SORACOM Blog

ソラコムの最新情報をお届けします

SORACOM グローバル向け Air SIMでLTEサービスの提供を開始します!

こんにちは、ソラコムBDの大槻です。 久しぶりの投稿です。たまにはLPWAネタ以外を書きたいと思います。

本日よりSORACOM グローバル向け Air SIMにてLTEのサービス提供を開始します。 これまでご提供していたGSM/3Gに加え、LTEについてもご利用頂けるようになりました!

plna01-lte

SORACOM グローバル向け Air SIMとは?

日本を含む全世界でご利用頂けるSIMカードです。日本向けSIMでもご提供していたソラコムの各種サービスに加え、SMSのAPI連携やSIMのローカル情報取得、柔軟な回線状態の管理などが行えるIoT向けのユニークなSIMカードです。

LTEが使えるエリアは?

本日より米国、カナダ、ベルギー、チェコ、デンマーク、イタリア、フィンランド、フランス、ギリシャ、ルクセンブルク、ノルウェー、ポルトガル、スイス、シンガポール、トルコ、オーストリア、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、ニュージーランド、ロシア、南アフリカ、スペイン の23ヵ国でご利用頂けます。 今後対応国については順次拡大予定していきますので、詳細については下記サイトをご参照ください。 https://soracom.jp/services/air/cellular/price_global/

日本は使える?

もう少しお待ちください!3Gについては従来通りご利用頂けます。

料金は?

従来のSORACOM グローバル向け Air SIMと全く変わりません。plan01s、及びplan01s Low Data Volumeの料金プランをそのままご利用頂けます。

端末は?

各国通信事業者様の運用周波数(Band)に合っていればそのままご利用頂けます。各国におけるローミング先事業者については弊社までお問い合わせください。

最後に

昨年10月のグローバル向けAir SIMのローンチ時点でソラコムの加入者管理交換機はHLR(3G)/HSS(LTE)両対応で設計しておりましたが、実際に各通信事業者様との接続試験を行う中では多くの課題に直面しました。それでもエキスパートなエンジニア陣のお陰で、一つ一つ試行錯誤をしながら相互接続をクリアしていき、3Gサービスローンチから半年強でLTEについても無事にサービスを開始することができました。今後もエリア拡大や新サービスを拡充していきますので是非ご利用ください!

ソラコム 大槻

SORACOM Inventory に新機能を追加してPublicリリースしました!!

みなさま、こんにちは。ソラコム江木です。 本日、SORACOM Inventoryを大幅に機能追加してPublicリリースしました。 これまではLimitedPreviewとして、ご申請をいただいたお客様を対象に限定してご提供しておりましたが、本日よりどなたでも、もちろん1台からInvetoryをご利用いただけます!

そもそもSORACOM Inventoryとは

SORACOM Iventoryとはデバイス管理サービスです。 SORACOMといえば、IoT 向けのセルラー通信 SIM “Air SIM” を提供するSORACOM Airをイメージされるかとおもいます。Inventoryは、SIMや通信の管理とは異なり、IoTデバイスを管理します。

どんなデバイスを管理するのか?というと、OSがLinuxであるデバイス、加えてJava用のクライアントエージェントが動けば動作します。もちろん、インターネットに接続できることが必要です。

当サービスは、SORACOMのサービスをお使いいただいているお客様から、大量のデバイス毎にリモートからログインすることなく、デバイスの稼働状況や電波状態、バッテリー残量等を一元管理したい、デバイスの再起動やプロセス再起動などリモートからコマンドを実行したいという要望から生まれたサービスです。

SORACOM Inventoryのデバイス管理とは

Inventoryでは、OMA LightweightM2M(LwM2M)と呼ばれるデバイス管理のため軽量の M2M 用プロトコルを利用しています。デバイスとLwM2Mでは定義済みのモデルがあります。(リソースモデルといいます)

以下のような形式でモデルが定義されています。(ソラコムのユーザーコンソール)

詳しいモデルの定義は、LwM2M Object Registoryをご覧ください。

そして、InventoryではデバイスとSORACOMプラットフォームで通信を行い、APIやユーザーコンソールから、

  • デバイスのデータの読み書き(Read, Write)
  • コマンドの実行(Execute)をリモートで行う
  • デバイス情報の更新通知を受け取る(Observe, Unobserve)

さらに今回、新機能として、

  • デバイス情報をSORACOMアプリケーションサービス(Beam、Funnel、Harvest)と連携することができるようになりました!
  • カスタムオブジェクトの定義に対応しました!

SORACOM アプリケーションサービスを使用したクラウド連携

Observe(デバイスの情報に更新があれば更新された情報を通知する)したデータをBeam, Funnel, Harvestと連携することができます。 例えば、電波強度を Observe しておき、SORACOM Harvest に送ることで電波強度の推移を確認することができます。 また、SORACOM Beam、SORACOM Funnelを使用することで、お客様のサーバーやクラウドサービスにデータを送信することが可能です。

お客様は、デバイス情報のこれまでの変化を確認することができます。

カスタムオブジェクトの定義

Inventoryでは、LwM2Mをベースにしています。LwM2Mでは、LwM2M Registryに多くのリソースが定義されていますが、独自に定義することができます。これをカスタムオブジェクトと呼びます。 カスタムオブジェクトはXML, JSONで定義します。

料金

Inventoryをよりご利用しやすように料金体系も見直しています。 Inventoryの料金は、デバイス登録料と月額費用があります。

  • デバイス登録料:1デバイス 100円/台・回
  • 月額料金:
    • 1デバイス 50円/台・月 
    • 1,000〜4,999 アクティブデバイス : 45円
    • 5,000〜9,999 アクティブデバイス : 40円
    • 10,000〜 ご相談ください。

    • 月額料金には、1デバイスあたり100,000イベントまでの料金を含みます。イベントとはデバイス-Inventory間のメッセージのやりとりです。

毎月150円分の無料利用枠がありますので、ぜひお試しください。

新発表まとめ

Inventoryの新発表をまとめます。

  • デバイス情報をSORACOMアプリケーションサービス(Beam、Funnel、Harvest)と連携することができるようになりました!
  • カスタムオブジェクトの定義に対応しました!
  • 新しくご利用しやすい料金体系になりました。
  • そして、Public Betaとしてリリースしました!

ぜひご利用ください!

参考情報

Wio 3G SORACOM Edition を発表しました!

ご好評いただいているSeeed社が開発しているマイコンモジュールWio LTE JP Versionの新しいエディションを追加します! 本日より、Wio 3G SORACOM Editionの発売を開始しました。

Wio 3G SORACOM Editionの発売を開始しました。

(ちなみに、従来より扱っている)Wio LTE JP Version

Wio LTE JP Versionは、Seeed社が開発しているマイコンモジュールで次のような特徴があります。

  • Groveコネクター搭載
  • Arduino IDE互換
  • ARMベースのSTM32F4マイコン
  • LTE通信モジュール搭載

これに対して、本日発売開始するWio 3G SORACOM Editionは以下のような特徴があります。

  • (これまで同様に)Groveコネクター搭載
  • (これまで同様に)Arduino IDE互換
  • ARMベースのMCUを高性能化/メモリ容量増(STM32F439)
  • Quectel UG96を搭載 (日本を含むグローバルで利用可)
    • 800/850/900/1900/2100MHz@3G(UMTS) 850/900/1800/1900@GSM
  • なんといってもグローバル向け 3G/GSM モジュール搭載
  • なんといってもチップ型 SIM を搭載

グローバル向け Air SIM のチップ型SIMが搭載されているところが嬉しいところです。 海外でも使える、というだけでなくグローバル向け Air SIM の料金体系が適用されます。グローバル向け Air SIMでは、plan01s, plan01s-LDVの2種類のプランを選択できます。

plan01sでは 0.06 USD/日からご利用いただけます。 plan01s-LDVは、データ通信量の少ない用途向けに最適化された料金体系で 月額 0.4 USD(約45円)からご利用いただけます。

さらに使用しない場合は、利用開始待ち、利用中断中の状態にすることで基本料金がかかりません。(ただし、「利用開始待ち/利用中断中」から「使用中/休止中」状態への変更 1 回につき、アクティベーション料金(1.8 USD) が発生しますのでご注意ください。) よりIoT向けの料金プランになっています。

Wio 3G SORACOM Editionはグローバル向けユーザコンソール内で本日から販売開始しています。(料金 98 USD、税別、送料別) Wio LTE JP Versionと同様にGrove IoT スターターキット for SORACOM(Wio 3G SORACOM Edition)も5月中旬に販売開始予定です。7種類のセンサー、5 USD のクーポンが含まれます。様々なセンサーを使って、簡単に IoT の仕組みを構築いただけます。

どうぞご活用ください!

ソラコム nori 江木

ソラコムプラットフォームがMFA (多要素認証) と新SAM記法をサポートしました

こんにちは。ソラコムエンジニアの川上 (moz) です。そして私はmoznionでもあります。

本日はセキュリティに関するリリーストピックが2つありそれをブログをしたためている次第です。こうして皆さんにお伝えできることに、私はたいへん興奮しています!

トピックは以下の2つです:

  • Email addressとPasswordを用いた認証においてMFA (Multi-Factor Authentication/多要素認証) に対応しました
  • 新しいSAM記法 pathVariable()samUserName をサポートしました

Email addressとPasswordを用いた認証においてMFA (Multi-Factor Authentication/多要素認証) に対応しました

表題のとおり、Email addressとPasswordを用いた認証においてMFAに対応しました。RFC 6238で定義されている時間ベースのワンタイムパスワード (TOTP) を利用しています。

ルートアカウントでログインしている場合、ユーザーコンソールの右上のメニューから「セキュリティ」を選択すると……

context_menu

「多要素認証」というメニューが追加されています。

security_page

あとは本能の赴くままにクリックしていくと……どうでしょう、QRコードが出てくるではありませんか。

qrcode

これをGoogle AuthenticatorなどのMFAアプリで読み込み、出てくる認証コードを入力すると……おめでとうございます!! MFAか有効となりました。

なおこの時に表示されるバックアプコードは 必ず 保管して下さい。無くすと万が一の時にMFAを無効化できなくなります!

試しに認証をしてみましょう。

login

はい (SORACOM Discovery よろしくお願いします)。

otp

有効になっています、よいですね (SORACOM Discovery よろしくお願いします)。

api

もちろんAPI経由でもご利用いただけます。やりましたね。

MFA機能の詳細につきましては以下のドキュメントをご参照ください。

新しいSAM記法 pathVariable()samUserName をサポートしました

さて上級者の間でコアな人気を博しているSAMですが、この度新しい記法である pathVariable() 関数と samUserName 変数がサポートされました。

それぞれ説明していきましょう。

pathVariable() 関数はAPIのパス定義にあるプレースホルダーの値を取ってこれる関数となります。 例えば、API定義が PUT /operators/{operator_id}/users/{user_name}/password のAPIに対して、 PUT /operators/OP9999999999/users/IoT-TARO/password として呼び出されたとき、 pathVariable('operator_id')OP9999999999 となり、 pathVariable('user_name')IoT-TARO となります。

もう一方の新記法 samUserName 変数はその名の通り、SAMユーザー自身の名前が入っている変数です。 例えば IoT-TARO という名前のSAMユーザーでログインしているとしましょう。その場合、 samUserName には IoT-TARO が入ることとなります。

この2つを組み合わせると非常に強力な条件を書けるようになります。例えば以下のようにSAMパーミッション構文を書くと……

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{
  "statements":[
    {
      "effect":"allow",
      "api": "User:updateUserPassword",
      "condition": "pathVariable('user_name') == samUserName"
    }
  ]
}

SAMユーザーが自分自身のパスワードのみを変更することを許可できる (つまり、他SAMユーザーのパスワード変更処理は拒否する) ようになります。今までできそうでできなかった権限管理ですね。このような権限設定についてはたびたびご要望いただいていたのですが、このたびようやっと機能をお届けすることができました!

このSAM記法の更に詳しい情報につきましては以下のドキュメントをご参照ください。

https://dev.soracom.io/jp/docs/sam_permission/

というわけで今回は2つのセキュリティ関連の機能リリースについてお伝えいたしました。どうぞご利用ください!

ソラコム 川上 (moznion)

SORACOM Harvest で位置情報データをサポートしました

こんにちは、自分のために Nintendo Labo を買ってしまった yuta です。

今日は SORACOM Harvest が位置情報をデータをサポートしたという速報です。 これまでも SORACOM Harvest で位置情報を扱いたいというお声をいただくことがありました。今回ついにそれにお応えすることができました。 それでは、詳細を見ていきましょう。

使い方

まずは、"lat (または latitude)“, "lon (または longitude, lng, long)” を含むデータを SORACOM Harvest に POST してださい。 WioLTE のスターターキットには、GPSセンサーが入っているので、これを使うことができます。 WioLTE のサンプルスケッチが参考になりますので、ぜひチャレンジしてみてください。後日、SORACOM + WioLTE の GPS 対応スケッチを公開する予定です。

ユーザーコンソール から、SORACOM Harvest のページにアクセスすると、グラフ選択画面にピンのアイコンが追加されています。

chooser

これを選択するだけで、データが地図上にプロットされます。

map

ピンをクリックすれば、プレビューでデータの詳細を確認することもできます。緯度経度だけでなく、他のデータもあわせて送ると確認が簡単ですね。 緯度経度のデータは、画面上から CSV 形式や JSON 形式でダウンロードすることができます。

まとめ

今日は SORACOM Harvest が位置情報データに対応したよ、というお話でした。 現状では地図上にプロットができるというシンプルな機能にとどまっていますが、これからもユーザーの皆様の声を伺いながら開発を進めていきますので、ご期待ください。

清水

SORACOM Iconset に新アイコンが追加!

SORACOMアイコンセット

ソラコムの田渕です。SORACOMを使った構成図に欠かせないのが、「SORACOM Iconset 」です。 アイコンセットは、SORACOMが関連する図であれば、どなたでも利用でき、ウェブサイトで公開されています。

そして、本日「SORACOM Iconset 」がバージョンアップ!新アイコンが登場です。今回のアップデートは、プロトタイプデバイスやセンサー、そしてこれから急速に利用が増えていきそうなチップ型SIM(eSIM)や機械学習のアイコンが新登場。今回の「SORACOM Iconset 」の新アイコンを少しご紹介します!

プロトタイプデバイスと、センサー

今日発表になったWioデバイスのアイコンが新登場。さらに、「Grove IoTスターターキット」に含まれる7つのセンサー、これらが表現できるようになり、プロトタイプ開発の構成図が書きやすくなりました! device and sensor

 IoTデータが蓄積したら機械学習

いよいよIoT活用においては、データの分析が本格化してきています。それに合わせて、「機会学習エンジン」と「機械学習モデル」、そして死活監視や予兆検知などを表すグラフの種類が増えました。 machine learning

SORACOM funnelのアダプタ

個人的に欲しかったアイコンです。そして、SORACOM Funnelの漏斗的なデザインがそのままコンセントのようなデザインに取り入れられていてかっこいい。お気に入りのアイコンです。 soracom funnel adaptor

グローバル化を見据えた通貨

今までなぜか円マークしかなかったのですた、このたび$と€が登場。グローバルで金額を表現しやすくなりました。 currency

 そして今回のおまけアイコンは???

毎回、このアイコンはどう使うんだろう?と思わせるようなアイコンが混じっています。前回のアップデートのテーマは「宇宙」でしたが、今回のテーマは・・・「冒険」。どんなアイコンが追加されたか見つけてみてください。

SORACOMアイコンセット

ぜひIoTシステム構成図を書いてみてください! https://dev.soracom.io/jp/docs/sis/

ソラコム 田渕

接点情報をSigfoxに簡単に変換できる「ドライコンタクトコンバーター」がお求めやすい価格に

私生活の ON/OFF は苦手のソラコム松下(max)です

皆さんは「接点」をご存知ですか? 聞きなれない方が多いと思います。電灯の ON/OFF につかう、あの「スイッチ」が 接点 です。

この ON/OFF 情報を手軽にクラウドに送ることができるのが、ドライコンタクトコンバーター (ODC-01) です。 この製品は接点からの ON/OFF 情報を Sigfox を通じてクラウドに送信できるほか、「IP65 (防塵、防水)」「最長5年稼働なバッテリーを内蔵」と、屋内だけでなく屋外でも利用可能なゲートウェイ機器です。

dcc-new-price/dcc

今回は ドライコンタクトコンバーター (ODC-01) を、Sigfox データ通信料込1年間分も含めて これまでのお値段の半額以下 14,980 円 と、よりお求めやすい価格に改定しました。

※迷わず購入される方は 購入の仕方 をご覧ください

そもそも「接点」とは

接点については スイッチ入門 - スイッチとは / パナソニック初歩からのスイッチ | スイッチの基礎知識 / オムロン電子部品情報サイト に詳しい解説が載っておりますので、ご参考になさってください。

一言でまとめるならば「スイッチ」です。

「接点」とドライコンタクトコンバーターの接続

一番手軽なボタンとドライコンタクトコンバーターを接続してみたのが、こちらの例です。

dcc-new-price/btn

ボタンから直結ですね。実は、ドライコンタクトコンバーターのバッテリーは、動作用の電源だけでなく、相手機器(この場合はボタン)からの信号を受け取るための電圧としても利用されているため、相手機器側に電源や複雑な回路が不要なのです。 (仕組みは「ドライ接点」で検索してみてください)

そのため、非常に手軽に接点機器を IoT 化できるのが特徴です。

「接点」でできること

接点は極めてシンプルな仕組みです。そのため、多くの機器で使われています。

  • ボタン、マグネットスイッチ
    • 呼び鈴 (押された時に ON)、ドアの開閉 (開閉に ON/OFF)
  • 防犯センサー
    • 人感、通過検知、ガラス破壊
  • 防災センサー
    • 熱、けむり、ガス漏れ、水位
  • PLC
    • マイコンによる 0/1 出力判定

これらの機器を、簡単に Sigfox ネットワークで IoT 化できるというのが、ドライコンタクトコンバーターの最大の利点です。

購入の仕方

ドライコンタクトコンバーターは SORACOM から直接ご購入いただけます。 まずは SORACOM Air for Sigfox の利用方法 に沿ってアカウント作成などの手続きを完了してください。

その後 SORACOM コンソール上から「発注」→「Sigfox」とすすめると、購入することができます。

dcc-new-price/howtobuy

※スクリーンショットは価格改定前でございます。今は新価格になっておりますので、ご安心ください!

おわりに

IoT を成功させるポイントは「作らず、利用する」です。ドライコンタクトコンバーターは完成されている製品であり、利用するにはうってつけです。今回の価格改定で、試作の段階から利用できる製品として、みなさんの IoT プロジェクトの成功のお役に立てれば幸いです。

ソラコム “MAX” 松下

チップ型SIM(eSIM)のお試しサンプルの販売を開始しました

みなさま、こんにちは。

本日、チップ型SIM(eSIM)のお試しサンプルの販売を開始しましたので、お知らせします。

チップ型SIM(eSIM)のお試しサンプル販売開始

グローバル向けAir SIMでは、これまでもチップ型SIMを提供していました。ただし、当チップ型SIMは3,000枚からのご提供となり、少数ロットサンプルのご要望を多く頂いていました。

今回、このような10個入りでお届けします。

チップ型SIM(eSIM)のお試しサンプル

商用版チップ型SIM(eSIM)と同様ですが、上記のとおり10 枚綴りのリール形状のサンプルとなります。試作機開発、表面実装のお試しに最適です。

なお、当チップ型 サンプル 10SIM packの表面実装方法(半田付け)については当社サポートの対象外となりますので予めご了承ください。 詳細については、グローバル向け Air SIM データシートをご確認ください。

グローバル向けユーザコンソール内で本日から販売開始しています。(料金 99 USD、税別、送料別)

どうぞ、ご利用ください!

ソラコム nori 江木

初めての「技術ブログ」書き方のご紹介

技術ブログは「書く」というより「記す」というのがシックリきている、ソラコム松下(max)です

約1年前の2017年3月にテック・エバとして活動を開始し、講演のほかブログでも情報発信しています。 年間で20本以上のブログを書いてくるうちに、だんだんと書き方がわかってきました。ですので、今回は 技術ブログの書き方ブログ を紹介します!

技術ブログは「未来の自分へのドキュメント」

技術ブログは普通のブログとは異なります。 未来の自分へのドキュメント です。

「あー、これ既にやったことあるなー。なんだっけ?」とググった先が自分のブログであってほしい、そんな思いで書いてみてください。 一番最初の利用者が自分、すなわちドッグフーディングしましょう。これはサービス開発でも、ブログでも共通して言えることです。

もし、手元に「メモ的なテキスト」があるならば、それはブログにできるかもしれません!

まずはタイトル付け

改めて技術ブログの構成を見てみると、実はタイトルと中身だけです。この二つをサクっとできるようになると、いつでもブログを書くことができますので、マスターしましょう。

ブログ全般に言えることですが、タイトルをつけるのが難しい! 逆に言えば、タイトルがついてしまえば中身を書くのは比較的簡単なのです。

技術ブログは大きく3つに分類されます。それぞれのケースで使いやすいタイトルのアイデアを書いておきました。

  • トライ系

    • ~をやってみた
    • ~をする方法
  • 紹介系

    • ~とは
    • ~はこんな時に使える
  • レポート系

    • ~に参加した
    • ~で分かった事

検索でヒットした時に、タイトルだけで中身が想像できるように、固有名詞(製品名、サービス名、技術名、機能名、イベント名などなど)を盛り込むことを忘れないようにしましょう。

次は中身

タイトルが決まったら、あとは中身です。

私なりの「読みやすくて役立つ技術ブログ」の共通点と、心がけていることが4つあります。

  1. 1つの記事には1つの物事や結論になるようにスコープを小さくする(=タイトルと一対一になるように)
  2. 記事の冒頭で「何を目的にして、何を行ったか」を書く
  3. 1つの記事の中の小見出しを少なくする
  4. 全体的に文字数を少なくする

全般的に言えることは 簡潔であればあるほど読みやすい という事になるでしょう。

ここまで書いてて気が付きましたが、実はこの考え方は 良いコードを書く方法 と考え方は同じですね。コードも技術ブログもコンパクトなのが美しいです。

短い技術ブログの例

Oracleのlistener.logローテーション方法 という記事を見てみましょう。

めっちゃ短い。でも、「未来の自分へのドキュメント」としては十分ではないでしょうか。

長くなったらどうするか

プログラムコードと同様に分割しましょう。ネタがもう一つ増えてラッキーですね!

具体的な分割例ですが、「トラヒック計測ツール pmacct を使ってみる」 という記事があります。これは元々「低トラヒック用途向け新料金体系 「Low Data Volume」の購入方法&使いどころ」の記事からの分割をしました。

理由は、料金の紹介なのに pmacct というツールの紹介を盛り込むのは、1つの記事で2つの物事になってしまうからです。

技術ブログの流れ&テンプレ

こんな流れで書くのはどうでしょうか。もちろん全部書く必要はありません。

  • トライ系 (参考: トラヒック計測ツール pmacct を使ってみる )

    • 何を目的に、何をしたのか。(達成できてない場合は「できてません」も冒頭で)
    • 結論やわかったこと。(要するに、ってやつですね)
    • 実際に行った事
      • 準備(例えば OS のバージョンとか、買ったものとか。これ、結構重要です)
      • 実際にやったこと
    • 結論やわかったことに対する補足
  • 紹介系 (参考: LTEモデム搭載済みプロトタイプ向けデバイスの販売を開始しました!)

    • 製品やサービスが開発された背景
    • 製品の紹介
      • 製品やサービスの特徴や、使う事でのメリット(スペックは極力書かない)
      • 使い始めるまでの手順
      • どこで買えるの?
      • マニュアルへのリンクや、関連サービスの紹介
  • レポート系 (参考: 伊那市 LoRaWAN ハッカソン レポート)

    • 参加の目的
    • 「自分なりの」結論や得られた事(セミナー等の場合)
    • 当日の様子
      • 自分が行った事
      • 発表者と「自分なりの」要約
    • 参加の感想とふりかえり(目的が達成できたか等)
    • レポート系の場合は写真が重要 撮って撮って撮りまくれ

技術ブログを掲載する場所

技術ブログはどこで書いて公開できるのか?という件について調べてみました。

  • Qiita
    • やはり安定の Qiita でしょうか。たまーに書きたい、と言う時には便利です。個人的には「会社的にはサポートがちょっと難しいけど、技術的には可能だよ!」というネタを書くようにしています。
  • はてなブログ
    • こちらも定番。結構頻繁に書く人におすすめです。いわゆる「セルフブランディング」にも役立ちそう。
  • Blogger
    • 技術ブログの老舗なのかな。 Google がやってます。標準ではコードハイライトが入っていませんが、カスタマイズできる ので、なんとでもなりそう。
  • Medium
    • 海外勢。最近技術ブログの URL に出てくるようになった気がします。

あとは Wordpress 等のブログエンジンを活用して、自分で立ち上げるといった事も多くみられます。

掲載する場所についての注意

ありがちなのが「サイト立ち上げ燃え尽き症候群」と「カスタマイズ燃え尽き症候群」です。 Wordpress でサイトを立ち上げた!自分好みのデザインにカスタマイズした!そこで満足してしまい、コンテンツを書く気力までたどり着かないということがあります。(私もそうでした)

そのため、なるべくサイトは立ち上げない(サービスを利用する)、あるもので満足する、そんなことを心掛けていただき、中身を作るほうに気力を持っていってください。

画像の取り扱いは Google Drive が便利

どのブログでも課題になるのが「画像」(私調べ) 例えば ID や key といったセンシティブ情報をマスキングしたり、トリミングなどなど、、、正直面倒くさいです。

そこで活用いただきたいのが Google Drive の「Google 図形描画」です。 もちろん、このブログの画像も Google Drive で作成しています。

このようにスクリーンショットを貼りつけたうえで、必要な文字やマスキングを行うことができます。

この編集した画像を直接参照する機能が Google 図形描画にはあります。 それが「ウェブに公開」です。公開をすると、公開用の img タグ、もしくは src に使える URL が入手できますので、これをそのままブログに書くだけです。

このツールを使うメリットですが下記の通りです。

  • ブラウザだけあれば、画像編集ができます。レタッチソフトは不要です
  • 公開後に画像上での変更が発生しても、再アップロードが不要です

※注意:普段のドキュメント共有に使う「共有」機能では、このように img タグとして使うことはできませんのでご注意ください。

ブログが上達するためには?

正直申し上げると、私もうまくありません。(Qiitaに書いてる記事のイイネの数を見てやってください) ただ、技術ブログは「未来の自分へのドキュメント」です。上手に書くよりも、残ることが重要です。 要するに自分のためにやってみましょう!

そして、上達するには「マネをする」「何度も練習する」この二つです。マネについては、ご紹介したテンプレを使ってみてください。 実はこの記事も「紹介系」のテンプレの通り進めています。テンプレで紹介したポイントがどこにあるのか?と考えながら見てみてください。

おわりに

私が一番うれしいのは、同僚から「ググったら、おぬしのブログが出てきた。参考にさせてもらったよ」と声をかけてもらう事です。 みなさんもぜひ、ブログで「役立ったなー」と思った時には、TwitterやFacebookでのシェアや「いいね」などでリアクションしてみてください。

最後に、SORACOM 関連のブログ書いたら Twitter へ #SORACOM というハッシュタグをつけてツイートしてみてください。ソラコムの社員はそれが大好物でして、 SORACOM Blog でも、 “3月の IoT 記事まとめ” といった形で紹介させていただきたいのです!

ソラコム “MAX” 松下

ソラコム合宿レポート

みなさまこんにちは。ソラコムバックオフィス担当の asako です。今回はつい先日ソラコムで久々に行われた合宿について同じくバックオフィスメンバーの shuko と共同でレポートしたいと思います。

ソラコムではサービスローンチ前に一度合宿を実施をしたことがあるのですが、この時はまだメンバーも10名程度と少なく、とてもこじんまりしたものでした。 参加メンバーによると、この時はまだ世に出ていなかったサービスの価格などについてどうしようか、と皆で額を寄せ合って考えたそうです。振り返ると隔世の感がありますが、実は月日でいうとわずか2年半前の話だということに改めて驚かされます。

今回の合宿は総勢30名超。もはや自家用車での分乗などでは済まされず、ホテルが用意してくれた送迎バスにすし詰めになって仲良く出発です。 camp1

向かった先は千葉の館山のWEST PENINSULA HOTELです。出発した時は曇天でしたが、館山に着いた頃には晴れ間がのぞきすっかり好天に!幸先の良いスタートです。 camp2

笑顔のスタッフさんに迎えられ合宿先のホテルに入ると目の前は青い海!まるで外国にいるかの様です。ホテルのオーナーがソラコム代表の玉川(ken)の知り合いのため、特別条件で利用させていただくことができました。本当にありがとうございました。

美しい海をバックにこだわりの美味しい食事に舌鼓を打ったのち、早速セッションスタートです。 ソラコムでは四半期に一度QBR(Quarterly Business Review)という全体会議を行なっており、四半期の振り返りと今後についての議論の他、ソラコムのビジョン・ミッションの再確認と、リーダーシップステートメントの徹底的な共有を行いますが、今回は普段と異なる環境ということも手伝って、より新鮮な気持ちで向き合えた気がします。

QBR以外にも、初の試みとしてアンカンファレンス(Unconference:事前に議題が決まっておらず、参加メンバーが議題を決めて結論を導く討論形式)というものを数本行ったのですが、とても実りが多く結果的に今回の合宿の一番のハイライトとなりました。

アンカンファレンスのやり方はいろいろあるようですが、今回の合宿ではメンバーそれぞれが思いつくままにお題をポストイットに書き出し張り付けて行くところから始まり、お題のグルーピング、投票による議題の選抜、グループに別れて議論という流れで行ないました。経営陣はバタフライと呼ばれるロールで各グループを回り議論を促したり、時には議論に参加したりしていたようですが、個人的にはグループ内での議論が白熱しすぎていて途中まで全く気づきませんでしたw。(でも、写真で振り返るとどのチームも同じ状況だった様子が残っており、みんなきっとそうだったに違いない..)とにかくあっという間のひと時でした。 camp3

1つのセッションが終わるたびに発表を行い、3つ終わる頃には今のソラコムを切り取る大きな絵がぼんやりと見えてきました。メンバーからは、普段個々人が思っていた問題意識が結果的に多くのメンバーが考えていることと同じだったという発見の声や、短時間で具体的な解決策までを導き出すやり方がハッカソンみたいだ、という驚きの声、会社の存在意義について考えることになり今後も続けるべきだという協賛の声などが次々と上がり、早速今後のイベントとして定着していくことが決まりました。 議題はどれも最終的に実務に結びつくアクションアイテムとすることが必須で、アンカンファレンスでの議論を引き継ぎ、それぞれのタスクフォースチームが実際のアクションに向けて今も動いています。

さて、ここでshukoにバトンタッチして、裏方のちょっとした苦労話を披露してもらいたいと思います!

はじめまして、バックオフィスメンバーのshukoです。ここでは合宿の成果や白熱した議論から離れて、裏方目線の舞台裏を少し語らせてください。 ご存知の通りソラコムはエンジニアドリブンで自由な社風が特徴の会社です。普段の働き方もすこぶる自由なため、なにしろ全員が出発時間にオフィスに集まってくれるか心配。私は「とにかく行きも帰りも対象者全員をバスに乗せる」をひそかに自分のミッションにしていました(笑)

企画中は社内でプロジェクトチームを作り、合宿のプログラムや時間配分を決め、レクリエーションも知恵を出し合って決めました。普段は大阪からリモート勤務しているメンバーもプロジェクトチームに入り、更にチームの一体感が増しました。

そんなこんなで当日を迎えましたが、肝心のプログラムは面白いほど時間配分の通りに進んでくれません!到着後のランチも美しい景観を楽しみながら誰一人焦ることなくゆっくり楽しんでしまい、セッションも白熱して時間が押しまくります。とりわけリーダーシップステートメントの再確認、具体的にはこの四半期で実際にリーダーシップステートメント体現していたメンバーを讃えるソラコムを象徴する儀式ですが、これが盛り上がって延々終わる気配がありません。裏方としてはだいぶハラハラしながら、レストランのスタッフさんに「夕飯の時間を遅らせてください!」とお願いに行ったりと終始バタバタでしたが、ホテル内を小走りしながら「でもこれがソラコムのいいところだよなー」と感動したりもしていたのでした。

2日目のレクリエーションはランチを兼ねたBBQでした。ホテルには全天候対応型のBBQスペースがあり食材の調達から火起こしまで準備してもらえる至れり尽くせりのBBQでした。ホテルの設備は本当に素晴らしく、BBQスペース以外にもカラオケルームやビリヤードなどもありましたが、事前に予約していなかったので楽しみは次回にとっておくことになりました。カラオケルームを見つけたカラオケ大好きメンバーがその日は歌えないと知って、今まで見たことがないほどションボリとしていたそうなので、次回のレクリエーションはカラオケにしてあげようと思います(館山じゃなくても出来るじゃん!というのはさておき。笑)

レクリエーションも終わり、いよいよ全員をバスに乗せ東京へ向けて走り出したとたん、緊張が解けたのか、単にお腹がいっぱいだったからなのか、急に眠気に襲われ寝落ちしてしまいその姿を激写される始末。でも「とにかく行きも帰りも対象者全員をバスに乗せる」というミッションを完遂できただけで個人的には大満足です。

1日目の夜、ソラコムのサポートエンジニア兼専属カメラマンのtomoと有志のメンバーでライトペインティングにチャレンジしました。冷たい海風が吹き荒ぶ中、誰も離脱せずに成功するまで頑張って最高の1枚が撮れました! 以上、裏方も参加メンバーも大満足の合宿でしたが、この良さを海外のチームメンバーにも伝えようとしたところ、すでにslack(社員のコミュニケーションツール)にある#photoチャンネルにて熱気溢れる様子がtomoからシェアされており、言葉以上のものを感じ取っていたようでした。みなさんにも少しではありますが、ソラコム第2回目の合宿の様子が伝わっていれば幸いです。 camp4

ソラコム 平 / 山田