SORACOM Blog

ソラコムの最新情報をお届けします

SORACOM Beam が1歳となり、GAとなりました!

ソラコムの安川です。

ちょうど一年前の今日、IoTプラットフォームSORACOMをローンチしました。この一年でSORACOMを利用するお客様の数は3,000を越え、当初AirとBeamの2つだったサービスも計8つに増え、活用の幅も各種業界に幅広く広がったことを思うと、本当に1年の出来事だったのか信じられない気持ちになります。これもひとえに多くの皆様に温かく応援してくださっている皆様のおかげと感謝しております。

SORACOM Beam GA!

今日はちょうど1歳となったサービスの1つSORACOM Beamに関するニュースをお届けしようとこのブログを書き始めました。1年間Public Betaとして皆様のフィードバックを受けながら進化を続けてきたSORACOM Beamですが、本日リリースされたログ取得機能を備えて、皆様からのメジャーなフィードバックを一通り実装し終えたことを受け、Public Betaを外し、正式にGAとさせて頂きます!

SORACOM Beam GA

そもそもSORACOMのPublic Betaは実用に耐えないおためし版という位置づけではなく、サービスの運用としてはProductionシステムにご利用頂けることを前提としていますが、お客様からのフィードバックをもとに、頻繁に大きな機能追加、進化を続けるという意味を込めております。実際に、リリース以来、SORACOM Beamには下記のような機能追加を行ってきました。

こうして振り返ってみると、どれもフィードバックを下さったお客様たちの顔が目に浮かぶ思い入れある機能ばかりです。UDP to HTTP変換の背景はリンク先のBlog に書いたとおりWHILLさんからのフィードバックが主でしたし、WebサイトエントリポイントやカスタムヘッダはTwitterやSNSで寄せられた声を元にソラコムサンタからお届けした機能でした。

今回Public Betaを外すことで、SORACOM Beamの進化が止まるわけではありませんが、皆様から寄せられれたフィードバックの多くを実現できたことを受けて、GAとさせて頂いた次第です。今後さらに多くのお客様にお使いいただければとソラコムチーム一同、願っております!

SORACOMの開発方針

実は先述のSORACOM Beamが進化してきた流れは、SORACOMの開発方針が色濃く現れた例ともなっております。

世界中で広く使われて、愛されるプラットフォームとなるために我々が大事にしているのは、「利用される皆様にとって必要なものは何か」、「その必要なものをいかに早く届けるか」といったところです。これはちょうど本日公開した我々のリーダーシップ・ステートメントのCustomer Centricにも基づく方針です。

上記を踏まえて行っている開発のサイクルを説明した図が下記です。

SORACOMの開発方針とサイクル

  1. まずお客様の実現したいことと課題、SORACOMに対するフィードバックを聞く
  2. お客様の共通の課題は何で、それをプラットフォームとしてどう解決すべきかを考える
  3. プラットフォームとして提供すべき機能を最小限実装する
  4. 実装したものをPrivate Beta, Limited Preview, Public Betaと内容によって出し方は変えつつも、まずはお届けして使って頂く

この1-4を繰り返し繰り返し実行することで、プラットフォームを進化させていくというのを常に意識して、ロードマップや優先度を日々更新しながら開発を行っています。その実際の例の1つが先述のSORACOM Beamといえるかと思います。

また、そうしていく中でお客様もある課題が解決されると次の課題が見えてくるので、さらなるフィードバックが得られてきます。

例えばBeamでPublic Endpointを持つサーバには安全かつ高効率でデータを送れるようになったことを受けて、今度はPublic Endpointを設けることはバックエンド側のセキュリティリスクに目が行くようになり、閉域網接続のためのCanal, Direct, Doorが産まれてきました。また、Beamだけだとクラウドサービスとのインテグレーションにもう数ステップ必要という課題から、Funnelが産まれました。

SORACOM Gateも、ある時期から端末に直接Global IPアドレスを付けてアクセスしたいというご要望の増加が顕著だったために検討したサービスだったりします。SORACOMリリース当初はこんなBlogを書いて、NAT超えを皆様実装してくだされば解決するから大丈夫と思っていたのですが、蓋を開けてみたらその考えは誤りで、解決にならなかったことがわかったので、その学びから何とか解決する手段はないかと模索してSORACOM Gateの開発に至った経緯です。

まとめ

ちょうどサービスローンチから一年ということと、SORACOM BeamのGAのタイミングということで、この機会に、SORACOMの開発方針やその背後にある考え方を書き出してみました。私のBlogは毎回この締め方になってしまいますが、みんなのSORACOMは皆様のフィードバックを受けて進化していきます。これからも皆様の声をお聞かせ下さい!