常検知なども行うこともできます

7/5からすでに連携できるソリューションもあります

SORACOM Junction Mirroring partners

SORACOM Junction: Redirection

Redirectionはお客様のパケットをルーティングまで含めお客様の責任でお客様にお預けする機能です

通常VPGを使用するとVPGがインターネットまたはお客様のシステムへパケットがルーティングされることを保証しますが、Redirectionは代わりにお客様がルーティングを行っていただくことを前提に、SORACOM Gateにより設定されたお客様が管理するGate peerをnext hopとして指定することをできるようにします。お客様がご自身でネットワーキングを行う必要がありますが、それを許容することができる場合はお客様のデバイスからのパケットに対して任意の操作を行うことができるという非常に高い自由度を持つサービスです

高度なネットワーキングの知識をお持ちの方にはたまらない機能です

任意の操作とは、ルーティングやQoS、トラッフィックコントロールなど幅広い操作を含みます トラディショナルなネットワーキングの知識がモバイル網を通ってきたパケットに対しても同様に適用することができるのを是非体感していただければと思います

まとめ

SORACOM Junctionの3つの機能、Mirroring、Inspection、Redirectionを説明しました

まずは SORACOM Junction: Inspection のGetting Startからお試しいただければと思います

高度な機能ということもあり、「もっと簡単に説明を!」という声にお応えして、社内ではこんな説明が飛び交っております(社内LTネタ)

  • Inspection
    • パケットをキミの代わりに分析するよ
  • Mirroring
    • パケットをコピーしてキミに渡すよ
  • Redirection
    • パケットをキミに任せるよ

これら3つの機能を使いこなして、キミだけの最強のJunctionを作ろう!

SORACOM Junctionはお客様、ユーザ様に対してパケットレベルので操作インタフェースを提供するという目的で作られました。ある種低いレイヤーのAPIです これをご利用いたくことで思いもつかなかったようなサービスや機能が生まれ、コミュニティが盛り上がり、エコシステムがますます繁栄することを願っています。Join us!

ソラコム 松下

新機能: LPWA 向けバイナリパーサー

LoRaWAN や Sigfox を使ってデータを送る際の標準的なペイロードサイズは数10バイト程度と非常に少なく、Web サービスのように JSON データを POST することができません。 そのため、デバイスによっては独自のバイナリフォーマットを定義しています。また、自分でデバイスを開発する際にもバイナリ形式でデータフォーマットを設計する必要があります。

また、現状、そのバイナリデータをパースするためには、Beam や Funnel の転送先でプログラムを書く必要がありました。 SORACOM Harvest では表示段階で簡易的なデコードを試みるようになっていますが、上記のようにフォーマットが不定なバイナリデータに対しては表示できず、また、API経由では生データしか取得することができませんでした。

今日発表するバイナリパーサーは、この課題を解決するために開発されました。

バイナリパーサーの概要

バイナリパーサーはその名の通り、ユーザーが定義したフォーマットに従ってバイナリデータをパースして、キーと値の組に変換する機能です。 この変換処理は SORACOM プラットフォーム上で行われるので、SORACOM Beam, Funnel の転送先や Harvest に変換後のデータを送付することができます。

フォーマットは bit 単位で読み出すデータの長さとデータ型を指定できます。取り出した値に対して四則演算を5回まで行うことができるので、値の精度がそれほど必要ではないデータを少ないビット数で表現し、四則演算を施すことで実際の値に変換することができます。

例えば、以下のようなフォーマットで定義された GPS トラッカーのバイナリデータがあったとします。

example

  • 先頭バイトはヘッダー。2bit をステータスに使い、残りの 6bit をバッテリーの残量にする(2% 刻みで表現する)
  • 残りの10バイトをで緯度経度高度に使う。高度は、10 で割って、100 マイナスする

これを変換するフォーマットは以下のように書くことができます。

1
status:0:uint:2:7 battery:0:uint:6:5:*2 latitude:5:float:32 longitude:1:float:32 altitude:7:uint:16:/10-100

これだけで、以下のように変換された JSON がペイロードにマージされ、転送されるようになります。

1
2
3
4
5
6
7
8
{
  "data": "ORIGINAL_HEX",
  "status": 2,
  "battery": 80,
  "longitude": 139.7405,
  "latitude": 35.66816,
  "altitude": 10.2
}

フォーマットの詳細については、バイナリパーサー詳細 を参考にしてください。 (これは単純化した例なので、実際には要件にあわせた精度で値を得られるように設計する必要があります)

使い方

使い方はとても簡単です。デバイスが所属する LoRaWAN / Sigfox グループの設定画面で、バイナリパーサー機能を有効にし、フォーマットを指定するだけです。 この機能は本日より、無料でご利用いただけます。

example

LoRaWAN に加えて Sigfox にも対応したこの機会に、Wireless Agnostic を目指す SORACOM サービスをぜひ体感してみてください。

Funnel Partner Hosted Adaptor が追加されます

約2ヶ月前の 5/10 に、SORACOM Funnel を SPS パートナーの IoT ソリューションへと連携させる Partner Hosted Adapter を発表させて頂きました。

  • プレスリリース: 「クラウド連携をサポートする「SORACOM Funnel」を機能拡張しSPS パートナーの IoT ソリューションへの連携開始」
  • リリースブログ: 「新機能: SORACOM FunnelにPartner Hosted Adapterが追加」

本日は、既に発表されていたサービスに加えて、さらに2つのサービスがラインナップに加わり、これで計5つのアダプタが本日からご利用頂ける事となりました。

  • プレスリリース: 「クラウド連携をサポートする「SORACOM Funnel」の Partner Hosted Adapter が、2社の SPS パートナーの IoT ソリューションに連携開始」

そこで、現在対応しておりますソリューションを一気にご紹介したいと思います。 これから IoT システムを構築される予定があり、フィットしそうなソリューションがありましたら、是非ご検討いただければと存じます。

株式会社アプレッソ DataSpider Cloud

「DataSpider Cloud」はアプレッソが開発・販売するデータ連携ソフトウェア「DataSpider Servista」をベースに、本格的なクラウド型データインテグレーションサービス(iPaaS)として開発・提供するクラウドサービスです。

SORACOM Funnel の DataSpider アダプターを使用することで、デバイスからはシンプルなプロトコルを使用して、DataSpider Cloud にデータを送信することが可能となります。

構成イメージ 画面イメージ

リンク - DataSpider Cloud 公式サイト - SORACOM Funnel DataSpider アダプター利用ガイド


ブレインズテクノロジー株式会社 Impulse

膨大かつ多種多様なセンサーデバイスをノンプログラミングで「Impulse」へIoTデータを連携することが可能となり、スピーディに様々な設備・機器の予知保全、異常検知、不良検出を実現でき、その活用用途、適用対象範囲を大きく広げることができます。

構成イメージ

リンク - Impulse 公式サイト - IoTセンサーデータの高度な分析と故障予兆検知(接続手順等準備中)


インフォテリア株式会社 Platio

モバイルアプリ開発基盤「Platio」は、現場業務の生産性を向上させるiPhone/iPadアプリを、ノンプログラミングで開発できるクラウドサービスです。

■ 実現できること ・IoTデータのモバイル端末での表示 ・モバイル端末によるIoTセンサーからのデータ収集 ・モバイル端末による現場業務のペーパーレス化 ・業務システムなどのモバイル端末対応

■ 支援できる業務イメージ ・設備管理・保守〜点検報告、作業報告 ・運輸・物流〜輸配送状況管理、動態管理 ・店舗〜業務報告、課題共有、在庫管理 ・製造〜在庫管理、検品報告 ・ヘルスケア〜診断報告、活動報告

■ 特長 ・プログラミングの知識が不要でアプリを作れる ・アプリはオフラインで動作し、データはクラウドで中央管理できる ・手動入力に加え、写真や動画、GPSによる位置情報を自動入力できる ・Bluetooth接続でIoTセンサーや計測機器から自動入力できる

構成イメージ 開発画面

リンク - Platio 公式サイト - Platio Funnel アダプタードキュメント


Kii Thing Interaction Framework

Kiiは、IoTソリューションを支えるプラットフォームおよび同プラットフォーム上で動作するIoTソリューションをグローバルに展開し世界各地で運用しています。"ヒト"と"モノ”の連携とスケーラビリティに優れたKiiのプラットフォームは、機器のIoT化のみならずその先にあるビジネスモデルを支えるデータ活用も含めてサポートできる構造になっており、国内から世界各地へ拡大可能なサポート体制を整えています。

構成イメージ プラットフォーム

リンク - Kii 公式サイト


ウィングアーク1st株式会社 MotionBoard

MotionBoardを利用すると、リアルタイムデータの分析、可視化はもちろんのこと R言語を使った分析や、アラート発信などBIのレベルを超えたアプリケーションレベルのUI開発を従来のコードベースの開発に比較して10倍以上の開発効率で実現できます。SORACOM Funnelとのデータ連係によって、ユーザーはセンサーから出力されたデータをより簡単に可視化・活用が可能になります。

構成イメージ 画面 画面

活動量系のデータをBLEからJSONで出力されるアプリの結果をFunnelを経由して出力(開発時間は2日間)

リンク - MotionBoard 公式サイト


今後も様々なクラウドサービスと連携を強めていきますので、ご期待下さい。

ソラコム 松井

SORACOM Conerence"Discovery"2017 / 見どころ紹介 3

SORACOM Conerence"Discovery"2017

ソラコムの年次カンファレンス「SORACOM Conerence"Discovery"2017」開催までいよいよ1週間となりました。いよいよ締め切り間近です。まだお申込みでない方は、すぐにお申し込みください。

さて今日はキーノートセッションについて書いてみたいと思います。

昨年2016年の"Discovery"のキーノート

昨年は、"Discovery"開催にあわせて、4つのニュースを発表させていただきました。

  • SORACOM グローバル対応 SORACOM の全てのサービスがグローバルの 120 を超える国と地域で使用できるようになりました。同時に、日本のお客様を対象にSORACOM Global PoCキットを提供開始しました。

  • 新サービス「SORACOM Door」 SORACOMプラットフォームからお客様のシステムを仮想専用線で接続するサービスです。これまでも、専用線接続(SORACOM Direct)、プライベート接続サービス(SORACOM Canal)はありましたが、閉域網サービスが一つ加わりました。

  • 新サービス「SORACOM Gate」 SORACOM Air for セルラーで接続された IoT デバイスとのデバイス LAN 接続サービスを提供します。SORACOM Canal,Direct,Doorでの閉域網接続を前提に、デバイスにプライベートIPアドレスで直接アクセス、遠隔メンテナンスが可能となるサービスです。

  • LoRAWANの実証実験キット受付開始 IoT/M2M に適した省電力広域通信技術LoRAWAN™の PoC キット受付を開始しました。

2017年"Discovery"のキーノートは?

今年のキーノートは、前半はソラコムCEO玉川より、IoT通信SORACOMプラットフォームを軸に、IoTテクノロジーの最新動向や、お客様事例のアップデートをご紹介した後、後半はみずほフィナンシャルグループ 常務 山田氏、パナソニック コネクティッドソリューションズ社 常務 江坂氏、ローソン 理事執行役員 野辺氏をゲストをお迎えし、「IoTとビジネスイノベーション」をテーマに、パネルセッションをお届けします。

今回のゲストスピーカーの会社名を聞くと、IoTとの組み合わせは意外に見えるかもしれません。しかし、今年になってIoT関連のニュースでお見かけした方もいらっしゃるのではないでしょうか?

みずほフィナンシャルグループは、この5月に、FinTechをはじめとするIoTの活用による新たな事業創出・提供にむけた取り組みを行う新しい合弁会社設立のニュースを発表されました。 また、この1月には、SORACOMを利用た、決裁プラットフォームの研究も開始、ブロックチェーンに関する取り組みの発表など、金融業界でのテクノロジー活用に大変積極的に取り組まれているようです。

【FinTech】新たな事業創出を目的とする合弁会社設立に向けた協議の開始について 【FinTech】IoT決済に関するプラットフォーム構築に向けた研究開発の開始について

パナソニック コネクティッドソリューションズ社は、パナソニックグループ全体のB2Bソリューション事業成長の中核を担う顧客密着型事業を目的にこの2017年4月に発足しました。元日本マイクロソフトの樋口会長を初代社長に迎え、他にも元SAPの馬場氏などIT業界から様々な実績のある人員を登用、IoTやAI技術の活用を本格化させています。

日本マイクロソフトの樋口会長、パナソニックへ異例の出戻り(日本経済新聞) パナソニックがIoT時代に向けて組織改革。元SAPジャパンの馬場渉氏が参画(インプレス家電watch)

まさにIoTという言葉がバズワードから実用に移行する、その最前線に挑戦されている方々のパネルセッション、どんなお話が伺えるのかとても楽しみです。

おまけ

ちなみに、現在SORACOMでは、アルファベット順に「Air」「Beam」「Canal」「Direct」「Door」「Endorse」「Funnel」「Gate」「Harvest」まで9つのサービス提供しています。次の新サービスがでるとしたら「I」???

“Discovery"2017 会場でお待ちしています!

ソラコム 田渕

伊那市 LoRaWAN ハッカソン レポート

6/24~6/25にわたって長野県伊那市で行われた 伊那市 LoRaWAN ハッカソン の第一回目に、ソラコムはLoRaWAN通信部の協賛という形で関わっておりました そのご縁で当日はメンター兼審査員として参加させていただきました

集合写真

協賛したLoRaゲートウェイ

概要や当日の様子はすでにニュースが出始めておりますので、ここでは運営側&審査について振り返ってみます

当日の様子

レポートやニュースがアップされ始めています

ふりかえり&反省点

参加者の半分近くがハードウェアエンジニアということもあり、デバイスやセンサー側で困ることはほとんどありませんでした。逆にフロント系エンジニアが不在なため、表現力に苦しんだチームもいました 当然のことながら、LoRaWANの特性はハッカソン当日に知ったという方がほとんどということもあり、LoRaWANを利用したハッカソンだったのにLoRaの特性や制限からのアイデアの創出を促せなかったのが残念でした

デバイス・ネットワーク・アプリ/クラウドという各領域におけるエンジニアリングと、企画やプレゼンテーションとがバランスよく実現できたチームが高得点をマークしており、現在におけるIoTビジネス推進の縮図としても非常に興味深かったです

デバイス・ネットワーク・アプリ/クラウド

またネットワーク部においては、LoRaWANからのデータ送出に SORACOM Beam を利用していました この SORACOM Beam 内の設定変更(エンドポイントの変更等)を、SAMで提供すれば、それぞれのチームが得意なパターンに持ち込みやすくなっただろう、と反省然りです

審査に対する評点

評価は「革新性」「デモ」「実現性」「事業性」「テーマ」という5項目をそれぞれ4点満点の合計で競いました ハッカソンということもあり動作デモをプレゼンテーションできたチームが勝利した形となりました

IoTビジネスの現場でいろんな企画や事例を聞くことも多いこともあり、今回出たアイデアについて革新性という点ではかなり辛口評価をしています(みなさん、ごめんなさい) ただ、ハッカソン冒頭で地場の方々が困っていることを取り入れ、それを実現しようとする力や優しさはとても強く感じました

一点加えるならば、やはりプレゼンテーションにも力を入れていただきたかったです 動くデモというのは「伝える」ための手段の一つであり、最終的にはどんなことがしたかったのか?というのを伝えていただきたかったと感じています とはいえ、仕事じゃないですし、作って動かしてというのは楽しいことですし、バランスよくやれたら良かったと思います

次回予告

8/26(sat)~8/27(sun) の一泊二日で実施予定です 詳細は 伊那市LoRaWANハッカソン公式ブログ あたりにアナウンスが乗ると思うので、チェックしてみてください

また、今回の様子や総括は、来週の7/5 SORACOM Discovery 2017D-3 セッション / LoRAWANとARM mbedを活用した地方創生〜長野県伊那市での取り組み〜 でウフル 竹之下さんに発表いただきます ご興味ある方はぜひご来場ください!

ソラコム 松下

SORACOM Conference"Discovery"2017 / 見どころ紹介 2

SORACOM Conference"Discovery"2017

SORACOM Conference"Discovery"2017」には、エンジニア向けセッションもあることをご存知ですか?

最近、かなり具体的なIoT導入に関するお問い合わせも増えていると聞いています。しかし、IoTは、デバイス、通信、クラウド、AIなど専門技術の集合体、お客様からのニーズにお答えするには、様々な分野の技術知識を身につける必要があります。

  • API によるデバイス設定・運用の自動化
  • センサーやカメラ等IoTデバイスとの接続方法
  • AWS,Microsoft Azure,Google Cloud Platform(GCP)とのクラウド連携
  • ビッグデータ活用とリアルタイム処理

特にお問い合わせや関心の多いテーマについて、SORACOMのそれぞれの分野のエキスパートが解説する「SORACOM Deep Dive」はトラックE で13:30〜17:30開催です。IoT本格化の前に、「SORACOM Deep Dive」しに来てください。

エンジニア向けセッション SORACOM Deep Dive/トラックE

13:30-14:15 SORACOM APIによるデバイス設定・管理の自動化

先日SORACOMは ダイドーの自販機への採用を発表しました。こういった運用フェーズを見据えたケースでは、大量のデバイスをどう管理するかまでを事前に設計に組み込む必要があります。SORACOM APIと様々な機能を使って、IoTシステムの立ち上げ、運用時の自動化、効率化を、ソラコムのプリンシパルソフトウェアエンジニアの片山が解説します。

14:30-15:15 IoTデバイス・デザインパターン ベストプラクティス

IoTの主役「デバイス」。この「デバイス」の選び方やつなぎ方でお困りの方も多いのではないでしょうか?このセッションでは、ハードウェアメーカー出身のテクノロジー・エバンジェリスト松下が、IoTデバイスを用いたシステムアーキテクチャ設計を行う際に発生する典型的な問題と、それに対する解決策や設計方法、およびデバイスの配置、利用するプロトコル、そしてデータの設計まで踏み込んでご紹介します。

15:45-16:30 デバイスからのクラウド連携パターン

昨今のIoTにクラウドは不可欠です。SORACOMは先日GoogleCloudPlatformへの対応を発表しました。これでAWS,MicrosoftAzure,GCPの3つのメガクラウドに接続が簡易になりました。このセッションでは、AWSに日本国内初のエンジニアとして関わり様々な企業のクラウドサービス導入を技術支援した経験をもつ、シニアエンジニアの松井が、SORACOMを利用したデバイスからクラウドへの接続を、シンプルかつセキュアに構成するパターンを網羅的に紹介します。

16:45-17:30 IoTにおけるビッグデータとリアルタイム処理

IoTと並んでよく耳にする「ビッグデータ」。このセッションは、Hadoop/Sparkでのビッグデータ分散処理において経験が深く、数千台規模のHadoopクラスタの運用も経験のある、ソリューションアーキテクトの今井が、IoTにおけるビッグデータとリアルタイム処理活用のポイントと、設計や考え方のプラクティスや最新のトレンドをお届けします。

<詳細はイベントページからセッション情報をご確認ください> https://discovery2017.soracom.jp/

ソラコム 田渕

SORACOM Conerence"Discovery"2017 / 見どころ紹介 1

SORACOM Conerence"Discovery"2017

IoTの最新技術と事例を一堂にご紹介するソラコムの年次カンファレンス「SORACOM Conerence"Discovery"2017」を今年も開催します。 今回はキーノートを含めて合計25のセッションと、30社以上の展示、LPWAやスタートアップ製品の企画展示など、昨年より規模を拡大して開催します。参加は無料ですがお申込みが必要です。早めに お申し込みください。

今回、セッションが多いので、どのセッションに参加するか迷われる方も多いかもしれません。 ここでは、参加目的別のおすすめセッションをまとめておきます。

IoTを推進することになったビジネスマネージャー、もしくは企画職の方にトラックB

最近「今年IoTの部署ができた」、「IoTビジネスの企画を考えている」そんなお声を多く聞く様になりました。 IoTを、ビジネス視点から見ることが出来るセッションもご用意しています。

トラックBは、新規事業、スタートアップ、既存ビジネスへの活用、システム部とIoTという、4つの視点から、IoTのビジネス活用を紐解きます。

おすすめのセッション 15:45-16:30 【B3】IoTでトップラインを伸ばす ダイドードリンコ 経営戦略部 大平様、ヤンマー 中央研究所 大林様をお迎えし、IoTを既存ビジネスに組み込むことによる、効率化や業務改善、さらにはトップライン(売上)への貢献について取り組みをご紹介いただきます。

ダイドードリンコでは、IoT自販機にいち早く取り組まれ、SmileSTANDを展開しています。全国に数万台配置される機器においては、1台あたりの通信をいかに「小さいデータ量」にするかがとても重要です。ビジネスを支えるインフラとしてのIoTのあり方についてお伺いします。

16:45-17:45 【B4】IoT、クラウド、CIOは技術にどう向き合うか IoTの実践においては、ビジネスとIT推進、さらには製品開発やオペレーション、様々な部署の関わりが必要となります。その中で、CIOは、IoTなどの新しいテクノロジーにどう取り組むべきか、ゲストに、エレベーターのフジテック 情報システム部長 友岡様、東急ハンズ オムニチャネル推進部長 長谷川様、そしてモデレーターにはマーケティング責任者として日本市場におけるAWSクラウドの立ち上げを推進した小島氏をお迎えします。

本セッションのゲストは、大胆かつ柔軟な発想でビジネスを変えるITを推進されてきた方々です。これらの新しい技術の潮流を、事業や業務にどう活かしていくか、その推進方法や発想法、企業のシステム部のあり方なども伺えそうです。

IoTプロジェクトを推進、提案する立場の方には、トラックC、トラックD

今年は、事例に関するトラックが充実しています。トラックCでは、大阪ガス、WHILL、小森コーポレーション、日置電機、トーア紡といったゲストをお迎えし、装置機器の遠隔監視や、工場での応用、さらには端末へのセキュアな通信利用の観点からは、金融・決済に関するトラックも企画しました。さらに、トラックDでは、技術からのアプローチで、モバイル、閉域網、LoRaWAN、クラウドと業務システムと言ったテーマでIoTシステムをご紹介していきます。

おすすめのセッション 13:30-14:15 【C1】インフラ・装置の遠隔監視 大阪ガス株式会社 エネルギー事業部 木村氏から、電気ガスの計測データを簡単に通知するサービスekul(イークル))を、パーソナルモビリティWHILL、新しく発売されたModelCに搭載されたログデータ利用について、WHILL CTO 福岡氏から紹介していただきます。

14:30-15:15 【C2】製造業が挑む 製品のIoTソリューション化 業務用プリンター装置の小森コーポレーションの遠隔監視サービス「KP-Connect」、他CH電圧計を提供する日置電機の遠隔サービス「GENECT Remote」、どちらも製造メーカーがIoTによりソリューション提供をはじめたケースです。製造業がIoTソリューションに挑戦する際の、技術的な課題と、お客様への想い、社内でのプロジェクトの進め方も伺っていきます。

個人的には、この事例セッションは、日本中から歴史ある企業が登壇してくださるのがとても嬉しいです。まさに、ソラコムが目指してきた、通信のハードルを下げることによる「IoTの民主化」が始まっていることを感じていただけると思います。

ぜひ、様々なセッションで、リアルなIoT実践企業のお話を聞いてみてください。

ソラコム 田渕

新機能:SORACOM が Google Cloud Platform と連携出来るようになりました!

これまで、SORACOM を使ってデバイスからクラウドへの通信を行う際、Beam や Funnel を使って簡単かつ安全に Amazon Web Services(AWS) や Microsoft Azure をお使い頂けました。

本日発表させて頂きます2つの新機能により、Google Cloud Platform(GCP) のユーザ様も、デバイスから GCP への通信を簡単かつ安全にお使い頂けるようになります。

機能1: Beam と Google IoT Core が連携

2017年5月16日(米国時間) Google 社は、IoT端末を管理する「Google Cloud IoT Core」を発表し、現在プライベートベータとして提供されております。

Google Cloud IoT Core への接続は、IoT向けに標準的に使われている通信プロトコルMQTT(MQ Telemetry Transport)を利用しますが、通信経路の安全性を確保するためのTLS(Transport Layer Security)による暗号化が必須であり、また JWT(JSON Web Token)を利用して毎アクセス時に署名を行う必要があります。

Beam を使うことで、CPUに対する負荷や証明書の管理をデバイスからクラウドへオフロードすることが可能となり、またその際に通信の安全性も損ないません。

Beam構成

  • 認証情報をSIMと紐付ければSORACOMがJWTを生成・署名 → デバイス側のProvisioningを行うことなくGCPに接続可

  • GCP上のアプリケーションと双方向でデータ通信が可能 → コマンド送信や設定変更なども

本機能は、本日からカバレッジタイプ日本/グローバル共にお使い頂けます。

機能2: Funnel と Google Cloud Pub/Sub が連携

GCP の様々なサービスに対してデータを投入する入り口として、非同期かつスケーラブルなメッセージングサービス「Google Cloud Pub/Sub」が有用です。 大量のIoTデバイスから GCP へデータを収集するために、クラウドリソースアダプター Funnel で新たに「Google Cloud Pub/Sub」へのアダプターがご利用頂けるようになりました。

Funnel構成

  • 簡易なプロトコルでGCPにデータを送信可能 → 制約のあるデバイスでもGCP連携が可能に

本機能も、本日からカバレッジタイプ日本/グローバル共にお使い頂けます。

デモ動画

Funnel と Google Cloud Pub/Sub のデモ動画です。

二つのサービスの使い分け

IoT デバイスからデータを吸い上げるだけの用途であれば、Beam より Funnel をご利用頂いた方がより容易にシステムを構成可能です。 反対に、双方向での通信が求められる場合には、Beam をお使いください。

SORACOM では、今後もユーザ様のご要望を元に、様々な環境との連携を強化してまいります。ぜひ、機能要望などがありましたら、お知らせください!

ソラコム 松井